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内容紹介
病原性や防除面だけでなく,生物としての面白さや人・社会との関わりまで解説.寄生虫の奥深い世界をのぞいてみよう!〔内容〕I 総論(宿主/地理/社会/寄生戦略/免疫・分子機構/進化生態学など),II 各論(原虫/条虫/吸虫/線虫/節足動物/共生生物など),III 病害・診断・検査(寄生虫症の概要/症状/法律など)
編集部から
はじめに
我が国において寄生虫症はほぼ解決された問題であると多くの人に認識されている.その理由の大きなひとつとして,日本人の糞便から検出される寄生虫卵の検出率の大幅な減少がある.1950年代に日本人の糞便の約40%(農村部や学童では75%にも及ぶ)から検出されていた寄生虫卵(特に回虫卵)は,今ではほとんど検出されなくなった.この印象が強いため,日本では寄生虫症がすでに撲滅されているかのように思われている.しかし,実際には戦後復興,高度経済成長による生活環境の変化に伴い,以前とは異なる新たな寄生虫症が蔓延しはじめた.環境変化に適応した寄生虫の新時代到来である.
例えば,年間300件を超える報告数があり(令和6年度),日本における食中毒件数の第1位であるアニサキス症が挙げられる.また,エキノコックスは,以前は北海道の風土病と考えられていたが,最近ついに本州にも上陸,定着した可能性があると懸念されている.さらに,最近日本において新しく見いだされた食中毒起因寄生虫のナナホシクドアやフェイヤー肉胞子虫(フェイヤー住肉胞子虫)などいわゆる「新興・再興寄生虫症」を多数挙げることができる.一方,本来は水系感染寄生虫症であるが,最近の日本では性感染症へと変貌を遂げ報告数が急増しているアメーバ赤痢のようなケースもあり,寄生虫症は衛生環境や生活レベル,そして風習・文化などの変化に適応し続けている.そしてもちろん,トキソプラズマ症やクリプトスポリジウム症,回虫症などの「人獣共通寄生虫症」も,社会との関わりの中で近年重要視されている寄生虫感染症である.
一方,海外に目を向けると寄生虫症は今でも重要な疾病のひとつであり,2014年の研究報告によれば,全人類のうち34億人以上が寄生虫疾患に罹患していると推測されている(2014年時点での世界人口は約73億4000万人であり,単純計算で人類の約46% がなんらかの寄生虫症に悩まされていることになる).それらの疾患を引き起こす寄生虫や媒介動物は,虎視眈々と日本への侵入を目論んでいる.これらの疾患(いわゆる輸入感染症)には,海外でマラリアに罹患し国内で診断されるケース(年間40~80例)や,アジア条虫やシャーガス病のように海外からの移民が持ち込んだと思われるケースがある.さらにアライグマ回虫などのように,海外から輸入した動物と一緒に持ち込まれるケースなど,その侵入ルートは多彩である.これらの輸入感染症は,今後国内への侵入・定着と患者数の増加が危惧される.
このように,社会情勢の変化に伴い適応を遂げてきた寄生虫症の現状認識をアップデートすることは本書の第一の柱であるが,本書では,ヒト,動物の寄生虫症以外にさらに2つの大きな柱を用意した.ひとつは医学や獣医学の範疇には当てはまらない,植物や昆虫などに寄生する,生物学領域の寄生生物とでもいうべき生物群,もうひとつは寄生生物のごく近くに重なり合うように存在する共生生物である.
前者は最近マスコミなどで紹介され,多くの「サイエンス好き」な人々の心を捉えてきた.一方,我が国にはこれらの寄生生物の専門家はほとんどおらず,今までこれらの生物群を科学的かつ体系的にまとめた日本語の書籍はないのではないかと思われる.本書では一部ではあるが,これらの生物群を紹介することで,多くの「サイエンス好き」の若者たちの知的好奇心に応えるよう努めた.第3の柱は共生生物である.いうまでもなく寄生現象は(広義の)共生の中に含まれる.(広義の)共生は(狭義の)共生と寄生に大別でき,(狭義の)共生は相利共生,片利共生,片害共生に分類できる.すなわち,(広義および狭義双方の)共生の理解なくして寄生現象を理解することはできない.生物学的にも,リン・マーギュリスの細胞内共生説の通り,すべての真核細胞はミトコンドリアや葉緑体といった複数の共生生物の融合体なのである.また,ヒトを含むほとんどすべての生き物には共生生物が共生しており(腸内微生物が一例),なおかつ寄生生物が寄生している(前述の通り,人類の約46%が寄生虫疾患に罹患していると推測されていることが一例).つまり,ほとんどすべての生物は単一の生物ではなく,実は「生物と,生物に(広義の)共生をしている生物,そして共生生物由来オルガネラとの複合体」であるといえる.生物学を理解するということは,「共生生物複合体」を理解するということに他ならず,共生現象を理解することなしに生物学は成り立たない.本書がこれら寄生生物とその周辺の生物学を理解するための一助となれば幸いである.
