朝倉日英対照言語学シリーズ 1 言語学入門

西原 哲雄(編)

西原 哲雄(編)

定価 2,860 円(本体 2,600 円+税)

A5判/168ページ
刊行日:2012年04月15日
ISBN:978-4-254-51571-8 C3381

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    ※ 「言語学入門」の解答解説です


内容紹介

初めて学ぶ学生に向けて,言語学・英語学の基本概念や用語から各領域の初歩までわかりやすく解説。英語教育の現場も配慮。〔内容〕言語学とは何か/音の構造/語の構造/文の構造/文の意味/文の運用

編集部から


朝倉日英対照言語学シリーズ(全7巻完結)
 各巻A5判 160~180頁
1. 言語学入門 西原哲雄 編
2. 音 声 学 服部義弘 編
3. 音 韻 論 菅原真理子 編
4. 形 態 論 漆原朗子 編
5. 統 語 論 田中智之 編
6. 意 味 論 中野弘三 編
7. 語 用 論 中島信夫 編


●英語学・言語学の各専門分野について概観できるラインナップ
●半期使用の学生向けテキストを想定しつつ、広く基本を確認したい英語学・言語学・教育関係者に応えられるよう基本事項を網羅。
●日本語と英語の比較・対照により,英語学・言語学への理解を深める.
●索引には英語原綴を付したほか、別に英和対照用語一覧を用意。
●各章末には、文献に加え参考図書紹介と演習問題を付した.演習問題の解答・解説は弊社HPにてダウンロード可.

「刊行のことば」  中野弘三・服部義弘・西原哲雄(監修)
 20世紀以降の言語学の発展には目覚しいものがあり,アメリカ構造主義言語学から,生成文法,さらには最近の認知言語学に至るさまざまな言語理論が展開・発展を続けている.(中略)言語一般の研究にせよ,各個別言語の研究にせよ,その研究分野は次第に特殊化・細分化されてゆき,その内容が複雑,多様化するに伴って,今日では,専門の研究者ですら,その分析手法などが異なれば,自らの研究分野での研究成果を的確に理解できないという事態が生じうる.このような状況では,英語学・言語学を志す初学者が手早く専門分野の知識を得たいと思う場合,また,英語や日本語教育に携わる教員が幅広く言語学全般の知識を得たいと思う場合に,大学での教授者がそのような要望に応えることは容易ではない.しかし,他方では,英語学・言語学の複雑多様化した研究分野についての的確な知識を初学者や言語教育者に提供する必要性は少なからず存在するものと思われる.
 そこで,我々は,英語学,英語教育学あるいは言語学に関心をもつ学生,および英語・日本語教育関係者を読者対象に想定し,英語学・言語学の各専門分野についての概観を意図した『朝倉日英対照言語学シリーズ』の編纂を企画したのである.本シリーズの基本方針としては,日本人の母語である日本語との比較・対照を図ることにより,英語学の知識を一層深めることができるものと考え,可能な限りの範囲で,日英対照という視点を盛り込むよう,シリーズ各巻の編集・執筆者に依頼することとした.また,英語学・言語学の基本的な概念や専門用語を提示することと併せて,それぞれの分野の最新の研究成果についても,スペースの許す範囲で盛り込んでゆくことを方針とした.本シリーズを教科書として使用される教授者にとっても益するところがあるようにとの配慮からである.
 幸運なことに,各巻の編集者には,各分野を代表する方々を迎えることができ,それらの方々には,上に述べた基本方針にしたがって,それぞれの分野において特色ある優れた入門書兼概説書を編集してもらえるものと確信している.(中略)読者の方々は各自の専門分野に関する巻はもちろん,そうでない他の巻や隣接する分野の巻についても参照されることを希望するものである.そうすることによって, 読む人の英語学・言語学各分野についての理解は一層広まり,深まるものと確信する.

目次

序.言語学とは何か(高橋潔・西原哲雄)
1.音の構造について--音声学・音韻論(高橋幸雄)
2.語の構造について--形態論(西原哲雄)
3.文の構造について--統語論(奥野忠徳)
4.文の意味について--意味論(早瀬尚子)
5.文の運用について--語用論(高橋潔)

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