土質力学

岡 二三生(著)

岡 二三生(著)

定価 5,720 円(本体 5,200 円+税)

A5判/320ページ
刊行日:2003年09月20日
ISBN:978-4-254-26144-8 C3051

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内容紹介

地盤材料である砂・粘土・軟岩などの力学特性を取り扱う地盤工学の基礎分野が土質力学である。本書は基礎的な部分も丁寧に解説し,新分野としての計算地盤工学や環境地盤工学までも体系的に展開した学部学生・院生に最適な教科書である。

編集部から

目次

1. 序論
 1.1 土質材料の特徴と土質力学
 1.2 土材料および地盤の形成
 1.3 単位と換算表
2. 土の組成とコンシステンシー
 2.1 土の組成と基本的物理量
 2.2 土の粒径分布と土の分類
 2.3 粘土の構造
 2.4 粘土鉱物の表面電荷とイオン交換
 2.5 土のコンシステンシー
 2.6 地盤材料の工学的な分類
3. 応力,ひずみと力の釣合い
 3.1 座標系と運動
 3.2 物体力と表面力
 3.3 座標系の回転に対する応カテンソルの変換
 3.4 土質力学における応カベクトルの符号とモールの応力円
 3.5 力の釣合いと線形運動量の保存則
 3.6 角運動量の保存則と応カテンソルの対称性
 3.7 主応力成分と応カテンソルの不変量
 3.8 ひずみ
 3.9 モールのひずみ円
 3.10 固体―流体2相系の運動方程式と質量保存則
4. 有効応力と構成式
 4.1 土の等方圧縮性
 4.2 有効応力と間隙水圧
 4.3 構成式
5. 飽和土中の水の流れ
 5.1 ダルシーの法則(間隙水の運動方程式)
 5.2 土中の水の1次元流れ
 5・3 2次元透水問題の解析
6. 不飽和,締固め,凍結と凍上
 6.1 毛管現象
 6.2 土粒子間に働く毛管結合力
 6.3 サクション(吸引圧)の測定法
 6.4 土の締固め
 6.5 土の凍結と凍上
7. 圧密理論
 7.1 圧密モデル
 7.2 土の圧縮変形における応カ―ひずみ関係
 7.3 圧密沈下量の計算
 7.4 1次元圧密埋論
 7.5 圧密方程式の解
8. 土の変形と強度
 8.1 土の応カ―ひずみ挙動
 8.2 土のせん断試験
 8.3 土の破壊規準
 8.4 粘性土のせん断変形―強度特性
 8.5 応力径路図
 8.6 土の限界状態の概念
 8.7 初期降伏曲面
 8.8 応カ―ダイレイタンシー関係
 8・9 砂のせん断変形―強度特性
9. 軟弱地盤の振動特性と砂質地盤の液状化
 9.1 軟弱地盤の振動特性
 9.2 砂地盤の液状化
 9.3 液状化予測
 9.4 液状化被害の対策
10. 弾塑性理論とカムクレイモデル
 10.1 はじめに
 10.2 降伏条件式
 10.3 ひずみの加法性
 10.4 負荷条件
 10.5 安定な弾塑性体に関するドラッカーの理論
 10.6 流 れ 則
 10.7 プラーガーの適合条件式
 10.8 カムクレイモデル
11. 弾性地盤内の応力と変位
 11.1 ブシネスクの解
 11.2 フレーリッヒによる地盤内応力
 11.3 面荷重による地盤内応力
 11.4 基礎の沈下量
12. 地盤の変形―破壊解析法
 12.1地盤の変形―破壊解析法
 12.2 弾塑性境界値問題と仮想仕事の原理1
 12.3 極限解析
13. 土圧理論
 13.1 静止土圧
 13.2 ランキン土圧
 13.3 クーロン土圧
14. 地盤の支持力と基礎
 14.1 はじめに
 14.2 すべり線解法
 14.3 テルツアギーの支持力解
 14.4 ランキンくさびによる解法
 14.5 支持力公式
 14.6 杭基礎
 14.7 基礎の設計
15. 斜面の安定
 15.1 斜面の古典的安定解析法
 15.2 無限斜面の安定解析
 15.3 円弧すべり面を仮定する場合の斜面の安定解析法
 15.4 一般分割法による安定解析法
16. 地盤改良
付 録
索 引

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