人体寄生虫学,獣医寄生虫学,環境寄生虫学はいずれも寄生虫関連の学問分野であり,それぞれの分野で数多くの専門書が刊行されている一方,分野横断的にまとめた書籍はほとんどない.そこで本書は,人体寄生虫学,獣医寄生虫学,環境寄生虫学を包括的に扱うことで,それぞれの分野の魅力を引き出すことを目指した.図や写真を積極的に掲載することで視覚的に理解しやすく,また,1つのキーワード・トピックスを見開き単位で解説しているため興味のあるところだけ拾い読みできる形式となっている.これまで寄生虫業界で語り継がれてきた社会的・文化的な話題も取り上げているため,トリビア好きな方は必読である.また,編集委員の脇画伯と常盤画伯によってデフォルメされた寄生虫たちが,新たな寄生虫学への旅をコーディネートしてくれるのも本書の魅力の1つだろう.寄生虫の病原性や防除の対象としてのネガティブな面だけでなく,生物としてのユニークさや人・社会との関わりを分野横断的に知ることで,新たな寄生虫学に興味を抱いてくれる人が一人でも増えることを願うばかりである.
2026年4月
編集者一同
目次
■第I部 総論
第1章 寄生虫とは
1–1 寄生とは [永宗喜三郎]
1–2 寄生虫とは [永宗喜三郎]
1–3 寄生虫学の歴史 [永宗喜三郎]
1–4 寄生虫の分類:原虫 [永宗喜三郎]
1–5 寄生虫の分類:吸虫,条虫 [永宗喜三郎]
1–6 寄生虫の分類:線虫 [永宗喜三郎]
1–7 寄生虫の分類:鉤頭虫 [永宗喜三郎]
1–8 寄生虫の分類:節足動物 [永宗喜三郎]
1–9 寄生虫のかたち・外見・サイズ [脇 司]
1–10 寄生虫の色・手触り・質感 [脇 司]
1–11 寄生虫と温度・湿度・光・日周性 [脇 司・新倉 保・常盤俊大]
1–12 寄生虫の薬剤耐性 [彦坂健児]
1–13 寄生虫のみつけかた [脇 司]
1–14 寄生虫の性 [脇 司・常盤俊大]
1–15 寄生虫の年齢 [新倉 保]
1–16 寄生虫の数 [常盤俊大・新倉 保]
1–17 寄生虫の病原性 [新倉 保・彦坂健児]
1–18 寄生虫症の感染者数,死亡者数 [永宗喜三郎・森嶋康之]
第2章 寄生虫と宿主
2–1 寄生虫と宿主 [永宗喜三郎]
2–2 植物および菌類の寄生虫~線虫~ [澤畠拓夫]
column1 植物を食べる虫は植物の寄生虫か? [澤畠拓夫]
2–3 昆虫の寄生虫 [山本航平・脇 司]
2–4 魚・海の生物の寄生虫 [脇 司]
2–5 鳥の寄生虫 [常盤俊大]
2–6 哺乳類の寄生虫 [常盤俊大]
2–7 家畜・ペットの寄生虫 [常盤俊大]
2–8 ヒトの寄生虫 [常盤俊大]
2–9 高次寄生 [永宗喜三郎]
2–10 宿主特異性と共進化 [永宗喜三郎]
2–11 臓器特異性 [彦坂健児]
2–12 感染経路 [彦坂健児]
第3章 寄生虫と地理
3–1 世界的な分布・地域的な多様性 [永宗喜三郎]
3–2 日本の寄生虫 [森嶋康之]
3–3 アメリカ大陸の寄生虫 [加藤大智]
3–4 欧州の寄生虫 [松原立真]
3–5 アジアの寄生虫 [サトウ 恵・川合 覚]
3–6 中東の寄生虫 [三條場千寿]
3–7 アフリカの寄生虫 [遠海重裕]
3–8 海外での寄生虫の受容のされ方 [牧 純]
第4章 寄生虫と社会
4–1 日本の寄生虫症対策の歴史 [彦坂健児・新倉 保]
4–2 過去の文学に見る寄生虫 [野呂瀬一美]
4–3 過去の芸術に見る寄生虫 [野呂瀬一美]
4–4 文化・習慣と寄生虫 [野呂瀬一美]
4–5 寄生虫の防除 [彦坂健児]
4–6 衛生仮説 [松崎素道]
4–7 家庭・学校・職場での寄生虫対策 [中野由美子]
