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理論と実践の往還で紡ぐ保育・幼児教育学 ―幸せに生きるためのヒントは乳幼児期に―
高櫻 綾子(編著)
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内容紹介
9章と18の実践から,研究者と実践者がともに「本来の保育・幼児教育」について明確に伝えていくテキスト.と同時に,保育・幼児教育が乳幼児期だけでなく,生涯にわたりどのように影響するのかといったつながりも具体的に提示.
編集部から
目次
第 1 章 子どもの育ちに携わるとは,子どもとともに育つということです
1.1 育つことの力強さ
1.2 育てることの奥深さ
1.3 育ち合うことの尊さ
1.4 子どもの育ちに携わり,ともに育つために
コラム 1-1 良質な保育・幼児教育を支える同僚性―子どもの姿について語り合っています―
コラム 1–2 専門性の維持と向上―施設・学校段階を超えた研修も必要です―
第 2 章 質の高い遊びをしている子どもは,有能な学び手です
2.1 質の高い遊びをしている子どもは,有能な学び手になるのか?
2.2 遊びとは何か
2.3 遊びで何が育つのか
2.4 質の高い遊びに向けて
2.5 乳児期から将来に向けて
コラム 2–1 遊びが生み出す学ぶ力―ミッションは,思いっきり遊んで,仲間と協力することです―
コラム 2–2 遊びのなかで自ら考え工夫する―「だめ!」ではなく「危ないならどうする?」―
第 3 章 さまざまな環境には,保育者から子どもの発達への願いが込められています
3.1 保育の環境を考える
3.2 やりたいことがみつかる環境
3.3 さまざまなひとと出会う環境
3.4 子どもの体験を広げ,深める環境
3.5 保育の環境を探究する
コラム 3–1 心とからだが動き出す環境構成―遊びを通して学ぶことの楽しさを味わっています―
コラム 3–2 子どものやりたい気持ちを育てる―考える力は,ひと・もの・こととの関わりから生まれます―
第 4 章 いのちが大切に育まれ,安心・安全を感じると,自分らしく生きられます
4.1 いのちが大切に育まれるとは?
4.2 ひとが生きていくための土台ができると教育も可能に
コラム 4–1 誕生日は感謝を伝える日―「生まれてきてくれてありがとう」「産んでくれてありがとう」―
コラム 4–2 地域もともに子どもの育ちを支える―親子が一緒にほっと笑顔になれる場所をめざしています―
第 5 章 健康な心とからだは,生きる力の源です
5.1 健康な心とからだとは
5.2 乳児期における心とからだの発達
5.3 1 歳以上 3 歳未満児における心とからだの発達
5.4 3 歳以上児における心とからだの発達
5.5 乳幼児期までの発達と児童期以降の発達とのつながり
コラム 5–1 心とからだの発達をうながす遊び環境づくり―たくさんハイハイすると,楽しくて,面白い発見があるよ―
コラム 5–2 遊びが心とからだを強くする―どろんこになって遊んで,いっぱい食べて,大きくな~れ!―
第 6 章 人と関わる力は,他者とともに生き,人生を切り拓くためにも必要です
6.1 人と関わる力とは
6.2 ともに生きること
6.3 人生を切り拓くために
6.4 子どもの喜びの世界にともにいる
6.5 子どもの悲しみの世界をともに生きる
6.6 「わからない」を持ち続ける
6.7 育ちのときを待ち望みながら,ともにいる・支える
コラム 6–1 応答的な関わりにもとづく一人一人をいかした集団の形成―みんなが主人公であり,育ち合う仲間です―
コラム 6–2 多様な子どもとの出会いと関わりのなかで自分らしく育つ―みんなちがうからこそ,一緒に過ごすと楽しいね―
第 7 章 さまざまな環境への好奇心や探究心は,学ぶ意欲を育てます
7.1 「環境を通して行う教育」とは何か
7.2 保育・幼児教育における環境とは何か
7.3 文字や数との出会い
7.4 ICT の活用
7.5 保幼小の連携・接続も視野に入れて
コラム 7–1 生命の尊さと自然の美しさに気づく―動物も自然もともに生きる大切な存在です―
コラム 7–2 子どもの挑戦にとことんつきあう―保育者も一緒の試行錯誤はわくわくするね―
第 8 章 心が通い合う喜びは,愛と信頼を育みます
8.1 言葉の獲得の過程
8.2 能動的存在としての子ども
8.3 保育者が子どもをわかろうとすることから育まれる子どものことば
8.4 子どものことば(声)を聴く ―ラーニング・ストーリー―
8.5 想像する楽しさを味わう絵本との出会い
コラム 8–1 目に見えないけれど大事な気持ちを伝え合う―互いを尊重し合うことがともに生きることにつながります―
コラム 8–2 文字への興味と関心を育む―ことばを豊かにするには,親しみ,喜び,楽しさが重要です―
第 9 章 磨かれた感性と表現する力を身につけることは,生活を彩り豊かにします
9.1 乳児における表現
9.2 1 歳以上 3 歳未満児における表現
9.3 3 歳以上児における表現
9.4 表現活動は生活を彩り豊かにする
コラム 9–1 感動を分かち合う―意欲を受け止められると,イメージと創り出す力が湧いてきます―
コラム 9–2 伝統文化に触れる―文化の継承は「やってみたいな」から始まります―
索 引
執筆者紹介
高櫻綾子* 青山学院大学教育人間科学部[序,第1章]
濱崎心子 浦堂認定こども園[コラム1-1,2-1]
與儀毅 南城市教育委員会[コラム1-2]
齋藤久美子 大阪成蹊大学教育学部[第2章]
古矢美由起 文京区子ども家庭部幼児保育課[コラム2-2,5-1]
福元真由美 青山学院大学教育人間科学部[第3章]
山口晃司 中央区立豊海幼稚園[コラム3-1]
相川圭子 逗子市立小坪保育園[コラム3-2]
寳川雅子 鎌倉女子大学短期大学部[第4章]
溝部聡子 かわさき里親支援センターさくら[コラム4-1]
亀山恒夫 さきちゃんち運営委員会[コラム4-2]
越智幸一 埼玉県立大学保健医療福祉学部[第5章]
鈴木友規 スギナ保育園[コラム5-2]
松浦浩樹 和泉短期大学児童福祉学科[第6章]
大庭亜由美 松が丘保育園[コラム6-1]
石川かおる 日本基督教団小石川白山教会愛星幼稚園[コラム6-2]
宮城利佳子 琉球大学教育学部[第7章]
田村秀子 文京区立第一幼稚園[コラム7-1,9-2]
我謝友貴美 与那原町立阿知利保育所[コラム7-2]
久保寺節子 青山学院大学教育人間科学部[第8章]
仁科桃子 日本基督教団小石川白山教会愛星幼稚園[コラム8-1]
前田宏子 文京区立湯島幼稚園[コラム8-2]
佐藤賢一郎 常磐大学人間科学部[第9章]
嶺村法子 中央区立月島第一幼稚園[コラム9-1]
(執筆順,* は編著者,[ ]は執筆箇所)