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内容紹介
生活者の視点で金融リテラシーを身につけることで,経済社会での自分の立ち位置を意識し,意識的な選択行動ができるようになる。〔内容〕生活と金融/稼ぐ・使う/生活設計/貯める・遺す/借りる/リスク管理/ふやす/相談する
編集部から
◆家政・経済系学部をはじめ,学部初学者を対象として大学講義など金融教育に最適.
◆高校生,大学生から生活経済に興味のある新社会人まで.
◆金融庁と金融広報中央委員会(日本銀行)が事務局の金融経済教育推進会議連携講座をもとに構成.
◎本書について
これからの時代にひとり立ちする若い世代は,親の世代とは異なる社会環境の中で,必ずしもモデルのない人生設計,とりわけ職業,キャリアデザインを描くとき,金融の知識を必要とする.また,持続可能な社会づくりにむけた金融教育の重要性が,世界規模で認識され,国際機関などで連携をしつつ,各国でも試行錯誤がされている.本書は,10名の生活経済学の研究者が大学教育での14回分の授業を想定し,執筆したものである.日本では2014年から2017年に金融庁と金融広報中央委員会が事務局となり,金融業の各界の方を講師として大学において15回の連携が行われている.この連携講義を参考にしながら,生活経済学会の学術交流員会での活動を基盤に,生活者の側から考える金融教育の今後の展開を期待し体系だて整理した.
目次
第1部 総論
第1章 生活から金融を考える 上村協子
第2章 お金と経済 藤野次雄
第2部 家計管理・生活設計
第3章 人生とお金 重川純子
第4章 稼ぐ・使う 重川純子
第5章 生活を設計する① 藤田由紀子
第6章 生活を設計する② 斎藤悦子
第7章 貯める・遺す 上村協子
第3部 金融と生活
第8章 お金を借りる 宮村健一郎
第9章 生活者のリスクについて考える① 米山高生
第10章 生活者のリスクについて考える② 米山高生
第11章 お金をふやす① 村上恵子
第12章 お金をふやす② 村上恵子
第4部 社会とつながる
第13章 お金について相談する 伊藤宏一
第14章 持続可能な社会を創る 上村協子
執筆者紹介
監修
吉野直行(アジア開発銀行研究所所長/慶應義塾大学名誉教授)
編集
上村協子(東京家政学院大学)
藤野次雄(横浜市代表監査委員/横浜市立大学名誉教授)
重川純子(埼玉大学)
執筆者
伊藤宏一(千葉商科大学)
上村協子(東京家政学院大学)
斎藤悦子(お茶の水女子大学)
重川純子(埼玉大学)
藤田由紀子(大東文化大学非常勤講師)
藤野次雄(横浜市立大学名誉教授)
宮村健一郎(東洋大学)
村上恵子(県立広島大学)
米山高生(東京経済大学/一橋大学名誉教授)