シリーズ〈非線形科学入門〉 1 フラクタル

本田 勝也(著)

本田 勝也(著)

定価 3,850 円(本体 3,500 円+税)

A5判/200ページ
刊行日:2002年01月20日
ISBN:978-4-254-11611-3 C3341

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内容紹介

自然界に満ちあふれている“複雑な形”の幾何学の世界を,基礎から非平衡現象への応用まで解説。〔内容〕古典的フラクタル/自己相似性/フラクタル次元/臨界現象とパーコレーション/拡散過程/自己組織化臨界現象/成長する荒れた界面/他

編集部から

目次

1. 古典的フラクタルI
 1.1 カントール集合
 1.2 コッホ曲線
 1.3 ペアノ曲線
2. 古典的フラクタルII
 2.1 シアピンスキー・ガスケットの幾何学的構成法
 2.2 シアピンスキー・ガスケットの「大きさ」
 2.3 シアピンスキー・ガスケットの数学的記述
 2.4 シアピンスキー・ガスケットの拡張版
3. 自己相似性
 3.1 自己相似性
 3.2 図形の相似変換
 3.3 図形の列とその極限
 3.4 図形の列の収束条件
4. フラクタル次元I
 4.1 次 元
 4.2 ハウスドルフ次元
 4.3 相似次元
5. フラクタル次元II
 5.1 ボックス・カウント次元
 5.2 ボックス・カウント次元の測り方
 5.3 ハウスドルフ次元との関係
 5.4 相関関数
 5.5 その他の特性指数
6. 臨界現象とパーコレーション
 6.1 臨界現象
 6.2 パーコレーション
 6.3 臨界指数とスケーリング則
 6.4 クラスターの幾何学的構造
 6.5 くりこみ群の方法による理論
 6.6 有限サイズ・スケーリング
7. 拡散過程
 7.1 ランダム・ウォーク
 7.2 レビィ・フライト
 7.3 異常拡散
8. 拡散に支配された凝集DLA
 8.1 DLAクラスター形成のアルゴリズム
 8.2 DLAクラスターの自己相似性
 8.3 数学的定式化とDLAの拡張
 8.4 実験でつくられるDLAクラスター
 8.5 DLAクラスターのフラクタル次元の理論
9. 自己組織化臨界現象
 9.1 基本的考え方
 9.2 1次元の砂山モデル
 9.3 2次元の砂山モデル
 9.4 異方的な砂山モデル
10. 自己アフィン・フラクタル
 10.1 自己アフィン・フラクタル
 10.2 分数ブラウン曲線
 10.3 ヴォスのアルゴリズム
11. 成長する荒れた界面I
 11.1 成長する荒れた界面
 11.2 動的スケーリング則
 11.3 計算機シミュレーション・モデル
 11.4 実験的研究
 11.5 KPZ方程式
 11.6 理論的研究の現状
12. 成長する荒れた界面II
 12.1 EW方程式
 12.2 KPZ方程式の数値解析
 12.3 KPZQ方程式
13. 多重フラクタル
 13.1 多重フラクタルの定義
 13.2 f(α)スペクトラム
 13.3 熱統計力学的形式
 13.4 二項分枝過程 
 13.5 DLAクラスターの成長確率に対する多重フラクタル次元
14. 完備距離空間における縮小写像
 14.1 距離空間
 14.2 数列の収束
 14.3 完備な距離空間
 14.4 縮小写像による数列の収束
15. 大数の法則と中心極限定理
 15.1 準 備
 15.2 正規分布
 15.3 チェビシェフの定理
 15.4 大数の法則
 15.5 中心極限定理
16. デルタ関数
 16.1 デルタ関数の性質
 16.2 デルタ関数への漸近
17. 次元解析と中間漸近の方法
 17.1 もう一つの次元
 17.2 次元解析
 17.3 中間漸近の方法
18. 参考文献
19. 索 引

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