楽しく学ぶ 破壊力学

成田 史生大宮 正毅荒木 稚子(著)

成田 史生大宮 正毅荒木 稚子(著)

定価 2,530 円(本体 2,300 円+税)

A5判/144ページ
刊行日:2020年04月05日
ISBN:978-4-254-23148-9 C3053

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内容紹介

機械・材料系の破壊力学・材料強度学テキスト。〔内容〕材料の変形と破壊/孔まわりの応力は?/ひずみエネルギーと破壊/クラック先端の応力は?/クラックまわりの塑性変形/クラックに対する材料の抵抗/材料だって疲労する?/付録:理論強度ってなに?,八面体せん断応力ってなに?,J積分ってなに?

編集部から

破壊力学の最も分かりやすいテキストです。演習問題の解答がダウンロード可能です。

目次

第1章 材料の変形と破壊
 1.1 材料の挙動―巨視レベルと微視レベル
 1.2 応力とひずみの役割
 1.3 降伏と破壊―材料が降参して白旗を振るとき
 1.4 応力とひずみの関係―変形のしにくさ
 1.5 脆さとねばさ
 1.6 圧縮を受ける構造から引っ張りを受ける構造へ
 1.7 破壊力学の誕生
演習問題

第2章 孔まわりの応力は?
 2.1 応力の集中―破壊の出発点
 2.2 円孔
 2.3 楕円孔
 2.4 鋭い切欠き
演習問題

第3章 ひずみエネルギーと破壊
 3.1 エネルギーの概念からクラックを考える
  3.1.1 弾性ひずみエネルギー
  3.1.2 平板のひずみエネルギーとクラックの表面エネルギー
  3.1.3 外力の仕事とクラックの進展
 3.2 エネルギーの解放―クラックが進展するとき
 3.3 エネルギー解放率とコンプライアンス
 3.4 クラック長さの限界
 3.5 限界クラック長さの推定―グリフィスの式
演習問題

第4章 クラック先端の応力は?
 4.1 クラック先端近傍の応力場
 4.2 応力拡大係数
 4.3 特異応力場と変位場
 4.4 応力拡大係数の実際例
 4.5 応力拡大係数とエネルギー解放率の関係
演習問題

第5章 クラックまわりの塑性変形
 5.1 クラック先端近傍でのすべり
 5.2 クラック面上の塑性域寸法
 5.3 破損の条件
  5.3.1 応力ベクトルと応力成分
  5.3.2 せん断応力が作用しない面
  5.3.3 多軸応力下での破損則
 5.4 クラック先端近傍の塑性域
演習問題

第6章 クラックに対する材料の抵抗
 6.1 クラック材の破壊基準
 6.2 破壊じん性
 6.3 破壊じん性試験
 6.4 破壊じん性は試験片寸法に依存する?
演習問題

第7章 材料だって疲労する?
 7.1 繰返し荷重を受ける材料の振る舞い―クラック発生から破断まで
 7.2 クラックの進展速度
 7.3 疲労寿命を予知する
 7.4 設計のフィロソフィー
  7.4.1 応力解析による設計
  7.4.2 材料力学と破壊力学
  7.4.3 クラック進展解析による設計
演習問題

A 付録
 A.1 理想強度ってなに?
  A.1.1 理論へき開強度
  A.1.2 理論せん断強度
 A.2 八面体せん断応力ってなに?
 A.3 J積分ってなに?
  A.3.1 非線形弾性材料のエネルギー解放率―J積分
  A.3.2 J積分と荷重-変位曲線
  A.3.3 曲げ試験によるJ積分の評価
  A.3.4 弾塑性破壊じん性

文献
索引

執筆者紹介

成田史生 東北大学
大宮正毅 慶應義塾大学
荒木稚子 埼玉大学

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