4–8 旅行中の寄生虫対策 [中野由美子]
4–9 災害時の寄生虫対策 [中野由美子]
4–10 食材から見つかる寄生虫 [脇 司・常盤俊大]
第5章 寄生虫の寄生戦略
5–1 寄生という生き方 [永宗喜三郎]
5–2 寄生虫の感染経路 [永宗喜三郎]
5–3 寄生虫の病原性 [永宗喜三郎]
5–4 表現型可塑性 [永宗喜三郎]
5–5 生活環の進化 [永宗喜三郎]
第6章 免疫と寄生戦略の分子機構
6–1 マラリア原虫の宿主細胞侵入機構 [矢幡一英]
6–2 抗原変異 [中西雅之]
6–3 寄生胞膜 [髙島康弘]
6–4 メタサイクロジェネシス [菅沼啓輔]
6–5 寄生虫の嫌気的エネルギー代謝 [稲岡健ダニエル]
6–6 寄生虫膜表面(分泌)タンパク質(エクソソーム) [熊谷 貴]
6–7 トキソプラズマによる宿主操作 [西川義文]
6–8 寄生虫ゲノム解析 [菊地泰生]
6–9 寄生性原生生物に見られる細胞構造 [永宗喜三郎]
6–10 ワクチン [今井 孝]
6–11 治療薬 [永宗喜三郎]
第7章 寄生虫の進化生態学
7–1 適応進化と生活史形質 [入谷亮介・川西亮太・片平浩孝]
7–2 宿主利用戦略 [入谷亮介・川西亮太・片平浩孝]
7–3 個体群動態と基本再生産数 [入谷亮介・川西亮太・片平浩孝]
7–4 競争と密度依存性 [入谷亮介・川西亮太・片平浩孝]
7–5 寄生虫のニッチ [入谷亮介・川西亮太・片平浩孝]
7–6 病原性の進化 [永宗喜三郎]
7–7 寄生虫の遺伝 [永宗喜三郎]
7–8 個体群の遺伝的構造 [脇 司]
7–9 環境変化と寄生虫 [脇 司]
第8章 寄生虫の新たな可能性
8–1 生物資源としての寄生虫 [永宗喜三郎]
8–2 国際貢献の歴史と将来への展望 [永宗喜三郎]
■第II部 各論
第9章 原 虫
9–1 赤痢アメーバ,その他のアメーバ類 [牧内貴志]
9–2 フォーラーネグレリア [牧内貴志]
column2 「原虫」について [松崎素道]
9–3 ジアルジア [泉山信司]
9–4 トリコモナス類 [常盤俊大・新倉 保]
9–5 アフリカトリパノソーマ [鬼塚陽子]
9–6 クルーズトリパノソーマ [鬼塚陽子]
9–7 リーシュマニア [後藤康之]
9–8 トキソプラズマ [永宗喜三郎]
9–9 肉胞子虫 [松尾加代子]
9–10 その他のコクシジウム [松林 誠]
9–11 クリプトスポリジウム [小山ゆかり]
9–12 マラリア原虫 [新倉 保]
9–13 バベシア・タイレリア [麻田正仁]
9–14 ヘモプロテウス・ロイコチトゾーン [佐藤雪太]
9–15 へパトゾーン [常盤俊大]
9–16 バランチジウム・バクストネラ [常盤俊大]
9–17 プロトテカ [加納 塁]
9–18 ブラストシスチス [所 正治]
9–19 クドア [白樫 正]
9–20 微胞子虫 [柳田哲矢]
9–21 ニューモシスチス [阿部雅広]
第10章 条 虫
10–1 裂頭条虫 [新倉 保]
10–2 マンソン裂頭条虫,マンソン孤虫 [菊地泰生]
10–3 芽殖孤虫 [菊地泰生]
10–4 メソセストイデス [林 慶]
10–5 テニア [柳田哲矢]
10–6 エキノコックス [入江隆夫]
10–7 猫条虫 [森嶋康之]
10–8 小形条虫・縮小条虫 [柳田哲矢]
10–9 瓜実条虫 [柳田哲矢]
10–10 葉状条虫・大条虫 [井上 健]
10–11 ベネデン条虫・拡張条虫 [井上 健]
10–12 ニベリン条虫 [新倉 保]
第11章 吸 虫
11–1 肺吸虫 [杉山 広]
