毒と薬の科学 ―毒から見た薬・薬から見た毒―

船山 信次(著)

船山 信次(著)

定価 4,180 円(本体 3,800 円+税)

A5判/224ページ
刊行日:2007年06月10日
ISBN:978-4-254-10205-5 C3040

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内容紹介

「毒」と「薬」の関係や,自然界の毒,人間の作り出す毒などをわかりやすく解説。身近な話題から専門知識まで幅広く取り上げる。〔内容〕毒と人間文化/毒の歴史/毒の分類と毒性発揮・解毒/生物界由来の毒/化学合成された毒/無機毒。

編集部から

 「毒食らわば皿まで」「毒にも薬にもならない」など毒と薬に関することわざは数多くあります。また,日本国内・国外を問わず,歴史上の出来事にも毒に関するエピソードは登場し,また現在でも毒のニュースが世間を賑わすことが(残念ながら)あります。
 このように毒というものは,ある意味で身近なもので世間的な関心もかなり高く,それゆえに誤った知識が流布しやすい危うい対象だと言えます。一つ間違えると生命の危険にも関わってくる可能性もあるため,正しい知識をもつことが重要になってきます。
 本書は,毒と薬の関係,毒に関する歴史上の出来事(古代~現代),自然界に存在する毒(植物,動物,鉱物など),人間の作り出した毒(生物兵器,農薬,麻薬など)などについての科学的知識を解説した本です。
 内容的には毒に関する解説に大きな比重が置かれているので,当初は本書のタイトルを『毒の科学』とする予定でした。しかし,同じ物質でも場合によって毒にも薬にもなりうるという視点から解説していることを強調したい,というご提案を船山先生よりいただき,『毒と薬の科学』というタイトルに決定しました。
 船山先生のこなれた文章のおかげで,不思議なくらい内容の難しさを感じずに読み進めることができます。あらかじめ専門知識をもっていなくても,十分に楽しんで通読できる内容だと思います。
 また,巻末には充実した和文索引,英文索引を付け,辞書的な使い方もできるようになっています。(平井)

【書評】
「ファルマシア 2008年44-3号」の「新刊紹介」欄で、
山田久陽氏により,「・・・科学的な難しい内容ばかりでなく,犯罪や環境など我々の生活に密接した話題が多く,興味を持って読むことができる。薬学生の方には,医薬品やそれ以外の生理活性物質の有害作用が事例とともに記載されており,理解しやすく,ぜひ,読んでいただきたい。」と、ご紹介いただきました。

目次

1 毒と人間文化
1.1 毒と薬のあいだ
1.2 毒と民俗学
1.3 現代社会と毒
1.4 毒の研究と科学捜査
2 毒の歴史 
2.1 古代世界と毒
2.2 中世~近世と毒
2.3 近代~現代と毒 
3 毒の分類と毒性発揮・解毒
3.1 毒の分類法 
3.2 毒性とその表示法
3.3 毒性の発揮と解毒のメカニズム
4 生物界由来の毒 
4.1 植物由来のアルカロイド系有毒成分
4.2 植物由来の非アルカロイド系有毒成分 
4.3 微生物由来の毒 
4.4 魚介類および節足動物の毒 
4.5 両生類および爬虫類の毒 
4.6 鳥類および哺乳類の毒 
5 化学合成された毒 
5.1 医薬品と毒 
5.2 食品および家庭用品と毒 
5.3 農薬と化学兵器 
5.4 環境と化学合成毒 
6 無 機 毒 
6.1 重金属を含む無機毒 
6.2 重金属を含まない無機毒 

参考文献 
索   引 

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