バイオデモグラフィ ―ヒトと動植物の人口学―

James R. CareyDeborah A. Roach(著)/髙田 壮則西村 欣也(訳)

James R. CareyDeborah A. Roach(著)/髙田 壮則西村 欣也(訳)

定価 9,900 円(本体 9,000 円+税)

A5判/544ページ
発売予定日:2025年02月15日
ISBN:978-4-254-17187-7 C3045

    近日発売予定です

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内容紹介

人口学の概念・手法でヒトを含む生物集団の動態を研究する「生物人口学(biodemography)」を,豊富な事例やイラストで基礎から丁寧に解説した入門書.〔内容〕生命表/死亡/繁殖/基本モデル/ステージモデル/安定理論の拡張/ヒトの生活史と人口学/応用人口学/生物人口学の87の小話/付録:データの可視化

編集部から

訳者まえがき

 2023年10月下旬,イチョウ並木の黄葉を見に訪れた観光客でごった返している北大構内では,北海道のヒグマの個体群管理に関するシンポジウムが開催された.このシンポジウムは,現在進行形で増大するヒグマの市街地出没・農業被害という社会的問題を受けて,喫緊の課題の現状を把握するために企画された.観光地の賑わいをよそに少子高齢化に悩む日本,ヒグマの個体数増加に悩む北海道.いずれも,demographyの問題である.
 「デモグラフィ(demography)」という用語は一般には「人口学」と訳され,多くの方々には,ヒト集団の個体数を研究・分析・予測する学問であると考えられていることだろう.しかし,この英単語にひとたび接頭辞bio が付くと,それは,数百万種と言われる現存する生物種全体を対象とする学問を意味する用語に変わる.それらの生物種の生涯は想像を遥かに超えるほど多様で,興味深く複雑である.「バイオデモグラフィ」=「生物人口学(biodemography)」とは,それらの多様かつ複雑な生涯を記述し,分析し,個体数の変化を予測する学問である.この分野は,ヒトの人口学の発展に連動しながら生物学の中の生態学分野で発展し,100年以上も前から集団動態を解析する数多くの研究がなされてきたが,biodemography という学問名そのものがタイトルである本は初めてである.この本がヒトの人口学研究と生物の生態学研究を結びつける架け橋になればと願っている.
 この本は400頁を超す大著で,ヒトのために構築された理論体系を生物全般に応用するための概念と手法を紹介することを目的としている.そのため,前半は人口学の基礎的な概念と手法の紹介にあてられ,20世紀のヒトの人口学理論の歴史も振り返ることができる歴史書の様相を呈している.それはまた,著者らの研究の歴史物語でもある.後半では,それらの理論を実際の生物やヒトに応用した事例や,生物個体に模した都市などより抽象的な対象に応用した事例が最近のものも含めて紹介され,その内容は多岐にわたる.とにかく話題が多種多様かつ豊富で,生き物以外の対象も視野にあり,人口学の手法が様々な話題に応用可能であることを私たちに教えてくれる魅力的な本である.基礎理論やその応用には,多くの数理的手法が使われているが,数学が不得手な読者であれば,数式部分を読み飛ばしても楽しんでもらえると思う.
