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内容紹介
江戸時代に急速に発達した日本固有の数学和算。和算を歴史から紐解き,その生活に根ざした計算法,知的な遊戯としての和算,各地を旅し和算を説いた人々など,さまざまな視点から取り上げる。〔内容〕和算のなりたち/生活数学としての和算/計算法―そろばん・円周率・天元術・整数術・方陣他/和算のひろがり―遊歴算家・流派・免許状/和算と諸科学―暦・測量・土木/和算と近世文化―まま子立・さっさ立・目付字他/和算の二大風習―遺題継承・算額奉納/和算書と和算家
編集部から
目次
1 和算の成り立ち
2 生活数学としての和算
2.1 計算道具:算木,そろばん
2.2 生活のための数学
3 和算の計算法
3.1 そろばんによる開平・開立
3.2 円周率
3.3 天元術
3.4 點竄術
3.5 諸約術
3.6 剰一術
3.7 翦管術
3.8 交会術
3.9 零約術
3.10 累約術
3.11 整数術
3.12 解伏題之法・交式斜乗
3.13 円 理
3.14 楕 円
3.15 互対術
3.16 招差法
3.17 測量術
3.18 逐索術
3.19 廉 術
3.20 趁
3.21 容術・傍斜術
3.22 算変法
3.23 角 術
3.24 方 陣
3.25 算 脱
4 和算のひろがり
4.1 遊歴算家
4.2 流 派
4.3 免許状
5 和算と諸科学
5.1 和算と暦
5.2 和算と測量
5.3 和算と土木
5.4 和算と外国数学の関係
6 和算と近世文化――知的な遊戯
6.1 継子立て
6.2 さっさ立て
6.3 目付字
6.4 盗人隠
6.5 油分け算
6.6 奇偶算
6.7 飛び重ね
6.8 おしどり飛び
6.9 年齢算
6.10 父の子母の子
6.11 虎の子渡し
6.12 十不足
6.13 碁石拾い
6.14 裁ち合わせ
6.15 壺 算
6.16 薬師算
6.17 島立て
6.18 女子開平
6.19 絹盗人算
6.20 虫食い算
6.21 百五減算
6.22 からす算
6.23 小町算
6.24 馬に乗る算
6.25 鶴亀算
6.26 倍々増し算
6.27 智恵の板
6.28 知恵の輪
6.29 入子算
6.30 橋普請
6.31 ねずみ算
7 和算の二大風習
7.1 遺題継承
7.2 算額奉納
8 和算家と和算書100
8.1 江戸時代前期
8.2 関孝和・建部賢弘
8.3 江戸時代中後期
和算書年表
執筆者紹介
【監修】
佐藤健一…和算研究所理事長
【編集】
山司勝紀…和算研究所理事
西田知己…上智大学公開講座・清泉女子大学公開講座講師
【執筆者】
佐藤健一…和算研究所理事長
大竹茂雄…群馬県和算研究会名誉会長
安富有恒…岩手県和算研究会会長
谷 賢治…珠算教育研究所
杉本敏夫…前日本女子大学教授
清水布夫…和算研究所理事
田辺寿美枝…聖心女子学院教諭
土倉 保…東北大学名誉教授
竹之内 脩…和算研究所副理事長・大阪国際大学名誉教授
小松彦三郎…東京大学名誉教授
川瀬正臣…新名学園旭丘高等学校教諭
直井 功…前岐阜県立高等学校教諭
小曽根 淳…栃木県立足利高等学校教諭
藤井康生…兵庫県立宝塚東高等学校主幹教諭
小寺 裕…前東大寺学園中高等学校教諭
中村幸夫…中村エス・ファイブ事務所所長
阿部楽方…和算研究家
中山政三…山梨県郷土数学研究会会長
吉山青翔…四日市大学教授
野口泰助…前熊谷市立図書館長
米光 丁…和算研究家
深川英俊…名城大学非常勤講師
西田知己…上智大学公開講座・清泉女子大学公開講座講師
(執筆順)