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ニューテック・シリーズ 信号理論入門 ―情報通信の基礎―
内容紹介
信号波形を多数掲載して視覚的理解を図った教科書。演習問題には詳細な解答を付した。〔内容〕周波数領域の解析:正弦波に対する応答/時間領域の解析/周波数領域の解析と時間領域の解析の関係/不規則信号/通信と信号処理/付録
編集部から
目次
1. 周波数領域の解析―正弦波に対する応答―
1.1 信号源が単一の場合
1.2 信号源が複数の場合
1.3 フーリエ級数
正弦波の和/高調波分析の和への分解/波形の対称性とフーリエ係数/有限項に
よる最良近似/フーリエ級数の収束
1.4 複数フーリエ級数
フーリエ級数から複素フーリエ級数へ/波形の対象性と複素フーリエ係数
1.5 フーリエ変換
フーリエ級数からフーリエ変換へ/微分・積分した信号のフーリエ変換/波形の
対称性とフーリエ変換/フーリエ変換の存在条件/計算機によるフーリエ変換の
計算:離散フーリエ変換
2. 時間領域の解析
2.1 時間領域での解析の必要性
2.2 時間領域における応答の解析
微分方程式の解による方法/ステップ応答の合成による解析/インパルス応答の
合成による解析
2.3 インパルス応答・ステップ応答の性質
インパルス応答とステップ応答の関係/線形系の縦続接続
2.4 線形系のトランスバーサルフィルタによる表現
2.5 因 果 律
3. 周波数領域の解析と時間領域の解析の関係
3.1 周波数領域表示と時間領域表示
伝達関数とインパルス応答/周波数領域でかけ算された信号/時間領域でかけ算
された信号の周波数領域での表示/時間軸・周波数軸の伸縮の影響/時間軸・
周波数軸の平行移動の影響/パーシバルの定理
3.2 低域フィルタ
理想低域フィルタ/低域フィルタのステップ応答の傾斜と通過帯域幅
3.3 特殊関数のフーリエ変換
インパルス関数・ステップ関数のフーリエ変換/インパルス列のフーリエ変換/
インパルス関数の性質を利用したフーリエ級数の計算
3.4 サンプリング定理
時間サンプリング定理/周波数サンプリング定理/
サンプリング定理と離散フーリエ級数の計算
3.5 FFTによる畳み込みの数値計算
内挿による原信号の復元
3.6 因果律の周波数領域での関係
伝達関数の極の位置と因果率の関係/
因果律に関連したフーリエ変換とラプラス変換の関係
4. 不規則信号
4.1 不規則信号とは
4.2 相関関数
相関係数/相関関数の定義/相関関数の性質/線形系通過による相関関数の変化
4.3 パワースペクトル密度
パワースペクトル密度の定義/パワースペクトル密度の性質/
線形系通過によるパワースペクトル密度の変化/パワースペクトル密度の推定
4.4 不規則信号論の応用
インパルス応答の測定/雑音に埋もれた信号の検出/
隣接チャネルへの妨害電力の計算/不規則信号の予測
5. 通信と信号処理
5.1 理想伝送路における通信
無限帯域幅の伝送システム/無限帯域幅の伝送システムにおける信号の挙動/
無歪み伝送システムの特性
5.2 有限帯域幅の伝送システム
伝送システムの周波数特性/伝送システムの時間応答/
物理的に実現可能な伝送システム/有限帯域システムのステップ応答速度
5.3 ロールオフ特性
ナイキストフィルタと時間応答/ロールオフフィルタの基本特性/
RCロールオフフィルタ/最適受信フィルタ
5.4 変調と信号処理
ASK変調/角度変調
6. 付録A フーリエ変換表
7. 付録B 高速フーリエ変換
8. 演習問題の解答
9. 参考図書
10. 索 引