 ヒトから生物一般へと展開するこの本の構成のゆえに,この本を翻訳するにあたって最も悩んだことは,人口学で確立された学術用語と生態学で確立された学術用語の間で訳語の不一致があることであった.例えば,cohort という英単語は生態学では「コホート」,人口学では「コウホート」あるいは,「コーホート」が使われているが,この本では生態学の使用法に準じた.また,population という英単語は生態学の文脈では「個体群」であり,人口学の文脈では「集団」である.誤解を与えない限り,文脈に合わせて訳語を変えて翻訳した.また,理解が難しいと思われる箇所では,適宜,脚注にて訳注を添えることもあれば,原文の翻訳に加筆・修正を行った.これらの脚注・加筆・修正については,ひとえに翻訳者の責任である.
 ほとんどの学術用語が英語由来であるため,重要な学術用語には,邦訳と共に括弧付きで英単語を添えた.邦訳された用語のなかには英語をそのままカタカナにしたものもあり,専門の人でなければ本来の意味すら探れないものもあった.また,広く合意された日本語の学術用語が定まっていないものもあった.それらについては,脚注や加筆によって説明を入れたり新たな訳語を当てたりした.邦訳と共に英語を添えることで,その用語が元々どのような英語のニュアンスを持っているかを読者に知ってもらい,読者が英文論文や英文の教科書を読む際の理解を促進する一助になればと考えた.最重要な用語の場合,忘れないように各章の初出の箇所で,繰り返し英単語を付した.人名については,ダーウィン,マルサス,ナポレオンなど著名な人物以外すべてアルファベットで表記した.この本では,様々な国の方々の研究が紹介されており,その正しい発音をカタカナ表記にすることに無理があると考えたからである.また,数多くの論文や著作の内容が紹介・引用され,巻末にはおよそ700件の文献リストがある.そのリストは原語表記の名前によってアルファベット順に掲載されているため,文献リストとの対応関係を容易にするためにも,原語表記が適切であると考えた.
 原著者のケイリーとローチに最初にお会いしたのは数年前に開催された国際学会であったが,2019年にマイアミ大学で開催された国際学会でケイリーがこの本の目次を紹介していた時には,ぜひ読んでみたいと思っていた.翻訳の途上,疑問点が出てきた時には彼らに直接質問をして疑問を解決し,時には内容の変更・修正を提案することもあったが,お二人とも邦訳本の出版を心から喜び,全面的に協力してくれた.心から感謝を申し上げたい.
 また,この本の翻訳の提案をしていただいた朝倉書店並びに翻訳原稿の細かいチェック作業をしてくださった編集部の方々には本当に頭が上がらない.翻訳作業の遅滞にもかかわらず,辛抱強くお待ちいただき,励ましていただいた.この翻訳作業の間に,コロナ禍に直面し,個人的にも大変な出来事があったが,ようやくこの大部の翻訳を完成させることができた.朝倉書店の方々の尽力なしにこの訳本の完成はありえなかった.ここに,改めて感謝の意を表したいと思う.
 この本は,幅広い学問分野にわたる内容が満載の本であった.そのため,翻訳の途上で様々な分野の方に訳語や内容について相談し,ご教示をいただいた.最後になったが,気軽に相談にのり,適切なアドバイスをくださった以下の方々にお礼申し上げる.中澤港,Richard Shefferson, 加茂将史,関元秀,内田健太,別所和博,井辻一雅,三觜慶諸氏らの各分野の内容に関する専門的な助言に大変助けられた.また,本当に残念なことに,原著版の「出版によせて」を執筆されたJ. Vaupel 氏が原著の翻訳中に逝去された.この場を借りて深い哀悼の意を表したい.

