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朝倉心理学講座 19 ストレスと健康の心理学
内容紹介
心理学的ストレス研究の最新成果を基に,健康の促進要因と阻害要因とを考察。〔内容〕Ⅰ健康維持の鍵概念(コーピングなど)/Ⅱ健康増進の方法(臨床的働きかけを中心に)/Ⅲ健康維持鍵概念の応用/ストレスと健康の測定と評価
編集部から
目次
0. 序章:ストレスと健康
0.1 ストレスとは何か
0.2 ストレスと健康に関する医学的研究の端緒
0.3 ストレスと健康に関するライフイベント研究の端緒
0.4 ストレスと健康に関する心理学的研究の端緒
第1部 健康維持鍵概念
1. コーピングと健康
1.1 入力型アプローチと出力型アプローチ
1.2 心理学的ストレスモデル
1.3 コーピングの種類と精神的健康
1.4 コーピング概念の拡張:不健康状態の改善から適応の促進へ
2. ソーシャルサポートと健康
2.1 ソーシヤルサポートの研究背景と歴史
2.2 構造的サポートと健康
2.3 機能的サポートと健康
3. ソーシャルスキルと健康
3.1 ソーシャルスキルとは何か
3.2 ソーシャルスキルと精神的健康
3.3 ソーシャルスキルと心理学的ストレス
4. 満足感と健康
4.1 満足感について
4.2 満足感と諸要因との関連について
4.3 おわりに
第2部 健康増進の方法
5. 集団を対象とした健康増進の方法
5.1 EAP(Employee Assistance Program:従業員支援プログラム)
5.2 サポートグループ
5.3 SST(Socials Skills Tfaining:ソーシャルスキル・トレーニング)
6. 個人を対象とした健康増進の方法
6.1 ストレスエデュケーションとストレスカウンセリング
6.2 解決志向行動療法
第3部 健康維持鍵概念の応用
7. 児童・生徒のストレス対策
7.1 児童・生徒を取り巻く環境とストレス
7.2 学校におけるストレス
7.3 家庭におけるストレス
7.4 心理臨床的介入の実践
8. 大学生のストレス対策
8.1 大学生のストレスと健康
8.2 大学生特有のストレッサー
8.3 大学生のストレス関連要因の特徴
8.4 大学のストレス対策:学生相談の立場から
9. 成人のストレス対策
9.1 成人の心理社会的ストレスとその対策
9.2 成人を対象としたストレス対策の具体例
9.3 成人向けストレス対策の要点
10. 高齢者のストレス対策
10.1 わが国の高齢者をめぐる状況
10.2 老化とストレス
10.3 高年期のソーシャルサポートとストレス
10.4 高年期の運動と心理的健康
10.5 今後の課題
第4部 ストレスと健康の測定と評価
11. さまざまな測定方法
11.1 ストレスのモデル
11.2 ストレッサーの測定と評価
11.3 心理的ストレス反応の測定と評価
11.4 コーピングの測定と評価
11.5 ソーシャルサポートの測定と評価
11.6 ソーシャルスキルの測定と評価
11.7 満足感の測定と評価
11.8 おわりに:尺度選択の方針
索 引
執筆者紹介
【編集者】
小杉正太郎
【執筆者(執筆順)】
小杉正太郎,島津明人,種市康太郎,田中健吾,島津美由紀,大塚泰正,千葉浩彦,林弥生,鈴木綾子,福川康之