情動学シリーズ 8 情動とトラウマ ―制御の仕組みと治療・対応―

奥山 眞紀子三村 將(編)

奥山 眞紀子三村 將(編)

定価 4,070 円(本体 3,700 円+税)

A5判/244ページ
刊行日:2017年04月25日
ISBN:978-4-254-10698-5 C3340

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内容紹介

根源的な問題であるトラウマに伴う情動変化について治療的視点も考慮し解説。〔内容〕単回性・複雑性トラウマ/児童思春期(虐待,愛着形成,親子関係,非行・犯罪,発達障害)/成人期(性被害,適応障害,自傷・自殺,犯罪,薬物療法)

編集部から

目次

総論
 1. 単回性トラウマと情動調節
  1.1 巨人フロイトをも悩ませたトラウマの病理
  1.2 忌み嫌われたトラウマ概念
  1.3 現在のトラウマ概念
  1.4 交通事故トラウマの例
  1.5 トラウマに伴う情動処理の脳内基盤
  1.6 情動処理の心理学的理論
  1.7 情動調節としての馴化と非機能的認知の修正―ニワトリが先か卵が先か
 2. 複雑性トラウマと情動調節
  2.1 はじめに―情動調節に関わる概念
  2.2 複雑性トラウマとは―DSM-5 と複雑性PTSD の定義
  2.3 複雑性トラウマにおける情動調節の症状
  2.4 子どもの脳科学から見る情動調節の問題
  2.5 複雑性PTSD の治療
  2.6 ま と め
各論I 子ども~青年期に関して
 1. 子どもの単回性トラウマと感情調整
  1.1 感情とは
  1.2 情動調整と感情調整
  1.3 感情調整の発達
  1.4 子どもの感情表出の調整
  1.5 単回トラウマ体験と子どもの感情調整―幼児の性被害事例から
  おわりに
 2. 子ども虐待によるトラウマと情動調節
  2.1 幼児期の子どものPTSD
  2.2 発達トラウマ障害
  2.3 不適切な養育環境とアタッチメント
  おわりに
 3. 愛着形成の問題と情動調節
  3.1 愛着の中心的機能の1 つがなぜ感情調節なのかa.
  3.2 乳幼児期の愛着の個人差とその感情調節の方略
  3.3 反応性愛着障害における感情状態と感情調節
  3.4 児童期,青年期,成人期における愛着が感情調節に影響を与えているか
  おわりに
 4. 物質使用障害およびその他の自分の心身を害する行動とトラウマ
  4.1 自分の心身を損なう問題行動の捉え方
  4.2 問題行動の危険要因
  4.3 心理的機序に関する統合的なモデル
  4.4 援   助
  おわりに
 5. トラウマティック・ストレスが情動調節機能に及ぼす影響と非行
  5.1 子どもの発達と非行
  5.2 ストレス体験と情動調節そして非行
  5.3 「治療共同体」におけるトラウマ体験からの回復
 6. トラウマによる解離の情動調節発達への影響
  6.1 解離とは
  6.2 解離の症候学
  6.3 解離の成因
  6.4 解離と情動調節
  おわりに
 7. 発達障害児者のトラウマと情動調節
  7.1 発達障害はトラウマを受けやすい
  7.2 発達障害の増悪因子としてのトラウマ
  7.3 発達障害児への親子並行治療
 8. トラウマ後の情動調節への治療的アプローチ
  8.1 トラウマを体験した子どもの情動調節不全
  8.2 治療的アプローチの目標
  8.3 治療プログラムの発展
  8.4 TF-CBT の構成要素―情動調節のためのアプローチ
  おわりに
 9. 親子関係における情動調節の相互作用―虐待予防に向けて
  9.1 アタッチメント理論を振り返る
  9.2 子どものトラウマとアタッチメント
  9.3 養育行動に関する生物学的研究
  9.4 母親のうつ病と子育てをめぐる問題
  9.5 親子に働きかける治療・介入
  おわりに―養育者支援の重要性について
各論II 成人期に関して
 10. 性暴力被害と情動制御
  10.1 性暴力被害の実態と心身への影響
  10.2 性暴力被害者における情動調節の問題
  10.3 性暴力被害者の情動調節困難への介入・治療
  お わ り に
 11. トラウマと適応障害
  11.1 適応障害の定義
  11.2 適応障害の診断の困難さ
  11.3 ストレス体験への脆弱性
  11.4 複数回のストレス体験と脆弱性:がん患者におけるトラウマ反応
  11.5 がん患者におけるストレス関連障害の有病率
  11.6 適応障害とトラウマとの関係
 12. トラウマと自傷・自殺
  12.1 幼少期の慢性・反復性のトラウマ体験とNSSI,自殺
  12.2 青年期・成人期における急性・単回性トラウマ体験とNSSI,自殺
  12.3 予防と治療
  お わ り に
 13. 心的外傷と情動犯罪
  13.1 ドイツにおける情動犯罪研究
  13.2 日本における情動犯罪研究
  13.3 配偶者殺人の一鑑定例
  お わ り に
 14. 災害は情動・認知にどのような影響を与えるか?:東日本大震災の現場から
  14.1 津波被害が与えた認知情動面への影響
  14.2 原発事故が与えた認知情動面への影響
  お わ り に
 15. トラウマに対処する薬物療法
  15.1 トラウマの処理障害
  15.2 PTSD に対する標準的薬物療法
  15.3 トラウマの治療
  15.4 ω-3 系脂肪酸によるトラウマ予防
  お わ り に
 16. ストレス関連障害に対する他の精神療法
  16.1 ストレス障害の病態と基本的治療戦略
  16.2 PTSD に対する各治療法の推奨度
  16.3 眼球運動による脱感作と再処理法
  16.4 合併症治療の意義と治療法
あとがき
索 引

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