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内容紹介
人間行動に関わる研究成果から「心の進化」を解説した人間行動進化学の入門テキスト。〔内容〕進化と人間行動/ヒトはなぜ助け合うのか/人はなぜ違うのか/ヒトはなぜ恋愛するのか/認知考古学が示す認知進化のプロセス/人間行動の観察法
編集部から
目次
第1章進化と人間行動(小田亮)
1.行動の進化
1.1 4つの「なぜ」
1.2進化とは何か
1.3自然淘汰と生物の機能
1.4心の進化
2.人類の進化
2.1人類の起源
2.2ヒトらしさの獲得
2.3初期人類の生活
2.4農業という革命
2.5遺伝子の川
3.人間行動を研究する2つの視点
3.1人間行動生態学
3.2進化心理学
3.3進化心理学の効用
4.文化と進化
4.1遺伝決定論を超えて
4.2文化という適応
4.3遺伝子と文化の共進化
5.行動を科学的に調べるとはどういうことか
5.1科学者は何を調べているのか
5.2統計的に有意な差とは
5.3「である」と「べし」の違い
第2章ヒトはなぜ助け合うのか(山本真也)
1.利他行動の進化
1.1ダーウィンの疑問
1.2進化理論
1.3究極要因と至近要因
2.助け合う「こころ」
2.1共感
2.2他者の欲求理解
2.3公平感
2.4規範
3.ヒトは特別か
3.1チンパンジーとの比較研究
3.2チンパンジーの手助け行動
3.3自発的に助けるヒト,要求に応じるチンパンジー
3.4「おせっかい」の進化
4.助け合う社会
4.1社会的ジレンマ
4.2集団にかかる淘汰圧
4.3ヒト以外での集団協力
4.4人類進化の環境と助け合いの進化
第3章人はなぜ違うのか(平石界)
1.個人差が生じるしくみ
1.1状況と文脈による個人差
1.2個人内で安定した個人差
2.領域一般の個人差への遺伝と環境
2.1双生児研究
2.2古典的双生児法
2.3行動遺伝学の3原則
2.4遺伝率の意味すること
2.5遺伝子を特定するアプローチ
2.6遺伝的アプローチ間のギャップ
2.7個人差を生む環境
3.遺伝的個人差の進化理論
3.1中立仮説
3.2トレードオフ仮説
3.3負の頻度依存淘汰
3.4環境多様性仮説
3.5淘汰と変異のバランス仮説
4.遺伝的集団差の進化
5.生物学的な視点から個人差を研究することの意味
第4章ヒトはなぜ恋愛するのか(坂口菊恵)
1.なぜ性行動を研究するのか
2.ヒトは一夫一妻の生物なのか
2.1一夫一妻のさまざま
2.2配偶システムか,婚姻システムか
2.3相手を選ぶのは誰?
2.4繁殖のコストと交尾に対する積極性
2.5乱婚の性行動をとるメス,同性間性行動
2.6ヒトは乱婚の霊長類なのか
3.「恋に落ちる」とはどういう現象か
3.1乱婚の動物は,交尾はするが恋には落ちない
3.2「恋愛」は文化的構築物か
3.3人類普遍的な心理現象としての「恋愛」
3.4のぼせ上がりは長くは続かない
4.一夫一妻の生理的基盤
4.1絆をつくるための交尾
4.2ペア・ボンドと母子の絆の類似性
4.3濃度より効き方が肝心
4.4種差から個体差,社会性の探求へ
4.5配偶戦略の個人差とコミュニケーション能力
5.性戦略・配偶者選択とテストステロン
5.1 2つの性戦略
5.2顔の好みの周期的変化
5.3性ホルモンの濃度と魅力・配偶者選択
5.4挑戦仮説─男性ホルモンを上げるのに時があり,下げるのに時がある
5.5のぼせ上がり,ハネムーン効果から「よき父親」へ
5.6スポーツ,文化活動,女性の競争
第5章考古学で探る心の進化(松本直子)
1.考古学で心を探る
1.1考古学とは何か
1.2認知考古学の発展
2.石器から読み解く認知進化
2.1石器研究と認知神経科学
2.2ハンドアックスの謎
3.ネアンデルタール人の心にせまる
3.1ネアンデルタール人の生活
3.2ネアンデルタール人は言葉を話したか
3.3ネアンデルタール人と現生人類の心の違い
4.サピエント・パラドックス─種形成と文化発達の関係
4.1文化の爆発的発達
4.2遺伝子か環境か
4.3洞窟壁画はなぜ描かれたか
4.4物質文化の変化のスピードアップが意味するもの
5.おわりに─定住と農耕がもたらしたもの
第6章人間行動の観察法(五百部裕)
1.見えない「心」を観察する
2.研究の準備
2.1研究目的の明確化
2.2調査対象や調査地,調査期間の選定
2.3文献研究
2.4仮説の構築
3.調査方法
3.1実験的操作
3.2観察場所と観察時期
3.3記録方法
3.4記録する内容
3.5調査用具
4.倫理的配慮
5.調査の実施
5.1予備調査
5.2本調査
6.フィールド調査のすすめ
文献
索引

























