人と生態系のダイナミクス 5 河川の歴史と未来

西廣 淳瀧 健太郎原田 守啓宮崎 佑介河口 洋一宮下 直(著)

西廣 淳瀧 健太郎原田 守啓宮崎 佑介河口 洋一宮下 直(著)

定価 2,970 円(本体 2,700 円+税)

A5判/152ページ
発売日:2021年09月01日
ISBN:978-4-254-18545-4 C3340

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内容紹介

河川と人の関わりの歴史と現在,課題解決を解説。生態系から治水・防災まで幅広い知識を提供する。〔内容〕生態系と生物多様性の特徴(魚類・植物・他)/河川と人の関係史(古代の治水と農地管理・湖沼の変化・他)/課題解決への取組み。

編集部から

目次

第1章 生態系と生物多様性の特徴
1.1 日本の河川の諸相
(1)九州の春,シロウオが上る白い川
(2)北陸の春,融雪出水とサクラマス
(3)北海道の春,あふれる水,蛇行する川とイトウ
(4)田んぼの春,コイの「のっこみ」
1.2 日本の河川の魚類相の成り立ち
(1)通し回遊魚
(2)純淡水魚
(3)人為による魚類の分布変化
1.3 河川生態系をとらえる視点:連続性と変動性
(1)陸と水のつながり
コラム1 ザザムシにみる人と自然のかかわり
(2)上流と下流のつながり
(3)洪水パルス論
1.4 河畔の植物
(1)攪乱を利用する生物
(2)ストレスに耐える生物
(3)攪乱が卓越する扇状地
(4)攪乱とストレスがつくる氾濫原環境
コラム2 シードバンクと種子の寿命

第2章 河川と人の関係史
2.1 古代の治水と農地管理
(1)河川がもたらす恵みと災い
(2)イネの到来と水田
(3)氾濫原の魚類と水田漁撈
(4)水田雑草と救荒植物
2.2 中世・近世の治水
(1)中世における平野部への進出
(2)戦国武将の治水と開発
(3)霞 堤
(4)江戸期までの治水
2.3 近代から現代の開発:河川と氾濫原の変容
(1)国による治水が強化された明治時代
(2)河川法の制定と国土保全
(3)近現代の河川改修とその影響
コラム3 河川敷が最後の砦:草原性蝶類の衰亡
コラム4 土砂動態の変化と外来種の分布拡大
コラム5 現代の川の怪,カミツキガメ
2.4 湖沼の変化
(1)湖沼の利用
(2)干拓と水際の改変
(3)湖の水位の改変
2.5 近代化の恩恵

第3章 課題解決への取り組み
3.1 河川のマネジメントの転換
(1)「多自然」への転換
(2)河川にもっと空間を
(3)ヨロー・バイパス自然保護区
3.2 気候変動時代の河川管理
(1)世界各地での水害の多発
(2)日本での水害多発
(3)気候変動への適応
(4)災害リスクの軽減
3.3 各地での課題解決の取り組み
(1)遊水地の多面的活用:静岡市・麻機遊水地の例
(2)流域スケールでの水循環の見直し:福岡市・樋井川の流域管理
(3)減災型治水:滋賀県の流域治水
(4)水循環の健全化を目指して
3.4 おわりに:河川と人の未来

参考文献
用語索引
生物名索引

執筆者紹介

西廣 淳  国立環境研究所
瀧健太郎  滋賀県立大学
原田守啓  岐阜大学
宮崎佑介  白梅学園短期大学
河口洋一  徳島大学
宮下 直  東京大学
※所属は刊行当時

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