11–2 肝吸虫 [杉山 広]
11–3 メタゴニムス属吸虫 [佐々木瑞希]
11–4 異形吸虫 [関 まどか]
11–5 肝蛭,巨大肝蛭・棘口吸虫 [関 まどか]
11–6 壺形吸虫 [関 まどか]
11–7 槍形吸虫・膵蛭 [林 慶]
11–8 住血吸虫 [熊谷 貴]
第12章 線 虫
12–1 アニサキス [坂西梓里]
12–2 旋尾線虫(クラシカウダ) [熊谷 貴]
12–3 回虫 [常盤俊大]
12–4 鞭虫 [常盤俊大・新倉 保・彦坂健児]
12–5 鉤虫 [常盤俊大・新倉 保・彦坂健児]
12–6 毛様線虫 [井上 健]
12–7 糞線虫 [菊地泰生]
12–8 旋毛虫 [前川洋一・呉 志良・Khueangchiangkhwang Sukhonthip]
12–9 顎口虫 [彦坂健児・常盤俊大]
12–10 毛細線虫類 [常盤俊大]
12–11 住血線虫 [當眞 弘]
12–12 蟯虫 [新倉 保]
12–13 糸状虫 [福本晋也・彦坂健児]
12–14 肺虫 [井上 健]
12–15 メジナ虫 [藤田由布・彦坂健児]
12–16 眼虫 [常盤俊大]
12–17 胃虫・食道虫 [常盤俊大]
12–18 腎虫 [常盤俊大]
第13章 節足動物
13–1 外部寄生性節足動物:総論 [葛西真治]
13–2 外部寄生性節足動物:シラミ [葛西真治]
13–3 外部寄生性節足動物:トコジラミ [駒形 修]
13–4 外部寄生性節足動物:ノミ [八田岳士]
13–5 外部寄生性節足動物:ダニ [八田岳士]
13–6 外部寄生性節足動物:ハエ [駒形 修]
13–7 外部寄生性節足動物:カ,アブ,ブユ [葛西真治]
13–8 アレルギーを起こす節足動物 [谷口裕子]
13–9 感染症を媒介する節足動物:総論 [三條場千寿]
13–10 感染症を媒介する節足動物:ウイルス感染症を媒介するもの [三條場千寿]
13–11 感染症を媒介する節足動物:細菌感染症を媒介するもの [三條場千寿]
13–12 感染症を媒介する節足動物:寄生虫感染症を媒介するもの [三條場千寿]
第14章 その他の寄生生物
14–1 寄生植物 [吉田聡子]
14–2 トキソプラズマ [永宗喜三郎]
14–3 ロイコクロリディウム属吸虫 [佐々木瑞希]
14–4 ウドンムシ [佐々木瑞希]
14–5 ナメクジカンセンチュウ [脇 司]
14–6 ウナギの寄生虫 [片平浩孝]
14–7 ハリガネムシ [佐藤拓哉]
14–8 鉤頭虫 [佐々木瑞希・脇 司]
14–9 フクロムシ [吉田隆太]
14–10 寄生性フジツボ類 [頼末武史]
14–11 寄生バエ・寄生バチ [望月 昂]
14–12 ウオノエ [川西亮太]
14–13 ウモウダニ [脇 司・島野智之]
14–14 カタツムリダニ [脇 司]
14–15 寄生性カイアシ類 [上野大輔]
14–16 寄生性二枚貝類 [柿野 亘]
14–17 寄生性巻貝類 [髙野剛史]
14–18 ヤツメウナギ [山崎裕治]
14–19 外来種となった寄生虫 [脇 司]
14–20 菌従属栄養植物 [吉田聡子・富永貴哉]
第15章 共生生物
15–1 ミトコンドリアの起源となった共生 [神川龍馬]
15–2 嫌気性繊毛虫+メタン菌 [新里尚也]
15–3 原生生物に感染するαプロテオバクテリア [矢吹彬憲]
15–4 葉緑体を生み出す共生 [神川龍馬]
15–5 ミドリゾウリムシ [児玉有紀]
15–6 グリーンヒドラ [濱田麻友子]
15–7 ナイカイムチョウウズムシ [彦坂 暁・彦坂智恵]
15–8 草食動物消化管内細菌群+原生生物 [佐藤元映]