2025年2月 髙田壮則・西村欣也


出版によせて
  James W. Vaupel 

 人口学は学際的な研究分野である.実際,人口学は学際研究の典型であり,数学や統計学,社会科学,生物科学,健康科学,工学,文化研究,政策分析の研究に貢献し,それらの研究から学びを得ている.
 Biodemography: An Introduction to Concepts and Methods というタイトルのこの本は,生物人口学という発展中の分野に大きな貢献を果たす,刺激的な入門書たるにふさわしいわかりやすく読みやすい本である.また,多数の実例を用いながら概念と方法を解説することに焦点を絞った,好奇心をそそる示唆に富む本である.過去により専門的で高度な書籍の中で扱われていた題材について,理解できるように組み立て誘導しながら,生物人口学の広い範囲の内容をカバーしている.さらに,この本は,人口学という学際分野の中で,現時点で最も大きい部分を占めているヒトの人口学の基本概念と方法を読者に紹介している.著者のジェームズ・ケイリーとデボラ・ローチが述べているように,他にも優れた入門書は存在しているが,この本は最近の発展について言及し,斬新な図を提示している今までになかった入門書となっている.
 この本は,一つの学際分野としての人口学の全体像を示しており,過去に先例がない素晴らしい著作である.社会科学,自然科学,健康科学の例を引き合いに出しながら,数学や統計学の概念・方法が目白押しである.また,政策学,信頼性工学,寿命予測,文化研究などの多様な分野との新しいつながりを作り出している.さらに,どんな種類の集団を研究する時にも,言い換えると,ヒトやヒト以外の生きている個体の集団だけではなく,組織や他の非生物的対象の集団や,階層構造や家族構造をもつ集団を研究する時にも,人口学の概念・方法が使えることを示す適切な例を提供している.
 人口学は,数学と統計学というしっかりした基礎科学によって支えられているため,この本では数学や統計学の重要な概念・方法が巧みに説明されている.ケイリーとローチ,2人の著者は生物人口学の研究を通じて,これらの概念・方法の案内人たるにふさわしい数十年の経験を有している.ケイリーは,個体が死亡するまでの時間に関するデータから齢分布を推定する方法や,個体がどのようにその一生を複数の生活史段階に振り分けているかを知るために,各生活史段階の滞在時間を求める方法など,新しく独創的な方法を提案してきた.また,ケイリーとローチはどちらも,出生力,死亡率,罹患率の齢別データに重要な新しい情報を付け加えてきたパイオニアである:ケイリーは,チチュウカイミバエ,メキシコミバエ,カゲロウ,寄生蜂や他の昆虫の研究による膨大なデータを,ローチは,他に類を見ない圃場実験によって,20 年以上にわたりオオバコ (Plantago lanceolata) の何千もの個体のデータを収集してきた.
 このような確固たる基礎データの保証があってこそ,人口学者は,雰囲気に流されやすく内容のない公共政策論議の高台に,影響力のある視点と事実に基づく知見を提供することができる.その重要な役割については,この本の中で,特に第10章の生物的防除,集団の収獲,保全生物学に関する議論で,何度も触れている.第10章における喫緊の公共政策問題の論じ方は公平かつ詳細で,問題点を明確にする際の人口学の概念や研究成果の有用性がわかるように説得力をもって議論が展開されている.それは,例えば,カリフォルニアでチチュウカイミバエがどのように制御されるべきか,南アフリカでゾウの個体群がどのように間引きされるべきか,という公開討論によく見られる熱気あふれる議論や乱暴な誇張とは対照的である.
 この本の主目的は,生物人口学という分野を前進させることにある.生物人口学は,人口学の中に深い歴史的ルーツをもち,成長の兆し著しく,人口学の中の社会科学的要素と同じくらい重要な構成要素になると思われる分野である.ドブジャンスキーは,どの生物現象も,進化的視点で考えることなく説明することはできないと喝破した.進化は出生率や死亡率によって引き起こされ,逆に出生率や死亡率に影響を与えるので,どの進化現象も人口学的視点を抜きにして説明することはできないということも同じように成立する.かなりの程度までその逆も同様であり,ほとんどの人口学的現象,特に出生力や死亡率の齢別分布は進化という観点から考えて初めて意味をもつ.人口学と生物学が交差する領域では,2つのタイプの研究がカギを握る.ヒト以外の生物集団は,ヒトの集団を研究する時にも用いられる概念・方法を用いて研究することが可能であり,人間も含めた生き物の一生をつかさどる種間に共通した基本則と種間の重要な違いを明らかにするために,様々な種を広く分析することができる.特定の種に関する知見と全体に共通するパターンに関する知見は,基本的な進化の過程を明らかにするために用いることができる.まさにこれが基礎科学である.その一方で,それらの知見の組み合わせは保全生物学や絶滅危惧種の保護を進めるためにも用いることができる.これは応用科学である.ケイリーとローチによってなされた研究の範囲は,特定の種の研究,多数種の比較研究,進化プロセスの研究,生物種を管理し絶滅を回避するための実用的に重要な研究に及んでいる.
