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科学文化論 ―人と自然とを結ぶ―
甲斐 義幸(著)
内容紹介
生命の尊重,自然との共生,地球環境の保全等の課題を,科学文化の創生という視点から解説。〔内容〕科学文化論とは/自然観の歴史/自然科学の発展と方法/自然の階層/日本の自然観と公害,科学文化の必要性/科学文化と現代の課題/他
編集部から
目次
1. 科学文化論
1.1 未来志向型自然観
1.2 科学文化とは
1.3 本物の自然と豊かな生活
1.4 文明と文化,および科学について
1.5 自然科学者は自然を最も知っているか,誰が主体者か
1.6 本書の構成
2. 自然観の歴史(古代~中世)
2.1 自然観と自然科学の方法
2.2 狩猟採集民の自然観(原始の論理)
2.3 古代オリエントの自然観
2.4 古代ギリシャ(イオニア)の新たな自然観と自然科学の始まり
2.5 西欧の自然観,中世から近代へ
3. 自然科学の発展と方法
3.1 自然科学の特徴と方法
3.2 中世と自然科学の方法
3.3 実験的方法の確立,その方法とは
3.4 近代科学の方法の勝利およびその限界
3.5 現代科学の視点・新たな方法の胎動
4. 自然の階層(現代の自然観)
4.1 自然の見方と現代科学
4.2 自然の階層とは
4.3 現代科学と自然の階層
4.4 生物の階層
4.5 バイオロジック
4.6 人間社会の位置
4.7 人類の根源的疎外
5. 日本の自然観と科学文化の必要性
5.1 我が国の自然観について
5.2 明治以前の日本の自然観
5.3 日本の近代の科学的思想
5.4 公害・環境問題
6. 科学文化と現代の課題
6.1 現代の課題
6.2 外の自然と内的世界の統合
6.3 バイオテクノロジーと現代生活,技術的セーブ
7. 自然との共存のための科学文化を目指して
7.1 はじめに
7.2 雑木林と持続的発展
7.3 開発と自然
7.4 新たな科学文化と教育
8. 文 献
9. 索 引