環境学 ―21世紀の教養―

京都大学で環境学を考える研究者たち(編)

京都大学で環境学を考える研究者たち(編)

定価 2,970 円(本体 2,700 円+税)

B5判/144ページ
刊行日:2014年04月20日
ISBN:978-4-254-18048-0 C3040

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内容紹介

21世紀の基礎教養である環境学を知るための,京都大学の全学共通講義をベースとした入門書。地球温暖化,ごみ問題など,地球環境に関連する幅広い学問分野の研究者が結集し,環境問題を考えるための基礎的な知見をやさしく解説する。

編集部から

目次

序章 「21世紀の教養」としての環境学
 21世紀の教養としての環境学について [酒井伸一・浅利美鈴]
 地球社会の調和ある共存 [尾池和夫]
 人類が生き延びるための学問と智恵 [内藤正明]
 京都で学ぶ,生きた環境学 [門川大作]
 もったいない・始末の文化 [高月 紘]

第1章 環境問題を俯瞰する [浅利美鈴]
 1.1 環境問題の全体像
 1.2 人類・社会と環境問題
 1.3 地球温暖化の概要と国際的対応
 1.4 その他の地球環境問題

第2章 地球・自然・生態 
 2.1 固体地球の構成と運動 [酒井治孝]
 2.2 地球環境の成り立ち―現在の地球環境 [酒井治孝]
 2.3 地球環境の変遷史―過去の地球環境 [酒井治孝]
 2.4 宇宙―人類に残されたフロンティア [磯部洋明]
 2.5 地球大気の温室効果と地球温暖化 [向川 均]
 2.6 海と環境 [宗林由樹]
 2.7 湖と環境 [宗林由樹]
 2.8 野生動物 [本川雅治]

第3章 環境と様々なシステム,持続可能性 
 3.1 資源・エネルギー・廃棄物 [酒井伸一]
 3.2 エネルギー [川那辺 洋]
 3.3 資源循環と循環型社会 [酒井伸一]
 3.4 廃棄物管理 [酒井伸一]
 3.5 環境と健康,化学物質管理 [酒井伸一]
 3.6 放射線とリスク―放射線に関するリテラシー [角山雄一]
 3.7 都市の環境と景観 [柴田昌三]
 3.8 農業生産と環境 [間藤 徹]
 3.9 林業・木質資源と環境 [柴田昌三]
 3.10 森里海連環の考え方 [柴田昌三]
 column 「ごみ」は非常に雄弁だ[浅利美鈴]

第4章 環境と人間・社会 
 4.1 環境と健康・疾患 [林 達也]
 4.2 生活環境と脳,こころ [月浦 崇・高田明美]
 4.3 環境政策 [大森恵子]
 4.4 環境と経済,経済的手法 [植田和弘]
 column 大学と環境問題―京都大学を例に [浅利美鈴]

第5章 アジア・アフリカの環境問題 
 5.1 湿潤・乾燥地域の農業と環境 [舟川晋也]
 5.2 熱帯林とその消失 [神崎 護]
 5.3 水利用環境―アジアの人々の生活から学ぶ [藤井滋穂]

索引
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