光物性物理学 (新装版)

櫛田 孝司(著)

櫛田 孝司(著)

定価 3,740 円(本体 3,400 円+税)

A5判/224ページ
刊行日:2009年03月20日
ISBN:978-4-254-13101-7 C3042

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内容紹介

光を利用した様々な技術の進歩の中でその基礎的分野を簡明に解説。〔内容〕光の古典論と量子論/光と物質との相互作用の古典論/光と物質との相互作用の量子論/核の運動と電子との相互作用/各種物質と光スペクトル/興味ある幾つかの現象。初版1991年6月20日刊。

編集部から

目次

1. 光の古典論と量子論
 1.1 光とは何か
 1.2 電磁波としての光
 1.3 電磁場の複素表示とフーリエ変換
 1.4 物質中のマクスウェル方程式
 1.5 電磁ポテンシャルとゲージ変換
 1.6 放射場の量子化
 1.7 光の状態密度
2. 光と物質との相互作用の古典論
 2.1 複素誘電率
 2.2 物質中の光の伝播と光学定数
 2.3 境界面における光の振舞い
 2.4 光の反射率と透過率
 2.5 光学定数の決め方
 2.6 クラマース-クローニッヒの関係式
 2.7 総和則
 2.8 ローレンツモデル
 2.9 金属のドルーデモデル
 2.10 ローレンツの局所電場
 2.11 電磁波の放出
 2.12 電気双極子からの光の放出
 2.13 均一で密な電気双極子と光との相互作用
3. 光と物質との相互作用の量子論
 3.1 物質と量子論
 3.2 誘電率の半古典論
 3.3 遷移とその確率
 3.4 光と物質との相互作用のハミルトニアン
 3.5 フェルミの黄金律
 3.6 光の放出と散乱の確率
 3.7 放射場との相互作用によるエネルギーのずれとぼけ
 3.8 凝縮系での補正
4. 核の運動と電子との相互作用
 4.1 核の運動と電子の運動の分離
 4.2 分子の規準振動
 4.3 結晶の格子振動
 4.4 格子振動の量子化とフォノン
 4.5 デバイモデルとフォノンの状態密度
 4.6 ボルン-オッペンハイマー近似
 4.7 フランク-コンドンの原理と吸収スペクトル
 4.8 幅広い吸収スペクトルの形状
 4.9 局在電子とフォノンとの相互作用
 4.10 ゼロフォノン線スペクトルの温度特性
 4.11 スペクトル幅の原因とスペクトル線の形
5. 各種の物質の光スペクトル
 5.1 物質の対称性と状態の分類
 5.2 選択則
 5.3 原子のエネルギー準位構造と光スペクトル
 5.4 固体中の局在中心の光スペクトル
 5.5 分子のエネルギー準位構造と光スペクトル
 5.6 結晶中の電子のエネルギー準位構造と光スペクトル
6. 興味あるいくつかの現象
 6.1 ルミネッセンスと無放射遷移
 6.2 光散乱
 6.3 エネルギー伝達と協同遷移
 6.4 負温度状態とレーザー作用
 6.5 非線形光学効果
7. 付 録
8. 問題の解答
9. 引用文献
10. 参考書
11. 索 引

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