熱力学 第2版

小口 幸成高石 吉登(編著)

小口 幸成高石 吉登(編著)

定価 3,520 円(本体 3,200 円+税)

B5判/192ページ
刊行日:2023年02月01日
ISBN:978-4-254-23764-1 C3053

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内容紹介

定評ある教科書『機械工学テキストシリーズ2.熱力学​(2006年)』の改訂版。
身近な熱現象の理解から,熱力学の基礎へと進む,初学者にもわかりやすい教科書。エネルギーの話題も充実〔内容〕熱/熱現象/状態量/温度/熱量/熱力学の第一法則/第二法則/物質とその性質/エネルギーと地球環境。

編集部から

目次

1. 熱と熱現象〔小口幸成〕
 1.1 熱とは[入門]
 1.2 熱の発生とエネルギー源[初級]
 1.3 熱現象のいろいろ[初級]
  1.3.1 つぶれかけたピンポン球
  1.3.2 熱移動の方向性
  1.3.3 熱力学の基本量
  1.3.4 気体の加熱
  1.3.5 水の沸騰
 1.4 熱の伝わり方[一般]
  1.4.1 熱伝導
  1.4.2 熱対流
  1.4.3 熱放射
 演習問題
2. 単位と状態量〔髙石吉登〕
 2.1 単位と量計算[入門]
  2.1.1 SI
  2.1.2 SI基本単位の定義
  2.1.3 SI組立単位およびSI接頭語
  2.1.4 単位の取扱いと換算
  2.1.5 有効数字と計算
 2.2 熱力学における用語と量[初級]
  2.2.1 熱力学における用語
  2.2.2 熱力学で取り扱う量
 2.3 状態量[初級]
  2.3.1 状態量の特徴
  2.3.2 熱および仕事の符号
  2.3.3 示量性状態量および示強性状態量
 2.4 熱力学の一般関係式[一般]
 演習問題
3. 温度と熱量〔小口幸成〕
 3.1 温度と温度変化[入門]
  3.1.1 温度計と熱力学の第ゼロ法則(熱平衡の法則)
  3.1.2 温度測定
  3.1.3 温度変化
 3.2 熱量の種類[入門]
 3.3 熱量の表し方[初級]
  3.3.1 顕熱量の表し方
  3.3.2 潜熱と顕熱の違い
  3.3.3 温度変化を伴った顕熱量の表し方
  3.3.4 平均比熱の考え方
 3.4 比熱容量(比熱)[一般]
 演習問題
4. 理想気体とその性質〔佐藤智明〕
 4.1 理想気体とは[入門]
 4.2 理想気体の状態式[初級]
  4.2.1 ボイルの法則
  4.2.2 シャールの法則
  4.2.3 ボイル・シャールの法則と理想気体の状態式
 4.3 理想気体の内部エネルギーとエンタルピー[一般]
  4.3.1 内部エネルギー
  4.3.2 エンタルピー
 4.4 理想気体の比熱容量(比熱)[一般]
 4.5 気体の混合[一般]
 4.6 混合気体の性質[一般]
 演習問題
5. 熱力学の第一法則〔林 直樹〕
 5.1 熱力学の第一法則の定義[入門]
  5.1.1 熱力学の第一法則
  5.1.2 物体のもつエネルギーとエネルギー保存の法則
  5.1.3 熱力学の第一法則の定式化
 5.2 閉じた系の熱力学の第一法則[入門]
 5.3 開いた系の熱力学の第一法則[一般]
  5.3.1 エンタルピーの定義と熱力学の第一法則
  5.3.2 開いた系(定常流れ系)におけるエネルギーの保存則
 5.4 理想気体の状態変化[一般]
  5.4.1 等温変化
  5.4.2 等圧変化(定圧変化)
  5.4.3 等積変化(定積変化)
  5.4.4 可逆断熱変化
  5.4.5 ポリトロープ変化
 演習問題
6. 熱力学の第二法則〔髙石吉登〕
 6.1 自然界に起こる変化[入門]
