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最新 理論言語学用語事典
畠山 雄二(編)
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内容紹介
「言語学は,いったいどこに向かっているのか」80-90年代のような言語学の大きな潮流・方向性が見えない時代と世界。それでも,言語学が「行くべき道」は見えなくもない。その道を知るために必要となる言語学の最先端全200項目をそれぞれ2ページで解説する。言語学の巨大な森を見渡す事典。〔内容〕認知言語学,機能文法,ミニマリスト・プログラム,形式意味論,言語獲得,生物言語学,主要部駆動句構造文法,言語哲学,日本語文法,構文文法。
編集部から
目次
1. 認知言語学
1.1 スキーマ (黒田一平・谷口一美)
1.2 認知的際立ち (黒田一平・谷口一美)
1.3 メトニミー (黒田一平・谷口一美)
1.4 ブレンディング (黒田一平・谷口一美)
1.5 認知言語学 (宇野良子)
1.6 概念メタファー (宇野良子)
1.7 記号体系としての文法観 (宇野良子)
1.8 意味の弾性 (宇野良子)
1.9 プロトタイプ・カテゴリー (谷口一美・木本幸憲)
1.10 フレーム (谷口一美・木本幸憲)
1.11 行為連鎖モデル (谷口一美・木本幸憲)
1.12 参与者とセッティング (谷口一美・木本幸憲)
1.13 主体化 (貝森有祐)
1.14 文法化 (貝森有祐)
1.15 メンタル・コーパス (貝森有祐)
1.16 対話統語論 (貝森有祐)
1.17 心的走査 (田丸歩実・谷口一美)
1.18 主観化と間主観化 (田丸歩実・谷口一美)
1.19 イメージ・スキーマ (田丸歩実・谷口一美)
1.20 メタファー写像 (田丸歩実・谷口一美)
2. 機能文法 (田中江扶・本田謙介・畠山雄二)
2.1 機能主義
2.2 情 報
2.3 談 話
2.4 話 題
2.5 焦 点
2.6 視 点
2.7 際立ち
2.8 結束性
2.9 同一場面性
2.10 文 脈
2.11 同 定
2.12 曖昧性
2.13 関連性
2.14 容認性
2.15 棲み分け
2.16 自己制御性
2.17 観 察
2.18 ポライトネス
2.19 タイポロジー
2.20 コーパス
3. ミニマリスト・プログラム
3.1 強い極小主義命題 (寺田寛)
3.2 一致操作 (寺田寛)
3.3 位 相 (寺田寛)
3.4 位相不可侵条件 (寺田寛)
3.5 素性継承 (寺田寛)
3.6 最簡型併合 (寺田寛)
3.7 関係項 (寺田寛)
3.8 対併合 (寺田寛)
3.9 付票貼付演算法 (寺田寛)
3.10 転 送 (寺田寛)
3.11 ボトムアップ式極小主義vs.トップダウン式極小主義 (小林亜希子)
3.12 島 (小林亜希子)
3.13 コントロール (小林亜希子)
3.14 スコープ再構築 (小林亜希子)
3.15 指定部-主要部の一致 (小林亜希子)
3.16 規準凍結 (小林亜希子)
3.17 主要部移動 (小林亜希子)
3.18 側方移動と並列併合 (小林亜希子)
3.19 双頂構造 (小林亜希子)
3.20 無改変条件 (小林亜希子)
4. 形式意味論
4.1 Kaplanの怪物 (今仁生美)
4.2 様相基盤・順序源 (今仁生美)
4.3 証拠性 (今仁生美)
4.4 因果的前提意味論 (今仁生美)
4.5 表出表現 (今仁生美)
4.6 様相従属 (今仁生美)
4.7 条件文における確率的アプローチ (今仁生美)
4.8 尺度含意とゲーム理論 (今仁生美)
4.9 探索意味論 (今仁生美)
4.10 自由選択許可 (今仁生美)
4.11 (非)真実性 (藏藤健雄)
4.12 代替意味論 (藏藤健雄)
4.13 総記化 (藏藤健雄)
4.14 文法に基づく論理的無意味性 (藏藤健雄)
4.15 形容詞の極性 (藏藤健雄)
4.16 比較構文 (藏藤健雄)
4.17 複数性 (藏藤健雄)
4.18 選択関数 (藏藤健雄)
4.19 個人的嗜好述語 (藏藤健雄)
4.20 無変項意味論 (藏藤健雄)
5. 言語獲得 (鈴木孝明)
5.1 名詞バイアス
5.2 語意学習に関する制約
5.3 統計的学習
5.4 心の理論と言語発達
5.5 プリエンプション
5.6 定 着
5.7 動詞の島仮説
5.8 量化子拡張解釈
5.9 統語的ブートストラッピング
5.10 連続性仮説
5.11 成熟説
5.12 主節不定詞
5.13 原理Bの遅延効果
5.14 意味的部分集合の原理
5.15 埋語と空所の依存関係
5.16 構造的距離の仮説
