人間行動学講座 1 まとう (新装版) ―被服行動の心理学―

中島 義明神山 進(編)

中島 義明神山 進(編)

定価 3,850 円(本体 3,500 円+税)

A5判/256ページ
刊行日:2020年01月05日
ISBN:978-4-254-52026-2 C3311

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内容紹介

行動心理学の立場から人間の基本行動である被服行動について様々な話題を含めて概観,分析する。〔内容〕なぜまとう/よそおう/買う/まねる/感じる/創造する/顔をつくる/身体をつくる/性を得る/人を得る/人をつくる/それる/悩む

編集部から

目次

1. 被服の人間行動学
 1.1 「着衣行動」の研究視点
 1.2 なぜ人間は衣服を着用するのか
2. なぜまとう―人間の着衣動機―
 2.1 なぜまとった―着衣起源―
 2.2 なぜまとう―着衣ないし着装動機―
 2.3 着衣動機の役割
 2.4 着衣動機の帰属
3. 装う―被服による装飾・整容・変身行動―
 3.1 はじめに―動物の装いの理由―
 3.2 被学行動の研究―米国と日本―
 3.3 被服による装飾・整容・変身行動
 3.4 装いによる情報伝達
 3.5 装いによる自己の確認・強化・変容
 3.6 装いによる社会的相互作用の促進・抑制
4. 買う―被服の購買・消費行動―
 4.1 消費者の認知と購買意思決定
 4.2 消費行為の意味
 4.3 社会現象としての消費者行動
 4.4 今後の展望と課題
5. まねる―被服と流行行動―
 5.1 被服行動の規定要因としての「流行」
 5.2 現象としての流行
 5.3 心理的・社会的現象としての流行
 5.4 流行採用の個人差
6. 感じる―被服に対する知覚と感情―
 6.1 触覚による知覚と感情
 6.2 視覚による知覚と感情
 6.3 色の知覚と感情
 6.4 その他の感覚による知覚と感情
 6.5 拡張される衣服
7. 創造する―被服と芸術行動―
 7.1 はじめに―ミッキー・マウス―
 7.2 ウォルト・ディズニー
 7.3 ミッキー・マウスとウォルト・ディズニーの関係
 7.4 「表皮は被服」の伝統
 7.5 ショートパンツ
 7.6 下半身被服ギャグ
 7.7 上着を着たミッキー・マウス
 7.8 ウォルトの中年期危機
8. 顔をつくる―化粧行動―
 8.1 顔
 8.2 対人魅力
 8.3 顔の管理
 8.4 化粧行動の心理学的研究
9. 身体をつくる―身体と着衣行動―
 9.1 身体の形態
 9.2 身体像と身体的魅力
 9.3 身体意識と着装行動
10. 性を得る/つくる
   ―被服による性の学習と性役割の演出―
 10.1 性役割とは何か
 10.2 乳幼児期における性の型づけと被服
 10.3 性役割と被服行動
11. 人を得る―人間の発達と着衣行動―
 11.1 発達諸段階における着衣行動
 11.2 生涯発達と着衣行動
12. 交わる―被服コミュニケーション―
 12.1 「コミュニケーションの道具」としての衣服
 12.2 衣服によるコミュニケーション
 12.3 印象形成と衣服
 12.4 印象管理と衣服
13. それる―被服と逸脱行動―
 13.1 「それる」という現象―「族」の歴史―
 13.2 「それる」ことの個人的意味―なぜ「それる」のか―
 13.3 「それる」ことの社会的意味―「それる」ことの影響―
14. 律する―服装や髪型をめぐる教育臨床―
 14.1 一般的な規制批判論
 14.2 一般的な規制支持論
 14.3 現場的な規制支持論
 14.4 現場的な規制批判論
15. 索引

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