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シリーズ朝倉〈言語の可能性〉 9 言語と哲学・心理学
内容紹介
言語研究の基本的問題を検討しながら,言語獲得,言語運用と,これらを可能とする認知・心的メカニズムを,多角的アプローチから解説。〔内容〕総論/言語学から見た哲学/哲学から見た言語/一般科学理論と言語研究/言語の心理学的課題/他
編集部から
目次
1.総論[遊佐典昭]
20世紀の言語学・哲学
デカルト派言語学と生得性
最後に
2.言語学から見た哲学[西山佑司]
はじめに
文法は知識といかにかかわるか?
言葉の意味は世界の事態といかに関わるのだろうか?
3.哲学からみた言語[飯田隆]
はじめに──言語の存在論と認識論
言語表現のタイプとトークン
言語的タイプの存在論
タイプ的存在者の諸相
タイプとトークンの認識論
言語の同一性
4.一般科学理論と言語研究[大石正幸]
はじめに
生成文法のめざすところ
問題の同定と仮説の構築
理論的解明
方法論的自然主義
結語にかえて
5.ことばの意味を「習得」するとは何を意味するのか──認知心理学からの言語発達理論への貢献[今井むつみ・佐治伸郎]
子どもの発話観察記録からの語彙発達理論
子どもはどのような語を学習しやすいのか:名詞─動詞論争
発話記録や語彙インベントリーデータの限界
「単語の意味を学習した」とはどういうことか
知っている動詞の数が多ければ動詞優位といえるのか
中国語におけるcarry領域の動詞の学習パターン
まとめと結論
6.言語獲得論──用法基盤・構文理論的アプローチ[藤井聖子]
はじめに
発達観と言語理論──言語獲得をどう捉えるか;言語知識をどう捉えるか
構文とは,言語知識を構文ネットワークとして捉えるとは
どのような観点で言語獲得を探求するか
共通注意と意図理解,文化的学習──言語獲得の源泉となる能力は何か
初期段階の項目別・語彙別の具体的構文の獲得──どのような構文から文法獲得が始まるか
抽象的・一般的構文の獲得へ──構文知識の一般化はどのように起こるか
語彙や構文の多義性・多機能性の習得
認知と言語との関係をどう捉えるか──言語使用・言語獲得によって構築される認知“thinking for speaking”
おわりに
7.母語獲得[杉崎鉱司]
母語獲得におけるプラトンの問題と普遍文法
母語獲得における普遍文法の関与
言語理論研究と母語獲得研究
8.第二言語獲得[遊佐典昭]
第二言語獲得研究とは
生成文法とSLA研究の接点
MPからみたSLA研究の方向性
インターフェイス
SLAと感受性期
SLAと言語処理
今後の展望
9.文の産出と理解[小泉政利]
ことばの認知脳科学
言葉は心を超えない?
言葉は心の窓?
今後の展望
10.心の理論と言語[松井智子]
「心の理論」とは何か
心の理解と言語の理解
まとめ
11.展望[遊佐典昭]
生物言語学的転回
言語獲得研究の新しい形
回帰性
21世紀の言語学
人間の心を意識した言語研究
索引

執筆者紹介
【監修】
中島 平三(前東京都立大学)
【編集】
遊佐 典昭(宮城学院女子大学)































