シリーズ〈宇宙総合学〉 1 人類が生きる場所としての宇宙

京都大学宇宙総合学研究ユニット(編)

京都大学宇宙総合学研究ユニット(編)

定価 2,530 円(本体 2,300 円+税)

A5判/144ページ
刊行日:2019年12月10日
ISBN:978-4-254-15521-1 C3344

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内容紹介

文理融合で宇宙研究の現在を紹介するシリーズ。人類は宇宙とどう付き合うか。〔内容〕宇宙総合学とは/有人宇宙開発のこれまでとこれから/宇宙への行き方/太陽の脅威とスーパーフレア/宇宙医学/宇宙開発利用の倫理

編集部から

目次

chapter 1 宇宙総合学とは何か 
1.1 あらゆる分野に広がる宇宙の研究 
1.2 すべてがつながる宇宙の研究 
 1.2.1 太陽フレアから歴史文献まで 
 1.2.2 様々な宇宙利用 
 1.2.3 宇宙と人間 
 1.2.4 宇宙人類学の挑戦 
1.3 おわりに 

chapter 2 日本の有人宇宙活動 
2.1 有人宇宙活動とは 
2.2 世界の有人宇宙活動の変遷 
2.3 日本の有人宇宙活動の変遷 
2.4 ロケットの原理―ツィオルコフスキーとロケット方程式 
2.5 有人ロケット―スペースシャトル 
2.6 国際宇宙ステーション 
2.7 無重力の世界 
2.8 宇宙実験 
 2.8.1 ライフサイエンス実験 
 2.8.2 流体物理実験 
 2.8.3 宇宙絵画実験 
2.9 真空の世界 
 2.9.1 船外活動 
 2.9.2 宇宙から見た地球 
 2.9.3 宇宙から見た宇宙 

chapter 3 宇宙機の軌道設計 
3.1 はじめに 
3.2 三体問題 
3.3 回転座標系 
3.4 ラグランジュ点
 3.4.1 ラグランジュ点の安定性 
 3.4.2 ラグランジュ点近傍の物体の運動 
3.5 円制限三体問題の周期軌道と宇宙探査への応用 
3.6 不安定周期軌道に付随するチューブ構造 
3.7 チューブ構造を利用した軌道移行 
3.8 低推力宇宙機の惑星間ネットワークに向けて 

chapter 4 太陽の脅威とスーパーフレア 
4.1 太陽の正体 
4.2 フレア(太陽面爆発) 
4.3 オーロラと磁気嵐―カナダ・ケベック州の大停電(1989年3月) 
4.4 宇宙天気被害と宇宙天気予報 
4.5 キャリントン・フレア(1859年)―人類が最初に見たフレア 
4.6 太陽放射線の影響 
4.7 フレアの発生頻度 
4.8 スーパーフレアと生命絶滅 
4.9 スーパーフレアの天文学的可能性 
4.10 スーパーフレアの発見 
4.11 もしスーパーフレアが起きたら 
4.12 おわりに 

chapter 5 宇宙医学・生理学――宇宙でのからだの反応 
5.1 体液シフト 
5.2 体液の減少 
5.3 骨格筋の萎縮 
5.4 遠い星への旅行を目指して 
 5.4.1 preconditioningとpostconditioning 
 5.4.2 回転による遠心力 
 5.4.3 冬眠 
 5.4.4 代謝の増大 
5.5 骨格筋の遺伝子を操作する 
5.6 まとめ 

chpter 6 宇宙倫理――宇宙への進出をめぐる倫理問題 
6.1 宇宙倫理とは 
6.2 火星ミッションの安全基準はどうあるべきか 
6.3 他の天体の風景の価値
6.4 人類の存続の価値 

あとがき――宇宙総合学の誕生

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