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シリーズ朝倉〈言語の可能性〉 1 言語学の領域I
中島 平三(編)
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内容紹介
言語学の中核的領域である言語の音,語句の構成,それに内在する規則性や体系性を明らかにし,研究成果と課題を解説。〔内容〕総論/音声学/音韻論/形態論/統語論/語彙論/極小主義/認知文法/構文文法/機能統語論/今後の可能性
編集部から
目次
1. 総 論
言語研究は何を明らかにしようとしているのか
ことばは単位の組み合わせ
ことばは形式による意味の表象作用である
まとめ
2. 音 声 学
音声学とは
音声学の分野
調音音声学
IPA
音響音声学
聴覚音声学
実験音声学
音声学の今後
3. 音 韻 論
音韻論とは
音韻論と一般化
アクセント
イントネーション
生成音韻論と最適性理論
4. 形 態 論
形態論(morphology)とは
派生形態論の主な仕組みとは
右側主要部の規則とは
派生と複合以外の語形成の仕組みは
派生形態論の研究の具体例
レベル順序付けの仮説とは
語形成で生じた語は統語的な環境でどう振舞うか
分散形態論とは
5. 統 語 論
統語論とは何か
統語法をどのようにして探るか
生成規則はどのような形で記述されるか
生成規則をさらに洗練する
「移動」現象をどう扱うか
統語法は言語体系の中でどのような役割を果たすか
6. ミニマリスト・プログラム
はじめに
出現の背景
ミニマリスト・プログラムにおける文法モデル
ミニマリスト・プログラムの発展と諸条件の浮沈
位相単位の派生(derivation by phase)
今後の課題
7. 認知文法
認知言語学の特徴
認知文法の骨格
認知文法の学説史的位置づけ
8. 構文文法
はじめに
「構文文法」誕生の背景
構文文法の基本的な考え方
動詞と構文の相互作用
結語にかえて─構文文法の可能性を探る
9. 語彙意味論
語彙意味論とは
言語の意味と実世界の知識
クオリア構造と名詞の意味
出来事の性質と動詞の意味構造
主題関係・語彙的アスペクト・行為連鎖を統合した語彙概念構造
語彙概念構造とクオリア構造を一体化した語彙意味表示
語彙概念構造と語形成
構文交替と項の具体化
まとめ
10. 機能的構文論
言語研究の2つの立場
機能的構文論とは
用いられる概念と扱われる言語事象
分析の具体例─動詞句削除
11. 言語学の可能性
言語研究の領域拡大
言語研究を真に科学にする
ことばの進化を考える
まとめ
索 引
執筆者紹介
【監修】
中島 平三(前東京都立大学)
【編集】
中島 平三(前東京都立大学)
【執筆】
中島平三、福盛貴弘、窪薗晴夫、竝木崇康、田子内健介、外池滋生、野村益寛、児玉一宏、影山太郎、高見健一