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シリーズ朝倉〈言語の可能性〉 8 言語と社会・教育
内容紹介
近年のグローバル化の視点から,政治・経済・社会・文化活動に起因する諸現象を言語との関連で観察し研究された斬新な成果を解説。〔内容〕言語政策/異文化間教育/多文化間カウンセリング/異文化接触/第二言語習得/英語教育/他。
編集部から
目次
1.総論──言語と社会・教育の複眼的展望[西原鈴子]
複数言語の存在は社会をどう変えるか
社会・文化のあり方は,構成員である人々の言語にどのような影響を与えるのか
複数の言語への接触は人々の言語に何をもたらすのか
個々のケースに注目する潮流
言語教育観の推移と教師像の変容
2.多文化共生社会に対応した言語政策構築の展望──移民社会の到来を視野に入れながら[野山広]
はじめに
言語政策の在り方について──日本語教育政策研究という観点から
「多文化共生社会」と地域社会
地域日本語教育・学習支援の充実に向けた政策・施策の展開
外国人政策の展開──日本語教育政策の転換年としての2007年
言語政策の展開──EUの動向とドイツの移民政策から
移民受け入れに向けた意識改革と国籍,永住資格取得条件──ドイツの事例から学ぶ
共生社会の構築に向けて──基盤となる人材の育成
コーディネータの役割を認識する過程
コーディネータの活用に向けて──連携から協働へ
総括──これからの政策構築と展開に向けて
おわりに──「つなぎ役」としての新たな組織作り
まとめ
3.留学生アドバイジングは日本語教育にいかに貢献できるか[横田雅弘]
はじめに──日本語教師にとって留学生アドバイジングとは
留学生アドバイジングとは何か
留学生アドバイジングは日本語教育にどのように貢献できるか
おわりに
4.多文化間カウンセリング──コミュニティ心理学の視点から[加賀美常美代]
はじめに──今,日本社会では,どのような現象が起こっているか
カウンセリングとは何か
多文化間カウンセリング(異文化間カウンセリング)とは何か
留学生の抱える問題はどのようなものか
危機と危機介入──留学生の危機はどのような現れ方をするか
個別カウンセリングの限界をどのように克服するか
コミュニティ心理学(臨床心理学的地域援助)と援助方法とは
コミュニティでの援助活動の理念とはどのようなものか
留学生のコミュニティ心理学的援助モデルとはどのようなものか
コミュニティ心理学的援助事例とはどのようなものか
多文化間カウンセリングとコミュニティ心理学的援助における言語の可能性
まとめ
5.異文化接触──接触場面と言語[サウクエン・ファン]
はじめに
接触場面とは何か
接触場面の成立条件
接触場面における言語の規範
接触場面における問題の処理
まとめ──接触場面による言語使用の広がり
6.第二言語習得研究と日本語教育とのインターフェイス[迫田久美子]
第二言語習得研究とは
過去30年の日本語の習得研究の流れ
日本語の習得研究は日本語指導に何を示唆するのか
日本語指導は第二言語習得研究にどのように貢献するのか
これからの第二言語習得研究の可能性と課題
おわりに
まとめ
7.「仕事で使える英語」とはなにか──東京女子大学の取り組みを通して[溝越彰・大塚貞子]
はじめに
「仕事で使える英語」を目指す取り組み
東京女子大学での教育プログラムの概要
社会性と自律的学習力を養う英語教育
e-Learningの活用
学習ストラテジーの利用
おわりに──英語教師の役割
まとめ
付記
8.教師研究──教師の成長を支援する研修デザイン[横溝紳一郎]
教師の成長とは
教師研修とは
校内研修のあるべき姿とは
校内研修をデザインするための,教師同士の関係性
校内研修のデザインへ向けて
校内研修の具体的デザイン例
校内研修の発展に向けて
9.バイリンガリズム──モノリンガル的視点からの脱却[山本雅代]
バイリンガリズムとは
異言語間家族とはどのような家族か
言語を選択するとはいかなることか
言語選択によって何がもたらされるか
国際結婚家族は言語移行の最前線か
バイリンガリズム研究にはどのような可能性が潜んでいるか
まとめ
10.子どもの日本語教育[石井恵理子]
子どもの日本語教育の特性は何か
複数の言語環境下で育つ子どもの言語能力をどうとらえるか
学ぶ力を育むための日本語教育とは
11.言語能力──言語能力測定・評価[伊東祐郎]
日本語が上手とは
日本語力とは
言語能力観とその変遷
運用能力としての言語能力
言語能力観はテスト開発に寄与するのか
テスティングの史的変遷
概念・機能シラバスとコミュニケーション能力
言語能力記述文とは
スタンダード開発の動きと言語能力観
日本での動向
これからの言語能力測定・評価に向けて
まとめ
12.言語と社会・教育の可能性──言語選択に関連する課題[西原鈴子]
複数言語共同体の維持と運営
日本の言語社会的状況
「公用語」が選択される過程
日本の将来における言語選択と社会統合に関する言語・言語教育研究者の役割
索引

執筆者紹介
【監修】
中島 平三(前東京都立大学)
【編集】
西原 鈴子