 この数十年間,生物科学においては分子生物学の台頭がますます際立っている.人口学者が分子や細胞の集団の研究に貢献することも可能であり,例えば,あるガンの発生や成長に関する研究についていえば,すでに人口学者による研究が始まっている.歴史を遡れば,集団生物学(生態学や生活史研究を含む) はより強い絆で人口学と結びついている.これらの分野の先駆者であるアリストテレスとダーウィンは今でも生物学のヒーローである.集団の研究に対する関心が間違いなく増大しつつあるこの時代に,この本は集団を解析するためのツールである概念と方法を教えてくれる.生物学における集団研究のルネッサンスを思わせる一つの兆候として,「進化人口学学会 (Evolutionary Demography Society)」が数年前に設立されたが,ローチはその学会の前会長である.
 生物人口学 (biodemography) という用語は,ときおり2つの異なる研究分野,すでに述べてきた生物の人口学と,ヒトの健康を研究対象にしている生体医療人口学 (biomedical demography) を指すために使われる.この本は生物の人口学により目を向けているが,生体医療人口学を無視しているわけではない.特に,第8章の2つの節では,健康人口学の基礎的な問題,活動寿命と多要因生命表について触れている.健康人口学への目配りは第10章にも続いているが,そこではヒト以外の種の健康に重点を置いている.生体医療人口学の他の話題についても,疫学に関する例が第11章でいくつか紹介されている.
 この本の大きな強みは図表の豊富さで,その数は200を超える.著者たちは概念と方法に関する説明がわかりやすくなるようにこれらの図を注意深く考えて選別し,説明された題材を理解するためだけではなく,人口情報の可視化の定石を説明するためにも役立つような多彩なグラフと概念図を使っている.付録I「人口データの可視化」,付録III「可視化のための十の経験則」の内容は,人口情報を可視化する方法の核心をついている.
 この本のもう一つの大きな強みは,具体例の選び方が巧みなことである.すでに述べたように,これらの具体例の範囲の広さにはとても感銘を受けるが,より重要と思われるのは,ほとんどすべての例が面白く,刺激的で示唆に富むことである.第11章は,寿命を延ばす錠剤の話から法医昆虫学の話題まで87の簡単な具体例が並ぶ力作である.
 非常に楽しくこの本の草稿を読ませていただいた.というのも,章を読み進むにつれて面白くなっていったからである.前半の何章かで扱われている題材は非常に巧みに説明されている.基礎的なことがうまく説明されると,より革新的で創造的なトピックを紹介することができる.この本の前半部分で伝えられている基礎知識はとても充実しており,後半部分で開拓された新たな地平は刺激的である.前半部分はどの人口学者も知っておくべき標準的な題材を単に紹介しているだけにとどまらない.影響力が大きいにもかかわらず,普通の概説では扱われない基本的な概念・方法がいくつか紹介されている.
 例えば,第3章では集団の不均一性について解説がなされている.すべての集団は不均一であり,同性同齢で同じ場所にいる個体でも全く異なる繁殖機会や死亡リスクに直面するかもしれない.ある事象を経験して非常に大きいリスクにさらされた個体が抜け落ちていくにつれて,生き残った集団は変容していく.そのため,個体で観察される人口学的事象の根底にあるパターンは,その集団に残っている個体たちで観察されるパターンとは定性的に異なっている.人口学者は,繁殖の機会や死亡リスクが個体の加齢にともなってどのように変化するかを知りたいと思っているが,実は変化しつつある集団の変化を観察することしかできない.これがケイリーやローチが取り組んだ人口分析の根本的な問題である.
 また,著者たちは,人口学や集団生物学のほとんどの教科書では扱われないトピックについても触れている.そのトピックには,ステージ構造をもつ集団,確率的個体群成長率,両性モデル,親族関係,余命時間人口学などがある.
 各章に散りばめられている重要な概念・方法の本質を捉えた短いコメントは,まるで宝石が満載の宝箱のようにこの本のすべての章の価値を高めている.一つ優れた例を紹介すると,齢依存的な死亡パターンを研究するほとんどの生物学者によって現在使われている齢別生存率という指標と,人口学者が使っている齢別死亡率という指標を対比する第3章の冒頭の議論がある.そこでは,生物学者が齢別生存率を使うのをやめて,齢別死亡率を使い始めるべきである理由について説明している.簡にして要を得た文章を使って,齢別生存率を使うすべての生物学者に読んでほしい自らの考えを主張している.
 総じて言えば,印象に残る本である.著者たちは「啓発・刺激」することを目指し,非常に独創的な方法によってその目標を叶えている.この本は信頼に足るが,型にはまってはいない.標準的な題材が紹介されているが,紹介の仕方が斬新である.人口学や集団生物学の他の教科書には見られない貴重な題材は斬新である.思考法,説明の仕方,具体例,グラフを使った説明はいずれも独特で,ほとんどすべてのページでその独創性が輝きを放っている.

