植物ウイルス学

池上 正人上田 一郎奥野 哲郎夏秋 啓子難波 成任(著)

池上 正人上田 一郎奥野 哲郎夏秋 啓子難波 成任(著)

定価 4,290 円(本体 3,900 円+税)

A5判/208ページ
刊行日:2009年05月20日
ISBN:978-4-254-42033-3 C3061

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内容紹介

植物生産のうえで植物ウイルスの研究は欠かせない分野となっている。最近DNAの解明が急速に進展するなど,遺伝子工学の手法の導入で著しく研究が進みつつある。本書は,学部生・大学院生を対象とした,本格的な内容をもつ好テキスト。

編集部から

目次

1.植物ウイルスの研究史
 1.1 植物ウイルスの概念と研究史
 1.2 ウイルスの定義 
2.ウイルスによる病徴 
 2.1 局所病徴と全身病徴 
 2.2 外部病徴および内部病徴
 2.3 病徴の診断 
3.ウイルスの精製と定量 
 3.1 感染植物の調整 
 3.2 ウイルスの精製法 
4.ウイルス粒子の構造 
 4.1 ウイルス粒子の形態
 4.2 ウイルス核酸 
 4.3 ウイルスゲノムの分布様式 
 4.4 ウイルス粒子の構造 
 4.5 ウイルスの分子集合 
5.ウイルスの分類 
 5.1 植物ウイルスの分類 
 5.2 植物ウイルスの科,属と性状 
6.ウイルスゲノムの構造とその発現 
 6.1 ウイルスのゲノムと遺伝 
 6.2 ウイルスのゲノムと進化 
 6.3 ウイルスゲノムの構造とその発現 
 6.4 ウイルスのもつ遺伝子発現のストラテジー 
7.ウイロイド 
 7.1 病徴 
 7.2 構造と分類
 7.3 検出と診断
8.ウイルスの複製 
 8.1 ウイルス複製研究の実験系 
 8.2 感染プロセス 
 8.3 ゲノム核酸成分と性状によるウイルス分類と複製機構 
 8.4 変   異 
9.ウイルスの移行 
 9.1 プラズモデスマータ(PD)  
 9.2 TMV MPが細胞間移行に関わることの発見
 9.3 MPの性質と機能 
 9.4 細胞間移行に必要なMP以外のウイルスタンパク質 
 9.5 移行形態
 9.6 長距離移行
10.ウイルスと植物の分子応答 
 10.1 感染タイプ 
 10.2 細胞レベルでの抵抗性 
 10.3 過敏感反応を伴う抵抗性 
 10.4 RNAサイレンシングによる抵抗性
 10.5 その他の抵抗性 
11.ウイルスの伝染 
 11.1 汁液や接触による伝染 
 11.2 接ぎ木伝染 
 11.3 種子・花粉伝染 
 11.4 栄養繁殖器官による伝染
 11.5 媒生物を必要とする伝染 
12.ウイルス病の診断 
 12.1 コッホの原則
 12.2 ウイルス病の診断 
 12.3 ウイルスの検出
 12.4 抗血清を用いたウイルスの検出と同定 
 12.5 核酸の検出とウイルスの同定 
13.ウイルス病の防除 
 13.1 健全種苗の利用 
 13.2 抵抗性品種の利用 
 13.3 農業資材の消毒 
 13.4 土壌伝染の防止 
 13.5 圃場衛生
 13.6 媒介者の制御 
 13.7 弱毒ウイルスの利用 
 13.8 抗ウイルス剤の利用 
 13.9 ウイルス抵抗性の遺伝子組換え植物の利用

事項索引 
ウイルス名索引 

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