シリーズ〈脳の科学〉 脳とコミュニケーション

岩田 誠(著)

岩田 誠(著)

定価 6,050 円(本体 5,500 円+税)

A5判/228ページ
刊行日:1987年06月10日
ISBN:978-4-254-10061-7 C3040

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内容紹介

〔内容〕ヒトの言葉/動物の言語とヒトの言語/感覚運動障害とコミュニケーション/失語症の発見を巡って/言語野とその機能/言語野によらないコミュニケーション/失語症の回復と右半球能力/読み書きの神経機構/描画とその認知の機構

編集部から

目次

1. コミュニケーションとは何か
 1.1 コミュニケーションの成り立ち
 1.2 感覚チャンネル
 1.3 コミュニケーションの内容
 1.4 ヒトの言葉の信号体系
2. ヒトの言葉
 2.1 言葉の聴覚信号の成り立ち
 2.2 言葉の音響学
 2.3 語音の識別
 2.4 語音の産生
3. 動物の言語とヒトの言語
 3.1 動物のコミュニケーション
 3.2 下等動物のコミュニケーション
 3.3 鳥のさえずり
 3.4 類人猿からヒトへ
4. 感覚運動障害とコミュニケーション
 4.1 聴覚によるフィードバック
 4.2 フィードフォワードコントロール
 4.3 基底核の役割
 4.4 大脳皮質と調音器官の運動
 4.5 閉じこめ症候群
5. 失語症の発見をめぐって
 5.1 Gallに始まる脳研究
 5.2 Bouillaudの主張
 5.3 Brocaの登場
 5.4 DaxとBrocaの先取権争い
 5.5 失語学の確立とWernicke
 5.6 Marieの失語論争
6. 言語野とその機能
 6.1 言語野の決定
 6.2 ブローカ領域
 6.3 ブローカ領域損傷例の病像
 6.4 非流暢性の責任病巣
 6.5 ウェルニケ領域
 6.6 ウェルニケ領域損傷例の病像
 6.7 語音弁別と意味理解
 6.8 語概念の想起
 6.9 語音の短期記憶
7. 言語野によらないコミュニケーション
 7.1 全失語患者の知的能力
 7.2 全失語患者の病像
 7.3 コミュニケーション・ジェスチュア
 7.4 言語野とジェスチュアの障害
 7.5 表情と表現ジェスチュア
 7.6 音楽の能力
 7.7 言語と思考
 7.8 言語野孤立症候群
8. 失語症の回復と右半球能力
 8.1 小児の失語症
 8.2 左大脳半球切除術
 8.3 右半球による失語症の代償
 8.4 dichotic listening testによる研究
 8.5 右半球の言語機能とその意義
9. 読み書きの神経機構
 9.1 文字の役割
 9.2 文字体系の分類
 9.3 文字の記号学
 9.4 アルファベットの特徴
 9.5 仮名の特徴
 9.6 漢字の特徴
 9.7 失読と失書の神経機構
 9.8 日本語における読み書きの神経機構
 9.9 文字を操作するその他の神経機構
10. 描画とその認知の機構
 10.1 描くということの生物学
 10.2 視覚情報処理機構の二重性
 10.3 視覚認知と左右半球側差
 10.4 描画による表現
11. 文 献
12. 索 引

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