見てわかる農学シリーズ 3 作物学概論 (第2版)

大門 弘幸(編著)

大門 弘幸(編著)

定価 4,180 円(本体 3,800 円+税)

B5判/208ページ
刊行日:2018年03月25日
ISBN:978-4-254-40548-4 C3361

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内容紹介

作物学の平易なテキストの改訂版。図や写真を多数カラーで収録し,コラムや用語解説も含め「見やすく」「わかりやすい」構成とした。〔内容〕総論(作物の起源/成長と生理/栽培管理と環境保全),各論(イネ/ムギ/雑穀/マメ/イモ)/他

編集部から

好評テキストの改訂版です。よりわかりやすく,より見やすく,第2版はオールカラーです!

目次

1. 食用資源植物の多様性
 1.1 作物の起源
 1.2 農耕文化
 1.3 作物の種類
 1.4 品種の分化
 1.5 世界の作物と日本の作物
 1.6 社会のニーズと作物品種

2. イネと稲作の歴史
 2.1 イネの分類と栽培稲の成立
 2.2 稲作起源地の諸説
  a. ガンジス川流域説/b. アッサム・雲南説/c. 長江中・下流域説
 2.3 稲作の渡来と伝播
  a. 水田稲作渡来年代の諸説/b. 渡来ルートの3仮説/c. 渡来後の東進と北上
 2.4 栽培稲の特性と分類
  a. ジャポニカとインディカ/b. 温帯ジャポニカと熱帯ジャポニカ/c. 粳と糯
 2.5 渡来当初のイネ
 2.6 栽培技術の展開
  a. 品種の改良/b. 直播と移植/c. 耕起・整地/d. 施肥/e. 除草/f. 病害虫の防除/g. 刈取り・乾燥・脱穀・籾すり・精米
 2.7 収量の変遷

3. 畑作物栽培と作付体系の変遷
 3.1 畑作の生産力・地力維持における作付体系の意義
 3.2 地力維持方式による作付体系の変遷
  a. 焼畑農業―長期休閑による地力維持―/b. 穀草式と三圃式―短期休閑・輪作による地力維持―/c. 休閑の省略
 3.3 日本の畑作における地力維持法
 3.4 耕地の利用頻度による作付体系の分類
 3.5 日本における畑作の変遷
 3.6 水田における畑作物の栽培
 3.7 今後の作付体系の課題

4. 作物の光合成と成長
 4.1 光合成
 4.2 光呼吸
 4.3 光合成の多様性
  a. C4 植物/b. CAM 植物
 4.4 同化産物の転流と貯蔵
 4.5 作物の成長
  a. 最適葉面積指数/b. 受光態勢

5. 作物の成長と養水分吸収
 5.1 植物体の構成
 5.2 最小律
 5.3 土壌中の養水分の移動
 5.4 根の吸収構造
 5.5 水利用と作物生産
  a. 水吸収/b. 茎葉部への水の移動/c. 蒸散/d. 水消費/e. 水利用効率
 5.6 養分利用と作物生産
  a. 養分吸収/b. 受動輸送/c. 能動輸送/d. 水と養分の吸収・輸送/e. 養分の生理機能/f. 肥料と施肥

6. 作物の成長阻害要因
 6.1 大気環境要因
  a. 日射/b. 温度/c. 気候変化/d. 大気汚染
 6.2 土壌要因
  a. 土壌水分の過不足/b. 要素欠乏/c. 酸性土壌/d. 塩類土壌
 6.3 生物的要因
  a. 雑草害/b. 伝染性病害/c. 昆虫・ダニ・線虫害

7. 作物栽培の管理技術と環境保全
 7.1 耕耘と施肥管理
  a. 耕起・砕土・整地・均平/b. 施肥
 7.2 除草管理
  a. 雑草の分類/b. 雑草防除法/c. 農耕地における除草管理体系

