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内容紹介
日本の地誌をわかりやすく解説する好評テキストを現在の地誌研究に即してアップデート。社会科教員を目指す学生だけでなく,日本を知りたいすべての人に。本文カラー。〔内容〕日本地誌の見方,考え方/北海道/東北/関東/中部/近畿/中国/四国/九州/さまざまな姿からみた日本の地域像/日本の地誌は何に役立つか
編集部から
目次
序章 これからの地誌の学び [菊地俊夫]
1 新たな地誌の考え方
2 リアルな地域の地誌学習
3 リアルな地域の地誌学習の基本とその事例
4 まとめ―地誌の学びの方向性―
1 日本地誌の見方,考え方 [菊地俊夫]
1.1 日本を知るための視点
1.2 日本を描く新しい地誌学的アプローチ
1.3 日本における多様な地域区分
1.4 日本における地域差と地域構造
2 北海道―壮大なスケールの自然と大陸的風土― [堤 純]
2.1 北海道の自然
2.2 北海道の歴史
2.3 北海道の社会経済
2.4 トピック 1―北海道の都市と農村―
2.5 トピック 2―北海道の食文化と観光―
3 東北地方―豊かな自然とそれに育まれた地方文化―[仁平尊明]
3.1 東北地方の自然
3.2 東北地方の歴史文化
3.3 東北地方の社会経済
3.4 トピック 1―会津盆地の地誌を野外で説明するためのメモ―
3.5 トピック 2―東北地方の温泉の写真について私が書くこと―
4 関東地方―変化を続ける巨大都市圏― [太田 慧]
4.1 関東地方の位置と範囲
4.2 関東地方の歴史文化
4.3 関東地方の社会経済
4.4 トピック 1―東京都心や臨海部の近年の再開発―
4.5 トピック 2―南房総沿岸の観光―
5 中部地方―東と西を結ぶ回廊― [駒木伸比古]
5.1 中部地方の自然
5.2 中部地方の歴史文化
5.3 中部地方の社会経済
5.4 トピック 1―日本有数の観光ポテンシャルをもつ中部地方―
5.5 トピック 2―名古屋は日本における第三の都市か―
6 近畿地方―各地の人々と資源が交わる地域― [矢ケ﨑太洋]
6.1 近畿地方の自然
6.2 近畿地方の歴史文化―古代から続く歴史と都を中心とした文化―
6.3 近畿地方の社会経済―社会を象徴する牛文化と和牛―
6.4 トピック 1―海と丘陵へ拡大する京阪神大都市圏―
6.5 トピック 2―日本の防災と復興を変えた阪神・淡路大震災―
7 中国地方―中国山地がもたらす多様な自然,文化,社会― [大石貴之]
7.1 中国地方の自然
7.2 中国地方の歴史文化
7.3 中国地方の社会経済
7.4 トピック 1―過疎化が進む農村と地域振興―
7.5 トピック 2―島の暮らしと観光―
8 四国地方―4 つの地域性が織りなす小島― [兼子 純]
8.1 四国地方の自然
8.2 四国地方の歴史文化
8.3 四国地方の社会経済
8.4 トピック 1―四国遍路―
8.5 トピック 2―四国のジオパーク―
9 九州地方―変わりゆく九州地方とその地域性の核心と革新― [栗林 賢]
9.1 九州地方の自然
9.2 九州地方の歴史文化
9.3 九州地方の社会経済
9.4 トピック 1―九州の観光―
9.5 トピック 2―九州新幹線の開通と地域の受容―
10 様々な姿からみた日本の地域像 [坂本優紀]
10.1 人口からみた日本の姿
10.2 海外からみた日本の特徴
10.3 日本の地形と自然災害
10.4 主食の生産と加工
10.5 日本の祭りと芸能
10.6 様々な地域像
終章 日本の地誌は何に役立つか [仁平尊明]
1 地誌で日本を視覚的に紹介する
2 日本地誌は日本を学ぶ基礎
3 地誌は生涯学習に役立つ
4 地誌で地域の魅力を伝える
5 地誌は野外での教育に役立つ
6 地誌は国際化する観光に役立つ
7 防災の教育に役立つ
8 地誌で SDGs を理解する
9 地誌を書くための視点「文化層序」
索 引
執筆者紹介
■編集者
仁平尊明 東京都立大学都市環境学部
菊地俊夫 東京都立大学名誉教授/東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授
■執筆者(五十音順)
大石貴之 岡山商科大学経営学部
太田 慧 高崎経済大学地域政策学部
兼子 純 愛媛大学法文学部
菊地俊夫 東京都立大学名誉教授/東京都立大学プレミアム・カレッジ特任教授
栗林 賢 佐賀大学芸術地域デザイン学部
駒木伸比古 愛知大学地域政策学部
坂本優紀 東京都立大学都市環境学部
堤 純 筑波大学生命環境系
仁平尊明 東京都立大学都市環境学部
矢ケ﨑太洋 兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科