Pythonによるビジネスデータサイエンス 4 ファイナンスデータ分析

岡田 克彦(編)

岡田 克彦(編)

定価 3,300 円(本体 3,000 円+税)

A5判/196ページ
刊行日:2022年03月01日
ISBN:978-4-254-12914-4 C3341

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内容紹介

ファイナンス理論の基礎を押さえながら金融データ解析を学ぶ。〔内容〕株式市場と対峙するにあたって/チュートリアル:株価を分析してみよう/ファイナンスのパラダイム/ファンダメンタル分析/ポートフォリオの評価と資産価格評価モデル/他

編集部から

本書のサンプルプログラムとサンプルデータが下記のサポートサイトよりダウンロードできます。

目次

1. 株式市場と対峙するにあたって
 1.1 株価は予測できるのだろうか
 1.2 株式を保有することの意味
 1.3 株価動向のランダムウォーク
 1.4 ファイナンスデータ解析の意味
 1.5 本書を使ってファイナンスを学ぶ
  
2. チュートリアル:株価を分析してみよう
 2.1 株式市場と4本値データ
  2.1.1 株価の修正
  2.1.2 株価の決まり方
  2.1.3 株価データの確認
  2.1.4 DataFrame,Series,Index
  2.1.5 4本値データの読み込み
  2.1.6 特定銘柄の特定期間のデータを選択する
  2.1.7 ローソク足チャートの描画
 2.2 テクニカル分析
  2.2.1 ゴールデンクロスとデッドクロス
  2.2.2 相対力指数:RSI
 2.3 株式のリターン(収益率)を計算する
 2.4 企業規模(株式時価総額)とリターンの関係をみてみる
  2.4.1 OLSの考え方
  2.4.2 企業規模(株式時価総額)とリターンの関係
 2.5 期待リターンとリスクを計算する
  2.5.1 期待リターンを求める
  2.5.2 不確実性を測定する
  2.5.3 複数銘柄の期待リターン
 2.6 ポートフォリオ構築の基礎
  2.6.1 ポートフォリオのリターンとリスク
  2.6.2 リスク分散
  2.6.3 銘柄数をさらに増やす
  2.6.4 効率的フロンティア
  2.6.5 無リスク資産を含めたときの効率的フロンティア
  2.6.6 時価総額加重と等加重ポートフォリオ
  
3. ファイナンスのパラダイム
 3.1 効率的市場仮説
  3.1.1 効率性の3分類
  3.1.2 効率的市場への挑戦
  3.1.3 効率性検証の困難
 3.2 行動ファイナンス
  3.2.1 裁定取引の限界
  3.2.2 プロスペクト理論
  3.3 効率的市場仮説を超えて
  
4. ファンダメンタル分析
 4.1 財務諸表の概要
  4.1.1 資金調達活動
  4.1.2 投資活動
  4.1.3 儲けを生み出す活動
 4.2 実際に開示される財務諸表
 4.3 財務諸表の注目箇所
  4.3.1 財務諸表をもちいた安全性の分析
  4.3.2 財務諸表をもちいた収益性の分析
 4.4 株主資本の簿価,価値,時価
 4.5 価値評価の基本原則
  4.5.1 将来の期待キャッシュフロー
  4.5.2 期待リターン
  4.5.3 割引現在価値
 4.6 株式価値の評価
 4.7 CAPMを利用した期待リターンの推定
 4.8 DDMによる株式価値評価の実践
  4.8.1 Step1. 期待リターン(企業にとっての株式の資本コスト)の推定
  4.8.2 Step2. 将来の期待配当の流列を仮定する
  4.8.3 Step3. V/Pを計算して,売買の意思決定に活用する
 4.9 V/P戦略の実装
  
5. ポートフォリオの評価と資産価格評価モデル
 5.1 パフォーマンスを評価するとは?
 5.2 CAPMアルファにもとづく投資評価
 5.3 ラッキーセブン戦略の実装
 5.4 ロング・ショート戦略にもとづくアルファ
 5.5 Betting Against Beta
 5.6 Betting Against Beta戦略の実装
  5.6.1 ベータ推定用のデータセットの作成
  5.6.2 ローリング回帰による月次の10分位ポートフォリオの作成
  5.6.3 ポートフォリオの構築
  5.6.4 CAPMによるポートフォリオの評価
 5.7 25 Size-BE/MEポートフォリオのCAPMアルファ
 5.8 Fama-French 3ファクター・モデル
 5.9 Fama-French 3ファクター・モデルの利用方法
  5.9.1 期待リターン(株式の資本コスト)の推定への応用
  5.9.2 パフォーマンス評価への応用
  
6. 応用ケース
 6.1 ベータを手がかりに業界の特徴をみる
  6.1.1 業種間のベータを比較する
  6.1.2 ベータを手がかりに業種内容の変化をみる
 6.2 アクルーアルズを利用してアルファ獲得を目指す
  6.2.1 第3の財務諸表:キャッシュフロー計算書
  6.2.2 利益の品質を評価する尺度:アクルーアルズ
  6.2.3 アクルーアルズと投資家の非合理性
 6.3 ハーディング指数で市場をみる
  6.3.1 市場におけるハーディングとは
  6.3.2 2銘柄の連動を考える
  6.3.3 変数による連動の違いをみる
  6.3.4 任意の2銘柄の相関係数を計算する
  6.3.5 ハーディングと市場の動向
  
おわりに
索引

執筆者紹介

シリーズ監修者
加藤直樹(兵庫県立大学)

編集者
岡田克彦(関西学院大学)

執筆者
岡田克彦(関西学院大学)
村宮克彦(大阪大学)
高橋秀徳(神戸大学)
羽室行信(関西学院大学)

※所属は刊行当時

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