植物の育種学

日向 康吉(著)

日向 康吉(著)

定価 4,730 円(本体 4,300 円+税)

A5判/216ページ
刊行日:1997年03月10日
ISBN:978-4-254-42018-0 C3061

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内容紹介

分子生物学の発展,日本の農業の位置づけの変化から最近の育種学・農学を考える。〔内容〕作物と品種,育種の歴史/育種目標/遺伝子と染色体と形質/生殖様式と遺伝子の行動/基本的育種法/遺伝変異作成の技術/選抜の戦略/育種の組立

編集部から

目次

1 作物の品種,育種の歴史
 1.1 作物の成立と育種
 1.2 種と品種:植物学と農学
 1.3 品種とは何か
 1.4 育種と育種学の発展
 1.5 社会の変化と育種学の変化
2 育種目標
 2.1 作物の種類と育種目標
 2.2 品種に対する希望
 2.3 育種目標の取扱い
 2.4 ケーススタディ:美味なコメ育種の諸問題
 2.5 まとめ
3 遺伝子と染色体の形質
 3.1 遺伝子のはたらき
 3.2 染色体の構造と機能
 3.3 オルガネラ
 3.4 形質と遺伝
 3.5 形質の取扱い
 3.6 遺伝子の取扱い
4 生殖様式と遺伝子の行動
 4.1 有性生殖過程と栄養繁殖
 4.2 自殖性植物の遺伝子行動
 4.3 他殖性植物の遺伝子行動
 4.4 栄養繁殖するときの遺伝子行動
 4.5 アポミクシスするときの遺伝子行動
 4.6 近交弱勢・雑種強勢と生殖様式
 4.7 生殖様式の進化
5 基本的育種法
 5.1 栄養繁殖を利用する育種法
 5.2 自殖性植物の育種法
 5.3 他殖性植物の育種法
 5.4 種間雑種育種法
 5.5 倍数体育種法
 5.6 まとめ
6 遺伝変異作成の技術
 6.1 自然界に存在する遺伝変異の利用
 6.2 種内交雑による変異作成
 6.3 種間雑種による変異作成
 6.4 突然変異による変異作成
 6.5 遺伝子導入による変異作成
 6.6 染色体の倍数化による変異作成
 6.7 染色体数の変異作成
7 選抜の戦略
 7.1 品種比較と選抜の場
 7.2 遺伝子と選抜
 7.3 栽培特性の選抜
 7.4 品質の選抜
 7.5 ストレス耐性の選抜
 7.6 生産性の選抜
 7.7 育種操作に関する特性
 7.8 まとめ
8 育種の組立て
 8.1 育種の組立て
 8.2 育種目標
 8.3 育種戦略
 8.4 候補系統の試作・品種の命名と種子の増殖
 8.5 まとめ
9. あとがき
10. 文献
11. 索引

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