15–9 ヒト腸内細菌叢 [福田真嗣]
15–10 褐虫藻 [山下 洋]
15–11 シロアリ腸内共生微生物 [本郷裕一]
■第III部 病害・診断・検査など
第16章 寄生虫症の概要
16–1 寄生虫症の概要 [彦坂健児・新倉 保]
第17章 腹痛・下痢,血便
リスト [新倉 保・彦坂健児・常盤俊大]
17–1 赤痢アメーバ症(アメーバ赤痢) [牧内貴志]
17–2 ジアルジア症 [泉山信司]
17–3 クリプトスポリジウム症 [松林 誠]
17–4 横川吸虫症,異形吸虫症,棘口吸虫症 [中村(内山)ふくみ]
17–5 アニサキス症と旋尾線虫症 [中村(内山)ふくみ]
17–6 土壌伝播線虫症 [新倉 保・彦坂健児]
第18章 お尻から異物・お尻がかゆい,口から異物
リスト [新倉 保・彦坂健児・常盤俊大]
18–1 日本海裂頭条虫症 [新倉 保]
18–2 有鉤条虫症,無鉤条虫症,アジア条虫症 [柳田哲矢]
18–3 蟯虫症 [新倉 保]
第19章 皮膚に異変
リスト [新倉 保・彦坂健児・常盤俊大]
19–1 リーシュマニア症 [加藤大智]
19–2 シャーガス病 [鬼塚陽子]
19–3 マンソン孤虫症 [菊地泰生]
19–4 芽殖孤虫症 [菊地泰生]
19–5 顎口虫症・動物由来の鉤虫症 [常盤俊大・彦坂健児・新倉 保]
第20章 発熱・頭痛,筋肉痛
リスト [新倉 保・彦坂健児・常盤俊大]
20–1 マラリア [新倉 保]
20–2 トキソプラズマ症 [永宗喜三郎]
20–3 原発性アメーバ性髄膜脳炎 [彦坂健児]
20–4 肉胞子虫症 [新倉 保]
20–5 広東住血線虫症 [當眞 弘]
20–6 旋毛虫症 [前川洋一・呉 志良・Khueangchiangkhwang Sukhonthip]
第21章 息苦しい・咳,肝臓に異変
リスト [新倉 保・彦坂健児・常盤俊大]
21–1 肺吸虫症 [中村(内山)ふくみ]
21–2 エキノコックス症 [遠海重裕]
21–3 肝蛭症,巨大肝蛭症 [関 まどか]
21–4 肝吸虫症 [中村(内山)ふくみ]
21–5 住血吸虫症 [熊谷 貴]
第22章 眼痛・視力障害,排尿痛・血尿,心肥大や心筋炎
リスト [新倉 保・彦坂健児・常盤俊大・野呂瀬一美]
22–1 アメーバ性角膜炎 [牧内貴志]
22–2 眼虫症 [常盤俊大]
22–3 トキソカラ症 [新倉 保]
22–4 腟トリコモナス症 [新倉 保]
第23章 撲滅できそうな顧みられない寄生虫症
リスト [新倉 保・彦坂健児・常盤俊大]
23–1 アフリカ睡眠病,ナガナ [永宗喜三郎]
column3 メジナ虫症:撲滅寸前! 世界であと14症例 [藤田由布]
23–2 リンパ系フィラリア症 [彦坂健児]
23–3 ヒトオンコセルカ症 [彦坂健児]
第24章 寄生虫症の検査と診断
24–1 寄生虫症の検査・診断の概要 [新倉 保]
24–2 生鮮標本 [福富裕之]
24–3 集シスト法・ヨード染色・集卵法・ショ糖遠心沈殿浮遊法 [福富裕之]
24–4 ギムザ染色 [新倉 保]
24–5 特殊染色(抗酸染色)・自家蛍光の検出 [福富裕之]
24–6 虫体の鑑別(サナダムシ,蟯虫など) [新倉 保]
24–7 寄生虫に間違われやすいもの [福富裕之]
24–8 組織からの摘出(組織片含む) [中村(内山)ふくみ]
24–9 免疫学的検査(免疫血清検査と抗原検査) [彦坂健児・新倉 保]
24–10 カルミン染色 [森嶋康之]
第25章 法律で規定される寄生虫症
25–1 感染症法:4類・5類 [永宗喜三郎]
