絵本学講座 1 絵本の表現

中川 素子(編)

中川 素子(編)

定価 2,750 円(本体 2,500 円+税)

A5判/200ページ
刊行日:2014年07月10日
ISBN:978-4-254-68501-5 C3371

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内容紹介

絵本の魅力と可能性をやさしい言葉で伝え,「絵本の新しい読みとり」を掲示するシリーズ。第1巻では表現メディアとしての絵本に着目し,「世界認識表現メディア」「インタラクティブ・メディア」「物語るメディア」など様々な角度から解説する。

編集部から

目次

第1章世界認識表現メディア[─中川素子]
 1.1小さなものから宇宙まで『世界図絵』/『いちご』/『わゴムはどのくらいのびるかしら?』
 1.2生活空間を見回してみたら……『たんじょうびのおくりもの』/『see the city : the journey of Manhattan unfurled』/『ガール・イン・レッド』
 1.3多視点が世界や心を解き明かす『ぼくがラーメンたべてるとき』/『ノアの箱舟』/『かげ』
 1.4この世界に生きているみんな『これがほんとの大きさ!』/『アリからみると』/『MANGIA CHE TI MANGIO』/『1はゴリラ─かずのほん─』
 1.5自分ってなあに?『じぶんだけのいろ─いろいろさがしたカメレオンのはなし─』/『Itself』/『ひとり』
第2章時間表現メディア[─今田由香]
 2.1絵本のなかに流れる時間『せいめいのれきし』/『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』/『あくび』
 2.2時間表現─定点観測・円環構造─『1ねん1くみの1にち』/『いろいろないちにち』/『Little tree』/『さくら』
 2.3物語と時間『はなをくんくん』/『バムとケロのもりのこや』
 2.4時間表現のレトリック『森と海のであうところ』/『漂流物』
 2.5時間を引き継ぐ絵本『Window』/『Home』/『ルリユールおじさん』/『大きな木のような人』
 2.6クロノスとカイロス
  2.6.1時刻と暦『ヒギンスさんととけい』/『まるいちきゅうのまるいいちにち』/『チキンスープ・ライスいり─12のつきのほん─』/『チックタックじかんってなあに?』
  2.6.2カイロスを描く『よあけ』/『なみ』/『まんげつのよるまでまちなさい』/『死神さんとアヒルさん』
第3章物語るメディア[─鈴木穂波]
 3.1創作物語から絵本へ『ぐりとぐら』/『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』/『あめこんこん』
 3.2ことばと絵がそれぞれに物語る『いわしくん』/『リスと青い星からのおきゃくさん』/『バムとケロのにちようび』
 3.3絵が物語る─文字のない絵本─『アンジュール─ある犬の物語─』/『かさ』/『旅の絵本』/『木のうた』
 3.4絵本が物語る力─田島征三の作品に見る─『ふるやのもり』/『しばてん』/『だいふくもち』/『ガオ』
 3.5絵本化による物語解釈の違い─宮沢賢治「オツベルと象」に見る─『オツベルと象』
コラム1絵本の夢[森村泰昌]
第4章視覚表現メディア[─和田直人]
 4.1絵本作家は視覚表現の演出家『ちか100かいだてのいえ』/『やこうれっしゃ』/『やさいのおなか』
 4.2絵本のなかの躍動美─形と色─『エイラトさんのへんしんどうぶつえん』/『BLUEBIRD ぼくとことり』/『アライバル』/『ロスト・シング』
 4.3匂い立つ色彩の世界『あめかな!』/『マッチ売りの少女』
 4.4絵本の魔法─驚きと楽しみの素材と技法─『イマジン』/『かお』/『かおPert 2』/『THE MIX & MATCH BOOK OF DINOSAURS』/『midnight animation』/『The Glow-In-the-dark Night Sky Book』/『きりのなかのサーカス』
 4.5文字の息づかい─書体に込められた感情─『文字の絵本風の又三郎』
 4.6気配を漂わせる文字─タイポグラフィー─『かっきくけっこ』
第5章ブック・アート・メディア[─山田志麻子]
 5.1本の形─『死者の書』からスズキ・コージの『ブンブンバチン』まで─
 5.2本の素材
 5.3美を本に込めて─芸術家たちの本─
 5.4広く伝えるために─複数メディアに乗せて─
 5.5思考・情報の容れ物
 5.6技術と表現
 5.7コンセプトの絵本,行為の痕跡
 5.8装丁の肥大,オブジェとしての本
 5.9「本とは何か」─絵本というメディアの可能性をめぐって─
コラム2手段としての絵本[田島征三]
第6章インタラクティブ・メディア
 6.1読者が何かを見つけ出せる絵本『しろくまさんはどこ?』/『まさかさかさま』/『こころの家』/『折ってひらいて』[中川素子]
 6.2読者の思考力や創造力を生かす絵本『にこにこかぼちゃ』/『Il gioco delle favole』/『らくがき絵本五味太郎50%』/『このゆびなあに』/『green story』[中川素子]
 6.3遊び,答え,唱和,製作など読者の行為を誘う絵本『どっちがへん?』/『ねえ,どれがいい?』/『きたないよ!』/『ドングリトプスとマックロサウルス─コラージュとフロッタージュのおはなし─』[中川素子]
 6.4読者の自由な読み方によって可能性が開く絵本『アルゴー号の大航海─ギリシャ神話より─』/『アンドゥ』/『Holdup』[中川素子]
 6.5インタラクティブ性を1冊で読み解いてみる『くだもの』[鈴木穂波]
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