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最終更新日:2017.10.16

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土壌物理学

土壌物理学

A5/144ページ/2005年05月28日
ISBN978-4-254-43092-9 C3061
定価3,132円(本体2,900円+税)

宮崎毅 ・長谷川周一 ・粕渕辰昭 著

教科・科目 : 農学

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紀伊國屋書店 旭屋倶楽部 東京都書店案内

大学初年級より学べるよう,数式の使用を抑え,極力平易に解説した土壌物理学の標準的テキスト。〔内容〕土の役割/保水のメカニズム/不飽和浸透流の諸相/地表面の熱収支/土の中のガス成分/土中水のポテンシャルの測定原理/他

編集部から

 「本書は、対話の中から生まれた教科書である。」本書の序文はこの一句から始まる。『土壌物理学』がまさしくそのとおりの本であることを、企画に携わった身として証言できる。率直な批判と提言、時には揶揄やからかいさえも互いに交わしあえる間柄の執筆者同士だけで一冊の教科書が編まれるのは稀なことであり、また幸福なことである。
 土壌物理学は勃興してまだ年月の浅い学問であり、日本語での教科書は皆無といえる。海外の原書を読むのは初学者には敷居が高く、翻訳すればどうしても値段が高くなる。それらの要請から、本書は執筆された。文章は平易に、数式は多用せず、章ごとに演習問題と解答を配し、かつ頁数はあまり多くなく、手に取り読了しやすい薄さに抑える。近年の大学生向け教科書の多くが志向する(せざるをえない)方向性だが、これを完遂できた本もまた稀である。土壌について学ぼうとする農学者、また農業について学ぼうとする工学者にとっても、至適の入門書としてお薦めできる。

目次

1. 土とは何か
 1.1 土の役割
 1.2 土の組成
 1.3 水の性質
 1.4 粘土の性質
 1.5 土の構造
2. 土の保水性
 2.1 保水のメカニズム
 2.2 土中水のポテンシャル
 2.3 水分特性曲線
 2.4 水分恒数
3. 土の中の水移動
 3.1 細い円管内の水の流れ
 3.2 飽和流
 3.3 不飽利流
 3.4 不飽和浸透流の諸相
4. 土の中の溶質移動
 4.1 溶質移動のメカニズム
 4.2 潜質の吸着と脱着
 4.3 潜質移動現象とブレークスルーカープ
5. 土の中の熱移動
 5.1 土の温度
 5.2 地表面の熱収支
 5.3 土の中の熱伝導現象
 5.4 比熱,熱容量,温度伝導度
6. 土の中のガス移動
 6.1 土の中のガス成分
 6.2 土の中のガス移流
 6.3 土の中のガス拡散(水蒸気以外の場合)
 6.4 土の中のガス拡散(水蒸気の場合)
 6.5 フィールドで見られるCO2ガスの挙動
 6.6 微生物による土中のCO2ガス発生と拡散現象
 6.7 その他のガス移動
7. 土の中の移動現象を表す基礎方程式
 7.1 連続の式
 7.2 飽和浸透流の基礎方程式
 7.3 不飽和浸透流の基礎方程式(リチャーズ方程式)
 7.4 溶質移動の基礎方程式(移流・分散方程式)
 7.5 熱移動の基礎方程式
 7.6 ガス拡散の基礎方程式
 7.7 移動現象の基礎方程式
8. 土壌物理の測定原理とその活用
 8.1 土中水のポテンシャルの測定原理
 8.2 TDRを用いた土壌水分量の測定原理
 8.3 飽和透水係数の測定原理
 8.4 土の熱伝導率の測定原理
9. 環境問題と土壌物理学
 9.1 土壌物理学の歴史と環境問題
 9.2 溶質移動が関与する環境問題と土壌物理学
 9.3 土の不均一性が問題となる場合の土壌物理学的手法
 9.4 土壌侵食問題に対する土壌物理学の寄与
参考文献
付録 本書に使われた記号
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