 6.2 熱力学の第二法則の表現[初級]
  6.2.1 ケルビン-プランクによる表現
  6.2.2 クラウジウスによる表現
 6.3 クラウジウスの積分[一般]
 6.4 エントロピーの定義[一般]
 6.5 エントロピーと熱力学の第二法則[一般]
  6.5.1 エントロピーと不可逆変化
  6.5.2 エントロピー増大の原理
 6.6 温度-エントロピー線図[一般]
 6.7 可逆変化におけるエントロピー変化[一般]
  6.7.1 固体および液体のエントロピー変化
  6.7.2 理想気体のエントロピー変化
 6.8 不可逆変化におけるエントロピー増加[一般]
  6.8.1 温度が異なる二物体間の伝熱
  6.8.2 摩擦による熱の発生
  6.8.3 気体の拡散による混合
 6.9 ヘルムホルツ関数とギブス関数[一般]
  6.9.1 ヘルムホルツ関数およびギブス関数の定義
  6.9.2 等温等積変化とヘルムホルツ関数
  6.9.3 等温等圧変化とギブス関数
 演習問題
7. 実在気体とその性質〔佐藤春樹〕
 7.1 理想気体と実在気体[入門]
 7.2 物質の状態変化[入門]
 7.3 理想気体・純物質・混合物の熱力学状態曲面[初級]
 7.4 相変化・飽和状態・相律[一般]
 7.5 飽和状態と乾き度[一般]
 7.6 クラペイロンの式[一般]
 7.7 ファン・デル・ワールスの状態式[一般]
 7.8 熱力学の一般関係式[一般]
 7.9 熱力学状態式(熱力学状態方程式)[一般]
 7.10 蒸気表(物性値表)と状態図[一般]
  7.10.1 水および水蒸気の熱力学状態量
  7.10.2 作動流体R 410Aの飽和表(温度基準)とp-h線図
  7.10.3 二酸化炭素の飽和表とp-h線図
 演習問題
8. 各種サイクルとその性能〔小口幸成・長沼 要〕
 8.1 サイクル[入門]
 8.2 ガスサイクルと蒸気サイクル[初級]
 8.3 ガスサイクルとその性能[一般]
  8.3.1 カルノーサイクル
  8.3.2 オットーサイクル
  8.3.3 ディーゼルサイクル
  8.3.4 サバテサイクル
  8.3.5 ブレイトンサイクル
  8.3.6 エリクソンサイクル
  8.3.7 スターリングサイクル
  8.3.8 圧縮機のサイクル
 8.4 蒸気サイクルとその性能[一般]
  8.4.1 ランキンサイクル
  8.4.2 蒸気圧縮式冷凍サイクル
  8.4.3 吸収式冷凍サイクル
  8.4.4 空気液化装置のサイクル
 演習問題
9. 各種エネルギーと地球環境〔佐々木直栄・田中三郎〕
 9.1 エネルギーとは[入門]
 9.2 地球環境と地域環境(公害)[入門]
  9.2.1 地球環境
  9.2.2 地域環境(公害)
 9.3 エネルギーの種類[初級]
 9.4 エネルギー関数[一般]
  9.4.1 内部エネルギーU
  9.4.2 エンタルピーH
  9.4.3 ヘルムホルツ関数F(自由エネルギー)
  9.4.4 ギブス関数G(自由エンタルピー)
 9.5 エンタルピー評価[一般]
 9.6 エクセルギー評価[一般]
  9.6.1 有効エネルギー
  9.6.2 最大仕事
  9.6.3 エクセルギー
 演習問題
演習問題略解
巻末付表・付図
索引
コーヒーブレイク
 物質の構造に関する探究(1)
 物質の構造に関する探究(2)
 物質の構造に関する探究(3)
 微視的に見たエントロピー
 物質の構造に関する探究(4)
 ファン・デル・ワールスの状態式
 p-V線図とクランク機構の関係
 タービンの機能

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