強光子場分子科学

山内 薫(編著)

山内 薫(編著)

定価 9,350 円(本体 8,500 円+税)

A5判/472ページ
刊行日:2022年04月05日
ISBN:978-4-254-14108-5 C3043

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内容紹介

強い光の場での原子と分子のダイナミクスと新しい分子科学の展開〔内容〕原子・分子とレーザーの相互作用/原子のイオン化/分子のイオン化と解離/分子のアラインメント/分子制御/原子のイオン化と再衝突およびアト秒パルス発生/電子散乱と電子回折/高次高調波と自由電子レーザーによる展開

編集部から

目次

第1章 原子・分子とレーザーの相互作用
1.1 電場内の原子
1.2 レーザーと原子・分子の相互作用に関する理論
1.3 強レーザー場によって誘起される束縛状態のダイナミクス
第2章 強光子場における原子のイオン化
2.1 多光子イオン化と超閾イオン化
2.2 トンネルイオン化
2.3 強レーザー場近似によるイオン化の記述
2.4 分子のイオン化への拡張
第3章 強光子場における分子のイオン化と解離
3.1 強光子場による分子の変形とイオン化
3.2 単一イオン種の強光子場誘起イオン化と反応
3.3 電子状態と解離過程の相関
3.4 超高速水素マイグレーション
3.5 ポンプ・プローブ法による超高速反応追跡
3.6 超高速過程のポンプ・プローブ計測による高分解能分光
第4章 強光子場における分子のアラインメント
4.1 分子アラインメントと分子オリエンテーション
4.2 断熱アラインメントと非断熱アラインメント
4.3 直線分子と非直線分子
4.4 分子アラインメントによる分子イオン化過程の制御
4.5 分子による高次高調波の発生と分子軌道
4.6 回転波束の時間発展
4.7 回転波束のFourier分光
4.8 柔らかい分子のアラインメント制御
第5章 強光子場における分子制御
5.1 光パルスの強度と波長,時間幅を用いた化学結合の選択的解離
5.2 光パルスの位相を用いた化学結合の選択的解離
5.3 時間依存多配置多電子ダイナミクス
第6章 原子のイオン化と再衝突およびアト秒パルス発生
6.1 トンネルイオン化電子の再衝突
6.2 高次高調波発生の実際
6.3 高強度高次高調波を用いた非線形過程の観測
6.4 アト秒パルスの発生
6.5 単一アト秒パルスの発生のための基盤技術
6.6 単一アト秒パルスの発生の実際
6.7 円偏光高次高調波の発生
6.8 アト秒パルスのキャラクタリゼーション
6.9 アト秒時間領域の原子および分子ダイナミクス
第7章 強光子場における電子散乱と電子回折
7.1 回折法による超高速イメージング手法
7.2 レーザーアシステッド電子散乱(LAES)
7.3 光の中の電子線散乱:LAES,LAIES,LAEII
第8章 極端紫外領域の強光子場科学―高次高調波と自由電子レーザーによる展開―
8.1 高強度XUV光の出現と原子・分子との相互作用
8.2 高輝度極端紫外光の集光システムと微細レーザー加工への展開
8.3 高輝度XUV-FEL光を用いた原子・分子の非線形光学過程
8.4 フェムト秒レーザーとSCSS XUV-FEL光源によるポンプ・プローブ計測
8.5 高次高調波シード型極端紫外域FELの開発
8.6 XFELによる気相試料のX線回折計測

執筆者紹介

[編著者]
山内 薫 東京大学大学院理学系研究科

[分担執筆者]
廣井卓思 物質・材料研究機構若手国際研究センター
深堀信一 東京大学大学院総合文化研究科
沖野友哉 理化学研究所光量子工学研究センター
歸家令果 東京都立大学理学部
安藤俊明 東京大学大学院理学系研究科
山田佳奈 東京大学大学院理学系研究科
Erik Lötstedt 東京大学大学院理学系研究科
加藤 毅 東京大学大学院理学系研究科
岩崎純史 東京大学大学院理学系研究科

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