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シリーズ朝倉〈言語の可能性〉 2 言語学の領域II
内容紹介
言語学の伝統的研究分野といわれる音韻論・形態論・統語論などで解決できない諸課題を取上げ,その研究成果と可能性を解説。〔内容〕総論/意味論/語用論/関連性理論/手話/談話分析/コーパス言語学/文字論/身体言語論/今後の可能性
編集部から
目次
1. 総 論
この巻であつかう言語研究分野
科学の研究法
演繹法則的方法論は本当に言語研究になじむのか
各章の紹介
2. 意 味 論
意味論とは何か
文の意味的特徴
意味論の歴史
真理条件的意味論
句と語の意味
意味論は成立するのか
意味論の貴重な遺産
3. 語 用 論
語用論とは
語用論研究の歴史
ネオ・グライス派語用論
新領域の誕生
4. 関連性理論
関連性理論とは
伝 達
発話解釈の特性
語彙語用論
発話解釈と脳
5. 手 話
手話の種類
手話の使用者
手話は世界共通か
手話の言語学的研究─手話音韻論
手話に語順はあるか
6. 談話分析
はじめに
ことばの実例を分析してみる
談話分析はことばをどのように眺めるのか
談話分析にはどのような研究があるのか
7. コーパス言語学
コーパス言語学とは
コーパスの中はどうなっているのか
どのようなコーパスがあるのか
コーパスで何ができるか
コーパスから何が見えるか
これからのコーパス
8. 文 字 論
文字論とは
文字とは
文字の始まり
文字の種類
古代の文字体系
中国文字の起源と仕組み
アルファベットと日本の文字体系
文字と文字研究のこれから
9. 身体言語論
はじめに
体感が導く台詞
解体される台詞
ひらかれた身体のために
10. 言語研究の可能性
言語の諸相
演繹法則的研究
解釈論
“新しい”2分野
手話について
文字論の今後
身体言語論
索 引
執筆者紹介
【監修】
中島 平三(前東京都立大学)
【編集】
今井 邦彦(前東京都立大学)
【著者】
今井邦彦、吉村あき子、原大介、山口治彦、赤野一郎、瀬田幸人、今井朋彦