序章 求められる自然観光の科学［有馬貴之］
　1 自然観光の効果とトレンド
　2 自然観光の科学の現状
　3 自然観光の構造と本書の内容
　4 自然観光を科学する上で
第 1 章 地形・地質の基礎知識とツーリズム ［目代邦康］
　1.1 はじめに
　1.2 日本列島の地形・地質
　1.3 ツーリズムの対象としての地形・地質の評価
　1.4 地形の管理に関する研究
　1.5 おわりに
第 2 章 水・土壌の基礎知識とツーリズム ［角野貴信］
　2.1 陸水と土壌の科学
　2.2 土壌と観光
　2.3 自然観光と今後の土壌研究
第 3 章 気候の基礎知識とツーリズム ［赤坂郁美］
　3.1 自然環境がつくる気候の特徴
　3.2 気候からみる自然資源
　3.3 地域的な気候特性と地球温暖化
　3.4 おわりに
第 4 章 自然環境の基礎知識とツーリズム ［小林健人］
　4.1 自然環境から見たツーリズム
　4.2 緑地における自然環境の保全
　4.3 ネイチャーポジティブの実現に向けて
第 5 章 自然資源を含む地域社会のインタープリテーションの基礎とツーリズム ［菊地俊夫・小池拓矢］
　5.1 インタープリテーションの基礎と実践
　5.2 日本の自然地域におけるインタープリテーションの実践とその有効性
　5.3 世界各地の自然地域のインタープリテーションの実践と有効性
　5.4 ツーリズムにおけるインタープリテーションのもう一つの役割と構造モデル
第 6 章 アドベンチャーツーリズムの基礎知識と関係団体の取り組み ［ジョーンズ トマス・有馬貴之・トムソン ロバート］
　6.1 アドベンチャーツーリズムの関連用語
　6.2 北海道のアドベンチャーツーリズム政策と HokkaidoWilds.org
　6.3 ZipWorldLtd.とイギリスの国立公園
　6.4 むすび
第 7 章 ニューロダイバーシティを包括した自然を楽しむためのツーリズムに向けて ［丹羽菜生］
　7.1 多様な観光者にむけたツーリズムとは
　7.2 発達障害者を対象としたツーリズムに向けて（JALアクセシブルツーリズムの紹介）
　7.3 ニューロダイバーシティを包括する自然素材のツーリズム
第 8 章 メディアの基礎知識と自然資源のツーリズム ［花井友美］
　8.1 ユーザー生成コンテンツと観光地イメージ
　8.2 観光地イメージの分析手法としてのテキストマイニング
　8.3 UGCから生成されるイメージの特徴
　8.4 今後の研究に向けて
第 9 章 旅行会社・交通の基礎知識と自然資源のツーリズム ［藤田尚希］
　9.1 旅行会社・交通の基礎知識
　9.2 アドベンチャーツーリズムの事例
　9.3 総括：今後の研究視点
第 10 章 IT・情報技術の基礎知識と自然資源のツーリズム ［根本裕太郎］
　10.1 情報技術とサービス
　10.2 事例紹介
　10.3 まとめと今後の展開
第 11 章 保護地域制度の基礎知識と自然資源のツーリズム ［山本清龍］
　11.1 保護地域とは
　11.2 変わる保護地域
　11.3 海外の保護地域
　11.4 保護地域の最新の動向と今後
第 12 章 自然資源のツーリズムとマーケティング ［有馬貴之］
　12.1 観光マーケティングの基礎的フレームワーク
　12.2 ケニアの観光政策とサファリの位置付け
　12.3 ニセコの観光政策における観光の位置づけ
　12.4 自然資源の観光マーケティング
終章 自然資源のツーリズムに必要なこと ［菊地俊夫］
　1 ジオツーリズムとエコツーリズムにおける自然資源の捉え方から考える
　2 自然資源を支える主体の組み合わせからツーリズムの在り方を考える
索引