自動車工学シリーズ 1 ヒトとクルマの運動制御

小野 英一(著)

小野 英一(著)

定価 5,500 円(本体 5,000 円+税)

A5判/280ページ
刊行日:2021年12月01日
ISBN:978-4-254-23584-5 C3353

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内容紹介

自動車工学の基礎知識に加え,自動運転の基盤となる運転操作のモデル化や,車両運動制御の基礎と応用を解説。〔内容〕タイヤの力学モデル/制駆動系の力学モデル/クルマの運動モデル/ドライバ操作のモデリング/ヒトの運動感受性/他

編集部から

目次

第1章 タイヤの力学モデル
 1.1 タイヤ横力
 1.2 タイヤ前後力
 1.3 タイヤ前後・横の複合力
 1.4 セルフアライニングトルク
 1.5 エネルギー損失
 1.6 タイヤの動特性
 1.7 タイヤ発生力の荷重依存性
 1.8 マジックフォーミュラ(Magic Formula)

第2章 サスペンションの力学モデル
 2.1 1輪サスペンション
 2.2 アクティブサスペンションと不動点
 2.3 タイヤ前後力と車体姿勢角

第3章 制駆動系の力学モデル
 3.1 車輪の回転運動
 3.2 対称面内の車両運動モデル
 3.3 デファレンシャルギヤ機構を含む駆動系モデル

第4章 クルマの運動モデル
 4.1 車両の3次元運動モデル
 4.2 車両の3次元運動計測システム
 4.3 3軸加速度・2軸角速度センサを利用した姿勢角推定
 4.4 3次元運動におけるサスペンション

第5章 線形2輪モデルとステアリング制御の基礎
 5.1 線形2輪モデル
 5.2 線形2輪モデルパラメータの導出実験
 5.3 フィードフォワード制御による操舵応答性の設計
 5.4 フィードフォワードとフィードバックの2自由度制御

第6章 ドライバ操作のモデリング
 6.1 前方注視モデル
 6.2 ドライバの操舵行動とコウモリの飛行行動の共通性
 6.3 前方注視モデルの自動運転への応用

第7章 フィードバック制御による車両運動のロバスト安定化
 7.1 タイヤの摩擦限界時に生じる不安定現象
 7.2 ロバスト制御理論の適用によるカウンタステアの実現
 7.3 ブレーキ制御によるロバスト安定化の実証
 コラム H∞制御理論

第8章 タイヤの摩擦状態推定と操舵・制駆動統合制御
 8.1 タイヤの回転振動に基づくグリップ状態推定
 8.2 セルフアライニングトルクに基づくグリップ状態推定と路面μ推定
 8.3 操舵・制駆動統合制御による車両運動の理論限界達成

第9章 ヒトの運動感受性
 9.1 ドライビングシミュレータによる車両運動の再現とヒトの感受特性
 9.2 体感の運動感受性に基づく乗り心地設計
 9.3 視覚と体感の運動感受性に基づく車両運動設計
 9.4 高周波車体振動が自動車の操縦感覚に及ぼす影響解析

第10章 これからのモビリティに求められるモデリング
 10.1 ドライバ・乗員の人体挙動計測
 10.2 人体挙動モデリング

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