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内容紹介
ヒト被験者を使用する臨床試験は病気の治療と予防等に重要な役割を果たしている。倫理原則を遵守した臨床試験が,新しい治療法などの開発に必要不可欠である。本書は米国の実情を含めた,あるべき倫理的臨床研究を紹介した教科書,入門書
編集部から
目次
1. 研究倫理入門
倫理原則
研究における倫理とリーダーシップ
2. 倫理的意思決定のためのプロトコール作成
ニュルンベルク綱領
ヘルシンキ宣言
ニュルンベルク綱領前後のアメリカにおけるヒト被験者を用いた実験
国家諮問委員会
倫理的意思決定のための研究プロトコール
倫理分析
3. 現行の連邦規則,厚生省,および食品医薬品庁
DHHS規則
FDA規則
データ安全性監視委員会
4. インフォームドコンセント
インフォームドコンセントの要件と問題
インフォームドコンセント取得に係わる要件
5. 施設内審査委員会
背景
現状
IRBの役割に関する問題
IRBの構成と活動
6. 利害の対立
公衆衛生局
施設内審査委員会と利害の対立
臨床研究者の金銭情報開示に対する食品医薬品庁の要求
厚生省暫定ガイダンス
国家生物倫理勧告委員会報告書と利害の対立
7. 判断能力障害者の臨床研究への使用
国家生物倫理勧告委員会報告書
認知障害
判断能力障害者の登録
8. 小児の臨床研究への使用
食品医薬品庁の新しい指示
危険の分類
小児の同意
学校における研究
9. 受刑者の臨床研究への使用
10. ヒト被験者を臨床研究に使用するための承認取得手続き
相互交渉の問題と陥穽
IRBはどのような情報を必要とするか,そしてその理由は
継続審査
研究者はどのようなときに別のIRBを使用することができるか
監督の特別要因
問題解答
付 録
ヘルシンキ宣言
参考となる主な法令,指針,行政機関のURL
索 引