5.17 臨界期仮説
5.18 第二言語習得におけるUGアクセスモデル
5.19 第二言語における機能範疇の習得
5.20 シャロー・ストラクチャー仮説
6. 生物言語学
6.1 生物言語学と進化言語学 (藤田耕司)
6.2 言語の生物進化と文化進化 (藤田耕司)
6.3 原型言語 (藤田耕司)
6.4 変化をともなう由来 (藤田耕司)
6.5 前適応・外適応 (藤田耕司)
6.6 併合の運動制御起源仮説 (藤田耕司)
6.7 内在化と外在化 (藤田耕司)
6.8 線形化 (藤田耕司)
6.9 単一起源仮説と多地域進化仮説 (藤田耕司)
6.10 超越性と転位 (藤田耕司)
6.11 ティンバーゲンの4つの問い (岡ノ谷一夫)
6.12 相互分節化仮説 (岡ノ谷一夫)
6.13 エピジェネティクス (岡ノ谷一夫)
6.14 エボデボと深層相同 (岡ノ谷一夫)
6.15 自己家畜化 (岡ノ谷一夫)
6.16 ミラーニューロン (岡ノ谷一夫)
6.17 言語と音楽 (岡ノ谷一夫)
6.18 人工文法学習 (岡ノ谷一夫)
6.19 独立進化仮説と統合理論 (岡ノ谷一夫)
6.20 正直な信号 (岡ノ谷一夫)
7. 主要部駆動句構造文法 (田子内健介)
7.1 素性構造
7.2 タイプ
7.3 構造共有
7.4 制約継承
7.5 句タイプ制約
7.6 制約充足
7.7 構成素配列
7.8 項構造リスト
7.9 語彙規則
7.10 斜格性束縛
7.11 指標一致
7.12 語彙意味関係
7.13 文脈情報
7.14 非有界依存関係
7.15 無痕跡摘出分析
7.16 項構造拡張
7.17 量化子貯蔵
7.18 最少回帰意味論
7.19 意味論原理
7.20 記号基盤構文文法
8. 言語哲学 (酒井智宏)
8.1 文脈主義
8.2 指標主義
8.3 意味特性・内容・外延
8.4 記述理論
8.5 固有名詞と記述
8.6 非存在言明
8.7 同一性言明
8.8 指示の因果説
8.9 単文のパズル
8.10 意味排除論
8.11 構成性原理
8.12 文脈原理
8.13 多 義
8.14 規範性
8.15 相貌
8.16 概念相対主義
8.17 根元的解釈
8.18 意 図
8.19 意味の外在主義
8.20 思考の二段階分析
9. 日本語文法 (本田謙介・田中江扶・畠山雄二)
9.1 否定極性項目「なんか」
9.2 ラ抜きことば
9.3 壁塗り交替
9.4 目的語
9.5 とがめ文
9.6 身体属性文
9.7 隣接条件
9.8 終助詞の階層構造
9.9 裸の「は」
9.10 「ように」句の曖昧性
9.11 動詞重複構文
9.12 動詞の活用形
9.13 イ落ち構文
9.14 「AをBに」構文
9.15 テ形節
9.16 「かけ」名詞構文
9.17 動詞「違う」の形容詞型活用
9.18 名詞+「のこと」
9.19 継続と付帯状況
9.20 「いる」と「ある」の選択制限
10. 構文文法
10.1 構 文 (貝森有祐)
10.2 使用依拠モデル (貝森有祐)
10.3 認知構文文法 (貝森有祐)
10.4 根源的構文文法 (貝森有祐)
10.5 融 合 (貝森有祐)
10.6 多義性のリンク (貝森有祐)
10.7 メタファー的拡張のリンク (貝森有祐)
10.8 サブパートリンク (貝森有祐)
10.9 事例のリンク (貝森有祐)
10.10 単一経路制約 (貝森有祐)
10.11 アマルガム構文 (谷口一美)
10.12 構文形態論 (谷口一美)
10.13 構文のイディオム性 (谷口一美)
10.14 動詞特化構文 (谷口一美)
10.15 項目依拠構文 (谷口一美)
10.16 チャンク化 (谷口一美)
10.17 構文化 (谷口一美)
10.18 コロストラクション (谷口一美)
10.19 事例モデル (谷口一美)
10.20 マルチモーダル構文 (谷口一美)
文献
索引
執筆者紹介
●編著者
畠山雄二 東京農工大学工学部
●執筆者(執筆順)
黒田一平 京都大学大学院人間・環境学研究科
谷口一美 京都大学大学院人間・環境学研究科
宇野良子 東京農工大学工学部
木本幸憲 名古屋大学大学院国際言語文化研究科
貝森有祐 東京大学大学院総合文化研究科
田丸歩実 京都大学大学院人間・環境学研究科
田中江扶 信州大学教育学部
本田謙介 茨城工業高等専門学校
畠山雄二 東京農工大学工学部
寺田 寛 大阪教育大学教育学部
小林亜希子 島根大学法学部
今仁生美 名古屋学院大学外国語学部
藏藤健雄 立命館大学法学部
鈴木孝明 京都産業大学外国語学部
藤田耕司 京都大学大学院人間・環境学研究科
岡ノ谷一夫 東京大学大学院総合文化研究科
田子内健介 埼玉大学教育学部
酒井智宏 早稲田大学文学学術院