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建築でたどる西洋史
飛ヶ谷 潤一郎(著)
内容紹介
古代からルネサンスにいたるまでの西洋史を、建築学という新たな視点から読み解いていく。建築用語の解説やさらに知るための参考文献紹介も充実。
〔内容〕古代の娯楽施設/東西のローマとキリスト教/西ヨーロッパの起源と修道院の展開/城と戦争/巡礼と遍歴/都市と市民生活/古代風の生活/新しい信仰/ルネサンスの広がり
編集部から
本書は、様式と技術から語られがちな建築史に対し、西洋社会の変化から建築の意味をとらえなおしたものである。例えば、古代の競技場、中世の修道院や大聖堂、城や政庁舎、そしてルネサンスのヴィラ。なぜこれらのビルディングタイプが誕生したのか、またどのように使われたのか。実際、建築は社会の産物である。したがって、建築を通して、西洋史の世界が鮮やかにイメージできる一冊だ。
――五十嵐太郎(東北大学大学院工学研究科・教授)
古代ギリシア・ローマからルネサンスに至るまで、建築を通して西洋史を読み解く画期的な試み。競技場や修道院、城、広場、住宅、宗教建築など多様な建築物を手がかりに、西洋の文明と社会の移り変わりを生き生きと描き出す。文理を問わず学生から一般読者まで、時代と空間を旅するように楽しめる一冊。
――藤崎衛(東京大学大学院総合文化研究科・教授)
目次
執筆者紹介
飛ヶ谷潤一郎
東北大学大学院工学研究科都市・建築学専攻准教授。 専門はイタリア・ルネサンスを中心とする建築史。著書『盛期ルネサンスの古代建築の解釈』で地中海学会ヘレンド賞・建築史学会賞・日本建築学会著作賞を受賞。その他著作多数。

























