情動学シリーズ 4 情動と意思決定 ―感情と理性の統合―

渡邊 正孝船橋 新太郎(編)

渡邊 正孝船橋 新太郎(編)

定価 3,740 円(本体 3,400 円+税)

A5判/212ページ
刊行日:2015年11月20日
ISBN:978-4-254-10694-7 C3340

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内容紹介

意思決定は限られた経験と知識とそれに基づく期待,感情・気分等の情動に支配され直感的に行われることが多い。情動の役割を解説。〔内容〕無意識的な意思決定/依存症/セルフ・コントロール/合理性と非合理性/集団行動/前頭葉機能

編集部から

目次

1 無意識的な意思決定
 1.1 感情状態に左右される意思決定
 1.2 選択場面が喚起する情動に左右される意思決定
 1.3 潜在的(Implicit)意思決定
2 依存症と意思決定―とらわれた意志―
 2.1 依存症とはどんな状態か
 2.2 依存脆弱性と意思決定のバイアス
 2.3 依存症の進行にともなう変化
 2.4 依存状態からの脱却と「意志」
3 情動とセルフ・コントロール
 3.1 衝動性の計算論
 3.2 時間割引と社会行動
 3.3 時間割引の脳機構
 3.4 時間割引の脳機構に関する実験
 3.5 セロトニンと時間割引の関係
 3.6 衝動性と記憶の割引
 3.7 損失に対する時間割引の脳機構
4 両刃なる情動―合理性と非合理性のあわいに在るもの―
 4.1 西欧思潮に見る情動観の二重の歴史
 4.2 「合理なる情動」が意味するところ
 4.3 合理性と非合理性の表裏一体性
5 集団行動と情動
 5.1 社会的な動物としての人間
 5.2 集団における情動現象
 5.3 ル・ボンの古典的なパースペクティブ
 5.4 緊急時の人々のふるまい
 5.5 創発的な集合現象
 5.6 合理的な同調仮説
 5.7 集団行動の適応的意義
 5.8 社会的影響性を支える神経・心理・行動基盤
6 意思決定に及ぼす情動の影響―前頭連合野眼窩部の機能を中心に―
 6.1 はじめに:意思決定の方向を決める要因
 6.2 前頭連合野眼窩部(前頭連合野腹内側部)の働き
 6.3 EVR の場合
 6.4 前頭連合野眼窩部の損傷と意思決定
 6.5 前頭連合野眼窩部の損傷による感情表象や感情認知の変化
 6.6 アイオワ・ギャンブル課題
 6.7 意思決定時に生じる感情がその方向を左右する
 6.8 意思決定にかかわる感情:ソマティック・マーカー仮説
 6.9 ソマティック・マーカーを生じる仕組み
 6.10 意思決定に感情がかかわるか
 6.11 ケンブリッジ・ギャンブル課題と感情
索 引
コラム1 単純接触効果と感情先行仮説
コラム2 分離脳患者における右脳による意思決定と左脳によるその理由づけ
コラム3 行動経済学と依存研究
コラム4 自助グループの心理
コラム5 情動の支えを失った知性の脆さ
コラム6 非認知的能力=人の心の情動的側面への注目
コラム7 集合的無知
コラム8 情報カスケード
コラム9 真社会性昆虫の集団意思決定と集合知
コラム10 強化学習
コラム11 機能局在と前頭連合野の機能:知性の座か沈黙野か
コラム12 フィネアス・ゲイジと前頭連合野機能

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