物理学の考え方 ―物理的発想の原点を探る―

桜井 邦朋(著)

桜井 邦朋(著)

定価 5,280 円(本体 4,800 円+税)

A5判/256ページ
刊行日:1992年09月25日
ISBN:978-4-254-13060-7 C3042

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内容紹介

あらゆる自然科学分野をとり入れるまでに発展した物理学について,その考え方,特に物理的発想とはどのようなものかを,物理学の歴史の中から種々の題材を選び語る。物理学史としての側面をもつとともに,研究者の思考過程をも開示する

編集部から

目次

1. はじめに
2. 科学は人間の営みだ
3. 科学の歴史と進歩の概念
4. 古代の宇宙観の崩壊―コペルニクス的転回―
5. 自然落下運動のなぞ―ガリレオの思考実験―
6. 太陽黒点とガリレオ―天動説から地動説へ―
7. 月はなぜ落ちないか―ニュートンのりんご―
8. 大気の重さを測る―“軽さ”を否定したパスカル―
9. 力学法則発見に至る道―ケプラーとニュートン―
10. 太陽光の秘密―ニュートン,フラウンホーファー,キルヒホフ―
11. 物質の成り立ち―原子・分子概念の成立―
12. 温度の秘密を解く―ケルビンと絶対温度―
13. 熱とは何か―ボルツマンの苦闘―
14. 酔っぱらい歩きの規則―ブラウンからアインシュタインへ―
15. 電磁場の概念の成立―ファラディからマクスウェルへ―
16. 物理的空間と幾何学的空間―ガウスとリーマン―
17. 相対性原理の変貌―ガリレオ,ニュートン,アインシュタイン―
18. アインシュタインの相対論―特殊から一般へ―
19. 量子の発見―プランクの苦悩―
20. 光粒子論とアインシュタイン
21. マリー・キュリーと放射能
22. 物質の構造に挑む―ラザフォードとボーア―
23. 自然の中の不確実さ―ハイゼンベルク―
24. ニュートリノの運命―パウリ,フェルミ,ライネス―
25. 物質の根源に迫る―湯川は何を見たか―
26. ブラックホールを見た―シュヴァルツシルドの仕事―
27. 宇宙線はどこで生まれたか―フェルミのアイデア―
28. 宇宙の残照―ガモフとその弟子たち―
29. 太陽の秘密に挑む―デーヴィスが見たもの―
30. 宇宙誕生のなぞに迫る―現代物理学の方向―
31. 科学の未来―絶えざる創造の世界―
32. 付 録
 32.1 気体分子運動論における分子の速度分布
 32.2 物理定数表
33. 索 引

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