目次

0. 序章
 0.1 生物人口学の歴史展望
 0.2 古典人口学
 0.3 人口学の有用性
 0.4 人口学における抽象化
 
1. 人口学の基本知識
 1.1 基本的な言葉の定義
 1.2 集団の特性
 1.3 人口データの基本的な分析
 1.4 コホート概念
 1.5 比,割合,率
 
2. 生命表
 2.1 基本生命表
 2.2 簡易生命表
 2.3 生命表から導かれる指標
 2.4 さらに学びたい方へ
 
3. 死亡
 3.1 死亡過程の離散時間モデル
 3.2 死亡過程の連続時間モデル:微積分による表現
 3.3 死亡過程のハザード関数モデル
 3.4 死亡過程から生命表パラメータを導く
 3.5 死亡を記述するいろいろな指標
 3.6 さらに学びたい方へ
 
4. 繁殖
 4.1 背景
 4.2 繁殖事象についてのいくつかの基本概念
 4.3 出生間隔と出生率
 4.4 繁殖の不均一性
 4.5 個体レベルの繁殖履歴
 4.6 出産・産卵の進展
 4.7 繁殖力曲線を表す数学モデル
 4.8 さらに学びたい方へ
 
5. 集団I:基本モデル
 5.1 基本的概念
 5.2 安定集団モデル
 5.3 集団の基本的性質
 5.4 さらに学びたい方へ
 
6. 集団II:ステージモデル
 6.1 モデルの作成と解析
 6.2 モジュール型生物のステージ構造モデル:植物
 6.3 脊椎動物のステージ構造モデル
 6.4 基本的なステージモデルを超えて
 6.5 レズリー行列とレフコビッチ行列の関係
 6.6 さらに学びたい方へ
 
7. 集団III:安定理論の拡張
 7.1 両性モデル
 7.2 確率論的人口学
 7.3 多地域人口学
 7.4 階層構造個体群の人口学
 7.5 さらに学びたい方へ
 
8. ヒトの生活史とヒトの人口学
 8.1 ヒトを対象とする生物人口学の概要
 8.2 健康人口学I:活動余命
 8.3 健康人口学II:多死亡要因生命表
 8.4 家族人口学
 8.5 親族関係
 8.6 さらに学びたい方へ
 
9. 応用生物人口学I:パラメータ推定
 9.1 個体数の推定
 9.2 生存率の推定:標識再捕獲法
 9.3 個体群成長率の推定
 9.4 個体群の齢・ステージ構成の推定
 9.5 飼育下コホートのパラメータ推定
 9.6 さらに学びたい方へ
 
10. 応用生物人口学II:個体群の現状評価と管理
 10.1 比較人口学
 10.2 健康と健康寿命
 10.3 個体群からの収獲
 10.4 生物種の保全
 10.5 さらに学びたい方へ
 
11. 生物人口学小話
 11.1 第一集:生存,寿命,死亡,その他
 11.2 第二集:集団,統計,疫学,カタストロフィ
 11.3 第三集:家族,保険数理,組織
 11.4 第四集:生体医療学と生物学の話題
 
付録I 人口データの可視化
 I.1 事象履歴図
 I.2 よく使われる他のグラフの概説
 
付録II 人口学のストーリーテリング
 II.1 人口学に関するストーリーテリング:お勧めの例
 II.2 グラフや概念図を使った人口学物語
 II.3 人口学ストーリーテリングに関連する有用情報
 
付録III 可視化のための十の経験則

付録IV 人口データの管理
 IV.1 データ管理の設計とデータのライフサイクル
 IV.2 データとデータの文書化
 IV.3  データ整理
 
文献
索引

執筆者紹介

■著者
James R. Carey
Deborah A. Roach

■訳者
高田壮則 北海道大学 名誉教授
西村欣也 北海道大学大学院水産科学研究院 准教授

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