25–2 感染症法特定病原体とバイオセーフティレベル [永宗喜三郎]
25–3 食品衛生法 [永宗喜三郎・常盤俊大]
25–4 家畜伝染病予防法 [常盤俊大]
25–5 その他の法律 [永宗喜三郎・常盤俊大]
■付録
A–1 寄生虫分類表 [永宗喜三郎]
A–2 寄生虫学年表 [倉持利明]
A–3 世界を旅する寄生虫 [脇 司]
A–4 人体の臓器特異性マップ [脇 司]
A–5 寄生虫のサイズスケール [脇 司]
A–6 寄生虫ランキング [編集委員会]
A–7 国内の博物館・研究機関・学会 [編集者一同]
A–8 切手 [常盤俊大]
事項索引
生物名索引
学名索引

執筆者紹介
(2026年4月1日現在)
■編集代表
永宗喜三郎 国立健康危機管理研究機構
新倉 保 麻布大学
■編集者
神川龍馬 京都大学
常盤俊大 日本獣医生命科学大学
彦坂健児 千葉大学
松崎素道 東海大学
脇 司 東邦大学
■執筆者(五十音順)
麻田正仁 帯広畜産大学
阿部雅広 国立健康危機管理研究機構
泉山信司 国立健康危機管理研究機構
稲岡健ダニエル 長崎大学
井上 健 京都大学
今井 孝 国立健康危機管理研究機構
入江隆夫 宮崎大学
入谷亮介 理化学研究所
呉 志良 岐阜大学
上野大輔 鹿児島大学
遠海重裕 帝京大学
鬼塚陽子 群馬大学
柿野 亘 北里大学
葛西真治 国立健康危機管理研究機構
片平浩孝 麻布大学
加藤大智 自治医科大学
加納 塁 帝京大学
神川龍馬 京都大学
川合 覚 東京大学
川西亮太 北海道教育大学
菊地泰生 東京大学
Khueangchiangkhwang Sukhonthip 岐阜大学
熊谷 貴 日本文理大学
倉持利明 目黒寄生虫館
児玉有紀 島根大学
後藤康之 東京大学
駒形 修 国立健康危機管理研究機構
小山ゆかり 千葉大学/動物病院しらたま
佐々木瑞希 帯広畜産大学
佐藤拓哉 京都大学
サトウ恵 新潟大学
佐藤雪太 岩手大学
佐藤元映 宇都宮大学
澤畠拓夫 近畿大学
三條場千寿 東京大学
島野智之 法政大学
白樫 正 近畿大学
新里尚也 琉球大学
菅沼啓輔 帯広畜産大学
杉山 広 国立健康危機管理研究機構
関まどか 岩手大学
高島康弘 岐阜大学
髙野剛史 目黒寄生虫館
谷口裕子 九段坂病院
當眞 弘 琉球大学
常盤俊大 日本獣医生命科学大学
所 正治 金沢大学
富永貴哉 奈良先端科学技術大学院大学
中西雅之 松山大学
中野由美子 国立健康危機管理研究機構
永宗喜三郎 国立健康危機管理研究機構
中村(内山)ふくみ 東京都立墨東病院
新倉 保 麻布大学
西川義文 帯広畜産大学
野呂瀬一美 信州大学
八田岳士 北里大学
濱田麻友子 岡山大学
林 慶 岡山理科大学
坂西梓里 麻布大学
彦坂 暁 広島大学
彦坂健児 千葉大学
彦坂智恵 広島大学
福田真嗣 慶應義塾大学
福富裕之 (株)昭和メディカルサイエンス
福本晋也 帯広畜産大学
藤田由布 レディースクリニックサンタクルス心斎橋
本郷裕一 東京科学大学
前川洋一 岐阜大学
牧内貴志 東海大学
牧 純 千葉県立保健医療大学
松尾加代子 熊本県阿蘇家畜保健衛生所/岐阜大学
松崎素道 東海大学
松林 誠 大阪公立大学
松原立真 東京大学
望月 昂 東京大学
森嶋康之 国立健康危機管理研究機構
柳田哲矢 山口大学
矢幡一英 愛媛大学
矢吹彬憲 海洋研究開発機構
山崎裕治 富山大学
山下 洋 水産研究・教育機構
山本航平 栃木県立博物館
吉田聡子 奈良先端科学技術大学院大学
吉田隆太 お茶の水女子大学
頼末武史 兵庫県立大学
脇 司 東邦大学


































