現代の考古学 4 生産と技術の考古学

高浜 秀(編)

高浜 秀(編)

定価 4,730 円(本体 4,300 円+税)

A5判/240ページ
刊行日:2008年05月20日
ISBN:978-4-254-53534-1 C3320

ネット書店で購入する amazon e-hon 紀伊國屋書店 honto Honya Club Rakutenブックス くまざわ書店

書店の店頭在庫を確認する 紀伊國屋書店

内容紹介

先史時代から歴史時代までの生産・技術の問題を扱う。工人組織,生産形態,流通の問題にまで考察を広げ,その背景にある社会を考察。〔内容〕縄文時代黒曜石/中国北方系青銅器/弥生時代木製品/古墳時代埴輪/中世染織/漆工技術/他

編集部から

目次

総論:生産と技術の考古学

◆生産について
◆技術について 
◆収録した論文について

第1章 縄文時代の土器作りについて
―多摩ニュータウン遺跡の事例を中心に―
◆多摩ニュータウンNo. 245遺跡の概要
◆No. 245遺跡で確認された土器製作に関する考古資料 
◆多摩ニュータウンNo. 248遺跡の概要 
◆遺跡間接合した浅鉢について
◆土器製作におけるNo. 245遺跡とNo. 248遺跡の意義
◆土器製作に関して想定される考古資料
◆おわりに 

第2章 縄文文化における黒曜石の採掘と流通
◆縄文文化の3大原材料 
◆鷹山遺跡群星糞峠黒曜石採掘遺跡 
◆黒曜石の流通 

第3章 弥生時代の青銅器の生産形態
◆青銅器の生産形態 
◆青銅器の生産と流通
◆鉛同位体比からみた原材料供給システム
◆結びにかえて

第4章 中国古代における生産と流通
―青銅製品を中心に―
◆資源獲得と素材流通 
◆生産体制・労働力 
◆手工業生産からみた聚落・都市 
◆流   通 
◆消   費 
◆結びにかえて 

第5章 中国北方系青銅器の製作
◆はじめに
◆中国北方系青銅器のあらまし
◆製作についての手がかり 
◆おわりに 

第6章 弥生時代の木製品製作
◆各時期の木製農具の概要
◆木製農具の製作給

第7章 円筒埴輪の形態論
―突帯配置と透孔穿孔―
◆はじめに―形態論の視点― 
◆円筒埴輪の基本形態 
◆特殊器台の形態論―弧帯紋帯と「間帯」― 
◆前期円筒埴輪の形態論 

◆中期円筒埴輪の形態論―透孔「交差配置」の具体相― 
◆後期円筒埴輪の形態論―「通段割付」の具体相― 
◆結語にかえて

第8章 中世の夾纈
―鎌倉若宮大路発見の「染型板」が語るもの―
◆「染型板」の出土地・形状・文様 
◆染色史における「型」 
◆中国の夾纈との比較 
◆中世の染型板が語るもの 

第9章 漆工技術
◆漆工技術の研究略史
◆漆の利用
◆漆工技術の変遷 
◆威信財としてみた漆塗装の格差 
◆おわりに 

あとがき 
索   引 

執筆者紹介

【執筆者】
高濱秀*,山本孝司,小杉康,井上洋一,吉開将人,山口譲治,犬木努,小笠原小枝,岡田文男 
*編集者(執筆順)

関連情報

ジャンル一覧

ジャンル一覧

  • Facebook
  • Twitter
  • 「愛読者の声」 ご投稿はこちら 「愛読者の声」 ご投稿はこちら
  • EBSCO eBooks
  • eBook Library