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科学史ライブラリー 化学の歴史II
内容紹介
I巻に続き,20世紀化学の巨人達の知識や実験の世界までを興味深く紹介。〔内容〕水に溶解した物質の解離について/化学教授法/ケミカル・ニューズ/化学結合の本質/有機化学における構造と機構/無機化学ルネサンス/六角形の旗のもとに。
編集部から
目次
10.水に溶解した物質の解離について
10.1 物理化学の前史
10.2 ラウールとファン・ト・ホフ
10.3 ファラデイからアーレニウスまでの電気化学
10.4 イオン説
10.5 イオン説の受容
11.化学教授法
11.1 フランクランドと国の資金で運営される化学
11.2 アームストロングの発見的方法
11.3 20世紀における化学教育の発展
11.4 実験室
12.ケミカル・ニューズ
12.1 化学会の形成
12.2 化学の定期刊行物
12.3 編集者,ウィリアム・クルックス
13.化学結合の本質
13.1 ルイスの原子
13.2 電子説の普及
13.3 ポーリングの結合論
14.有機化学における構造と機構
14.1 ラップワース・ティーレ・ロビンソンの伝統
14.2 マイケル・フリュルシャイム・フォーレンダーの伝統
14.3 有機反応の電子説
14.4 有機化学の体系化
14.5 反応機構と反応速度論
14.6 反応機構論の普及
14.7 芳香族性
14.8 20世紀のイオン論争
14.9 まとめ
15.無機化学ルネサンス
15.1 ヴェルナーの新概念
15.2 シジウィックによる配位化学の電子的解釈
15.3 オーストラリア化学
15.4 オーストラリアと日本の化学
15.5 オーストラリアにおける配位化学
15.6 ナイホルム・ルネサンス
15.7 まとめ 475
16.六角形の旗のもとに
16.1 合 成
16.2 工業化学
16.3 化学と環境
エピローグ
文献解題
訳者あとがき
著者・訳者紹介
人名索引
書名索引
事項索引