8. イネ
 8.1 分類と生態型
 8.2 起源と伝播
 8.3 形態と生育
  a. 籾と発芽/b. 茎葉部の生育/c. 穂の形成/d. 根系の生育
 8.4 生育診断
  a. 生育の規則性/b. 生育診断と葉齢/c. 幼穂の生育診断/d. 生育状況の診断/e. 発育予測
 8.5 収量の形成
  a. 収量構成要素/b. 収穫指数/c. 収量形成にかかわる要因
 8.6 栽培の基礎
  a. 移植栽培/b. その他の栽培方法
 8.7 生産と利用
  a. 生産と利用/b. 品質と食味
 8.8 日本稲作の現状
  a. 環境問題との関連/b. 米の利用の展開/c. 多面的機能の視点

9. ムギ類
 9.1 コムギ
  a. 分類・起源/b. 形態/c. 生育経過/d. 発芽・生育・播き性/e. 収量形成過程/f. 品質/g. 栽培の基本/h. 地域別の栽培法
 9.2 オオムギ
  a. 分類・形態/b. 生育/c. 栽培・品質
 9.3 その他のムギ類
  a. ライムギ/b. ライコムギ/c. エンバク

10. トウモロコシと雑穀類・擬穀類
 10.1 トウモロコシ
  a. 特性と生産量/b. 栽培/c. 利用/d. 品種分類/e. 育種・採種/f. バイオテクノロジーの利用
 10.2 雑穀類
  a. アワ/b. キビ/c. ヒエ/d. モロコシ(ソルガム)/e. シコクビエ/f. パールミレット(トウジンビエ)
 10.3 擬穀類
  a. ソバ/b. ダッタンソバと宿根ソバ

11. ダイズ
 11.1 生産量
 11.2 早晩性と成長習性
 11.3 形態と生理生態的特性
  a. 種子/b. 発芽/c. 茎葉の成長/d. 根の成長/e. 根粒の形成/f. 開花・結莢/g. 莢実の成長/h. 乾物蓄積と結実生理/i. 養水分の吸収利用/j. 収量
 11.4 栽培管理
  a. 整地・施肥・播種/b. 除草・中耕・培土/c. 病害虫防除/d. 収穫
 11.5 利用

12. その他のマメ科作物
 12.1 ラッカセイ
  a. 起源と分類/b. 発芽から収穫まで/c. 栽培技術/d. 利用/e. 育種目標と品種/f. 環境保全型生産への取り組み
 12.2 アズキ
  a. 起源と分類/b. 発芽から収穫まで/c. 栽培技術
 12.3 ササゲ
 12.4 エンドウ
  a. 起源と分類/b. 発芽から収穫まで/c. 栽培技術/d. 利用と品種/e. 育種目標
 12.5 緑肥作物,線虫対抗作物,被覆作物
  a. クロタラリア/b. セスバニア/c. ヘアリーベッチ/d. 低投入型生産の導入への期待

13. イモ類
 13.1 サツマイモ
  a. 起源と分類/b. 生育特性と乾物生産/c. 栽培技術/d. 利用/e. 育種目標と品種/f. 環境保全に向けた取り組み
 13.2 ジャガイモ
  a. 起源と分類/b. 萌芽から収穫まで/c. 栽培技術/d. 利用/e. 品種/f. 種イモの増殖/g. 環境保全型生産への取り組み

■コ ラ ム■
 作物起源地をめぐる学説
 5,000年前の中国南部ではサゴが重要な食物であった
 資源植物と作物
 精密農業とは
 人類の呼吸のための酸素は何が供給しているか
 カリウム施肥量の制限による腎臓病透析患者用低カリウム野菜の作出
 天水稲作の課題
 熱帯畑作地帯の商品作物栽培と生産持続性
 アレロパシー
 RiceFACEプロジェクト
 緑の革命
 手打ちうどんのつくり方
 テオシント
 トウモロコシのバイオマス利用
 「豆」知識
 アメリカのラッカセイ名産地
 沖縄県宮古島地方での伝統的なお菓子「ふきゃぎ」
 アフリカで活躍するクロタラリア
 コンチキ号の旅
 ジャガイモシロシストセンチュウの侵入
 ジャガイモの果実と種

執筆者紹介

江原 宏,三本弘乗,辻 博之,三宅 博,三屋史朗,山内 章,白岩立彦,在原克之,三浦重典,森田茂紀,小柳敦史,阿部 淳,松浦朝奈,鄭 紹輝,大門弘幸,大橋善之,藤岡唯志,田中 勝,出口哲久(執筆順)

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